★サービス創造大賞2014 審査結果!!

「サービス創造大賞2014」

≪応募要領≫

  • 課   題:
    【一般課題部門】「あったらいいな、こんなサービス」
    【企業課題部門】「あったらいいな、コンビニのこんなサービス」 
  • 募集期間 : 2014年7月1日(火)~2014年10月31日(金)
  • 応募資格 : どなたでも、何件でも応募可
≪賞≫
 【一般課題部門】: 大賞(1点)
 【企業課題部門】: 大賞(2点)  
 【両部門共通】: 優秀賞(5点)
           高校賞※(30点)
             ※高校を通じて50件以上の応募があった場合に各高校内で1名選定
 2014年度は、全国の高校生や本学在学生、一般の方から3,976件(一般課題部門2,290件、企業課題部門1,686件)のご応募をいただきました。 受賞アイデアは各分野において先進サービスを提供し、本学部の教育と密接に連携している「公式サポーター企業」及び本学審査委員会による厳選な審査の結果、決定しています。

■一般課題部門 大賞 1点

タイトル:「LIVEで安心」
 私が考えたサービスは、携帯電話やスマートフォンから110番通報したときに、その機器のカメラ機能が作動し、警察側に映像がLIVEでうつし出されるというものです。このサービスによって、事件・事故の状況を警察がすぐに把握することができるし、事件解決につながる証拠(犯人など)がうつる可能性もあります。そして、なによりも私が一番に考えたのは、不審者が出た際に被害者の安心感が大きくなるということです。不審者がその機能のことを知っていたら、うつってしまわないように逃げて被害が減ります。また、犯人がうつれば早い逮捕にも繋がるからです。私は、ぜひこの新しいサービスができてほしいです。
選考理由:
事件や事故に巻き込まれたとき、冷静に対処できる人がどのくらいいるでしょうか。自分の場所を伝える、何がおきたのか5W1Hで整理して語る、いつもなら難なくできるこうしたことも、気が動転している中でスムーズにこなせるかと聞かれれば、ほとんどの人が自信がないと答えるでしょう。受賞アイデアは、そんなとき、多くの人が所有する携帯電話やスマートフォンのカメラ機能を用いて、警察に映像で状況を知らせることができるというサービスです。先端的なIT機器を活かし、安全安心といった人間の根源的なニーズを解決する素晴らしいアイデアだと評価されました。高齢者の方々や、観光で訪れた日本語を話せない外国人の方々にとっても心強いサービスとなりそうで、大きな可能性を感じます。

 

■企業課題部門 大賞 2点 

タイトル:「売ってるかな?」
 以前、学校で使うコンパスが家になくてコンビニに買いに行ったら売っていなくて、何軒かのコンビニを回ったことがありました。それぞれのコンビニごとに取り扱っている商品が違うので、お店に行ってみないとわからないのは不便なので、パソコンやスマートフォンから取り扱いがあるかを調べられたら便利だと思います。特に旅行先や、急いでいる時は非常に助かるサービスだと思います。
選考理由:
コンビニエンスストアで手に入るモノは数あれど、近所の店舗が必ずその商品を扱っているとは限りません。欲しいモノが本当に品揃えされているのか、事前に調べることができれば、お客様にとって便利なだけでなく、ニーズを把握できるという意味では、店舗側にもメリットがあると考えられます。同様のアイデアが複数ありましたが、最も具体的な提案となっていました。

タイトル:「ホットスナック作り体験」
 コンビニで作られている商品を自分で作ってみたいと思い、また自分で作った商品ならより美味しく感じると思ったからです。 また、そのような体験からコンビニで働きたい人が増えればいいなと思い、このサービスを提案します。
選考理由:
ECの増加やデジタル化が進む中で、今後の店頭小売はいかに「楽しんで買ってもらうか」など買うまでのプロセス考えていく必要があります。また加工体験に留まらず「セルフ販売」の要素を多くすれば店舗のオペレーション負荷軽減につながる可能性があります。

■優秀賞 5点

タイトル:「逆電子レンジ」
~温めるだけのレンジはもう要らない。急速冷凍可能な便利グッズ!~
 普通の電子レンジは温めるか解凍しかすることができないが、逆に冷やすための電子レンジがあると夏場とかに飲み物など短時間でキンキンに冷やすことができると夏場にとても使えると思う。温度設定などで場合によってはアイスをさらにガチガチに凍らせたり、ものによって温度を調節できるととてもいいと思う。
タイトル:「電子アクセサリー」
~エンゲージリングもブレスレットも電子決済グッズに。あってよかったオシャレグッズが便利グッズに早変わり!~
 私があったらいいなと思うサービスは、電子カードなどの役割が身に付けている指輪やブレスレットにその機能が付いたら電子カードなどをいちいち出す必要もなくすぐにかざす事ができ便利だと思ったからです。
タイトル:「映画館二次会サービス」
~映画上映後の感想共有パーティの開催(より新たな出会いを提供するサービス創造)~
 映画館とはひとつの空間にひとつの映画を観るために来た様々な人がいます。映画を観終わったらそのまま映画館を出るというのが今まで当たり前だったとは思いますが、あえて映画終了後に同じ空間にいた人たちでパーティが開催されるサービスがあったら面白いと思います。映画を観て感じたことを同じ空間にいた色々な人と共有する。もちろん映画をきっかけに話を広げてみるのも面白いと思います。新しい出会いにもなるし、映画館周辺の飲食店と提携してパーティを定期的に開催することで、映画館と飲食店の活性化を目指します。無縁社会と言われる近年ですが、映画館という特殊な空間を使ってのサービスがあっても面白いのではないかと考えます。
タイトル:「コンビニ急便」~コンビニ間の配送を利用した荷物お届けサービス~
 コンビニ自身が宅配業に参入。ただし、通常の宅急便のようにお届け先が「自宅」ではなく、「コンビニ発・コンビニ預かり」。最寄りのコンビニからお届け先に近いコンビニまで。しかも、輸送車はコンビニチェーンを回っている納品車両。流れはコンビニ~配送センター(倉庫)~コンビニ。このコンビニ納品車両コンテナの”隙間”に定型の箱を用意して運送することで、運送コストを実質ほぼゼロに。極端に安い価格で配送できれば需要はあるのではないか。受け取り側のコンビニ店は受領時に専用POSを通すことにより自動的に受取人にメールがいくシステムを構築。
タイトル:「コンビニによる自転車シェアリングサービス」
~コンビニ発、自転車シェアリング!コンビニを拠点にエコサイクル活動発進~
 私は、コンビニで「自転車シェアリングサービス」を展開して欲しいと思います。好きな時に好きなコンビニで、自転車を借りたり返したりできるサービス。なぜなら、コンビニがこのサービスを展開する事で、旧来の「レンタサイクル」の課題(①自転車の保管・保守管理 ②料金徴収・保険の手当 ③貸出と返却の拠点ネットワークの確保等)が解決し、利用者の利便性向上は勿論、そのエリアでの回遊性向上・地域の活性化に繋がると考えられるからです。具体的には、会員登録制(コンビニのポイントカードを転用)にし、地域を決めそのエリア内の複数コンビニが提携協力する事で、大変便利な「自転車シェアリング」が実現すると思います。

 

高校賞 22点

タイトル:「雪でも点字ブロックがわかる白杖」
タイトル:「冷蔵庫に入ってるものがわかるシステム」
タイトル:「電気充電サービス」
タイトル:「抱きつき枕」
タイトル:「記念絵サービス」
タイトル:「消費期限チェック冷蔵庫」
タイトル:「災害時の非常食や医療機器の完備」
タイトル:「保存食」
タイトル:「携帯電話の一時的な機能停止機能」
タイトル:「コンビニで迷子支援サービス」
タイトル:「縮々ペットボトル」
タイトル:「傘ロック」
タイトル:「家具ハイチーズ(配置図)」
タイトル:「学校給食配達サービス」
タイトル:「コンビニカフェコラボ」
タイトル:「薬の自動販売機」
タイトル:「品物検索機」
タイトル:「コンビニ健康診断」
タイトル:「買い物の効率化」
タイトル:「郵便物の引き取りサービス」
タイトル:「指輪型の感知ブザー」
タイトル:「買い物サポートサービス」

 

■総評

サービス創造大賞審査委員会

 「サービス創造大賞2014」の一般課題部門、企業課題部門の大賞、準大賞、優秀賞、高校賞を慎重に審査させていただき決定しました。受賞された皆さん、おめでとうございます。また今回、応募いただきましたすべての方々に御礼申し上げます。
今回の「サービス創造大賞2014」では、一般課題部門「あったらいいな、こんなサービス」と、サービス創造学部の公式サポーター企業である株式会社サークルKサンクス、ミニストップ株式会社の協力を得て実現した企業課題部門「あったらいいな、コンビニのこんなサービス」、それぞれのアイデアを募集しました。その結果、全国から3,976件のご応募をいただきました。これは、昨年度の2,752件を大幅に超える数でした。このように年々、サービス創造に関心を持っていただける方が増えていることを、関係者一同うれしく思います。
応募いただいた方々には、例年通り、高校単位でのご応募をいただいた高校生、他大学・当大学の大学生、加えて、一般の方々も多数含まれていました。また、昨年との比較で、企業課題部門の応募数の伸びが一般課題部門の伸びより大きく、1,686件のご応募をいただきました。このことからも、多くの方々にとってコンビニエンスストアがいかに身近で、日々の便利さを提供してくれる重要な拠点として位置づけられているかがうかがい知れます。
応募いただいたアイデアは、人を思いやる心にあふれた素敵なサービスばかりでした。審査をさせていただいた学部担当者は、一つひとつ応募作品をワクワクする気持ちで読ませていただき、刺激的な時間を過ごさせていただきました。ご協力くださった「公式サポーター企業(現在54社)」の皆さまも、関心をもってお読みいただけたのではないかと推察します。
サービスは、快適さ、利便さ、感動、安心安全などを提供すること。サービスを創造することは、個人ばかりでなく、企業、社会を豊かにすることを意味します。応募いただきました皆様は、これからの日本や世界を豊かにする原動力です。私達も、サービス創造の研究や教育を通じて、よりクオリティの高いサービス創造を探求し続けます。
皆様が「サービス創造」溢れる生活と仕事を楽しまれるよう心より祈念しています。