平成のおわりに:サービス創造学部の永遠の課題とは

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今日で平成という時代がおわります。
この4月に迎えたサービス創造学部の新入生226名(学部11期生)は、平成最後の新入生となります。

私自身が大学に入学した31年前は、まだ昭和という時代でした。当時はそんな自覚もなく、最近になって気がついたのですが、私たちは昭和最後の新入生でした。
平成を迎えた頃、世の中はバブルの熱に浮かされていました。学生だった私たちは、大人たちが手にする贅沢なブランド品や高級車に憧れました。
しかし社会に出てみると、すでにバブルは崩壊していました。そこで目にしたものは、リストラ、大企業の倒産、数々の不祥事など、学生時代に思い描いていた世界とは、まったく異なる光景でした。高度成長期に育ち、経済成長が明るい未来をもたらすと信じる戦後昭和期世代の私たちにとって、それは耐え難いものでした。

もちろん、今思い返せば、人びとの幸福は経済的な豊かさだけで実現できるものではないことも、ましてやブランド品や高級車を手に入れることでないことも実感しています。一方、敗戦から立ち上がった戦後昭和期には、経済成長を何よりも優先せざるを得なかった事情があったことも、理解しておかなければならないでしょう。
ここで申し上げたいことは、物事には不易流行があるということ、つまり今は当たり前と思っていても、時代と共に変化するものがあるということです。令和の時代を迎え、人びとが信じる価値にもきっと変化がみられるでしょう。現在大学生や高校生の皆さんも、いずれ今思い描いている世界とは異なる現実に直面し、かつての私のように戸惑うことがあるかも知れません。

サービス創造学部は、今から10年前の平成21年に、何十年あるいは何百年も先の遠い未来を見据え、「サービスを通じて社会を豊かにする」という理念の下開設されました。しかし、私たちにとっての「豊かさ」の意味はきっとこれからも変化するでしょうし、したがって社会に求められるサービスもまた、変化していくと考えるべきでしょう。

「これからの社会を豊かにするサービスは何か?」「そうしたサービスをどうやって実現するか?」

これらは、サービス創造学部のすべての学生、卒業生、教職員が、これからも問い続けなければならない永遠の課題ではないでしょうか。

サービス創造学部
坂井 恵

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