シブヤ米の田植え体験

サービス創造学部1年の菊地玉恵です。

今話題の 農業ブーム。
その火付け役とも言える元ギャル社長 藤田志穂 さんが、今秋田県大潟村でシブヤ米を開発しています。
藤田さんは19歳の時にマーケティング会社を設立。ギャルの偏見を覆すことから始まり、エコやエイズ予防にも取り組む積極的で企画力のある女性です。
今は社長を引退し、本当に自分のやりたいことに取り組んでいます。
それが… 食
食料時給率が下がる唯一の先進国日本、農家の人手不足や食の安全などたくさんの問題がでる中、若者が楽しく農業ができたらと、自ら率先して取り組んでいます。
そして農業を行うに当たって忘れてはいけないのが イケてる農業 つまり写真のような花柄レインブーツやカラー軍手など、ファッション性のある農作業着が欠かせません。

お米を育てると言ったら種蒔き、耕し、田植え、草取り、収穫、出荷なんて作業がありますが、そんなプロジェクトの中で、一般応募で私は田植えツアーに参加できることになったのです。

5月23日(土)
11:50秋田駅に集合し、送迎バスにて大潟村に向かいました。

農作業ができる格好に着替え、田んぼへ向かいます。田んぼに到着すると、なんと藤田さんを始め、keiさんやルミリンゴさん、ひー坊にタモちんという人気モデル…  周りには事件が起きたかのような尋常でない数の取材陣が… 。
やはりモデルさん方の農業スタイルは私服にかわいいレインブーツ。 
ところが当日、秋田は激しい雨風に見舞われちょっとテンションが… となるところなんですが、藤田さんやモデルさんはそんなことでは少しもへし折れない すばらしいパワーをお持ちの方々でした!
初めての田植えはなかなか難しい 。まっすぐきれいに植えていけないのです。
雨で余計にぬかるんだ田んぼに足をとられ、転ぶ人か続出、 私はケータイを泥の中に突っ込みました。
出来上がった苗をちょっと土の中に挿すだけで立派なお米が出来て全国に出荷されるなんて…。

植物って自然って人間の勝てるところないんじゃないかと思うくらいすさまじい生命力を持っていますよね。
単純作業でしたがやり甲斐がありました 。
夜は藤田さんやモデルさんの誕生日パーティーも兼ねて宿泊先のホテルにてお食事会 。
藤田さんとお話することができて感激でした。
健康的な食べ物でなければ健康的な体型にはなれない お米を食べないなんてほんとの美しい姿にはなれない などのモデルならではのアツいお話、藤田さんの若者を引っ張っていく強い志など聞くことができました。 
短い間でしたが藤田さん方は取材のためお別れ。
とても内容の濃い1日でした。
人気もなく衰退していく職業というイメージがあった農業でしたが、こうして若い人が働き掛けて、しかも楽しく、農業に興味を持つきっかけづくりをしている藤田さんを見て、 尊敬 の一言でした。
秋田の農作物を売りにしたビジネスサービスもあるんじゃないかと妄想した時でした。
2日目は大潟村干拓博物館と道の駅の産直センターを見学しました。
申し遅れましたがこの大潟村はかつて日本第2の大きさを持つ湖だったところを埋め立て、農地拡大のために作られた日本最大級の農地です。
1977年に干拓され、秋田県民以外にも全国からたくさんの人か移り住み、農家が集結してるという土地です。
今回藤田さんと連携している有限会社瑞穂代表取締役小林さんによると、後継者は戻ってくる離村率は1割という成功した農地であると話していました 。
昨年選挙にも出馬した小林さんは、たくさん新しい取り組みをして、大潟村を売り出したいと語っていました!
例えば3年前はコンビニのない大潟村に「元気なNOWSON」とかけて、LOWSONさんと連携した大潟村独自のコンビニを作ろうと計画し順調でしたが、村に反対されてしまったそうです。
小林さんはあきらめず、大潟村にコンビニを作ったら、村長から村民に村独自のサービスをしたいと話していました
大潟村でとれた農作物の売上の一部を蛍池事業への費用やチームマイナス6%などの環境事業へ還元する取り組みなど、楽しそうに語っていました。
それを聞いた私は将来この秋田をどんな風に元気にできるか妄想すると楽しくて止まらないのでした。 ←
11月の出荷時期には、渋谷109前で藤田さんを始め、小林さん方も宣伝・販売を行うそうです。

藤田さんや小林さんに共通していたのは 楽しく仕事をすること ということだと感じました。 

今回は将来の夢が膨らんだ楽しい田植えツアーでした。