経営コンサルタントについて考える

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皆さんこんにちは、サービス創造学部清水です。
いよいよ新年度が始まりましたね。新たに入学された学生の皆さん、おめでとうございます。

さて、今日は経営コンサルタントのお話をしてみたいと思います。
つい最近、経歴詐称のコンサルタントの方がメディアを賑わしていたので、皆さんその存在を聞いたことがあるかもしれません。経営コンサルタントとはいったいなにをやる職業でしょうか?
企業には様々な問題がつき物です。スタートアップの段階から、軌道に乗るまで、多くの障害が待ち受けているものです。さらに、一度軌道に乗ったからといって、安心しているわけにもいきません。競合や取引先、はたまた移り気な顧客を相手に、長期間にわたって繁栄し続けるためには様々な試練が待ち受けているものです。してみると、コンサルタントは、個々の企業の属するステージや、取り巻く内部・外部環境を分析し、対応を図っていく、いわば医者のようなものでなければならないのでしょうか。・・・であれば、この職業には、経営や経済に関する知識もさることながら、十分な実務経験も必要になってきそうです。

時折、学生の皆さんから、「どうしたら経営コンサルタントになることが出来るでしょうか?」、「なにか資格が必要でしょうか?」という質問を受けることがあるのですが、残念ながら一概にはいえません・・・。というのも、実務的には、専門領域の違いを始めとして、顧客企業規模、業種などによって状況を異にすることが多いからです。でも、それでは心もとないという意見もあるでしょうから、私個人のケースで考えてみます。
私が独立するとしたら、学歴はさておき、それ以上に“実績(トラックレコード)”が重要視されてくることを意識します。カバレッジの範囲にもよりますが、①経営・事業戦略構築に対する評価及び実績(財務戦略、資金調達スキーム、上場実績、M&A実績、事業再生実績など)、②経験した事業規模及び形態(ハンズオンかハンズオフか)、③責任及び権限の範囲などなど・・・、クライアントとの委任契約に当たってドキュメントとして作成し、詳細にインタビューされることになります。シニアになればなるほど、あるいはクライアントが大規模になればなるほど、この“案件実績”が意味を持つようになることを肝に銘じておいて下さい。・・・では、資格が不要かといえば、そんなことはありません。例えば、MBAや中小企業診断士は、それなりに“とっかかり”に使えるでしょうし、ないよりはいいのです。それを利用して、自分のキャリアという引き出しを増やせばいいのです。

新卒の皆さんだったら、先ずは自分の専門を決めて、任せられている実務に励むこと。ある程度キャリアを積んだミドル社員であれば、自身のキャリアを棚卸してみること。さらに、シニアともなれば、実績を付加していなければなりません。それが重要です。そして専門的な経験にある程度の自信を持つことが出来たならば、次のフェーズとして、それらを経営と結びつけて考えることが肝要です(例えば、マーケティング+経営、組織+経営、IT+経営、経理・財務+経営など)。なぜなら、経営コンサルタントは、ある分野の“専門職”だけではダメなのです。それを必ず経営というフレームに落とし込まねばなりません。“顧客から報酬を受け取るプロフェッショナルとしては、アウトプットには最も気を使わねばならないということです。”

最後に重要なキーワードを3つ。ヒアリング能力、問題解決能力、そしてアウトプット能力です(決して、魅惑の低音ボイスやイケメンを競うわけではありません!!)。そうです、問題解決能力を除けば、人間関係に関するスキルが非常に重要だということです。皆さんも、在学中はコミュニケーション能力を高めるよう頑張って下さい。

実学を研究、教育する千葉商科大学で、一緒に考えていきましょう。

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