千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。
昨日は1年生の研究入門で自己紹介をしてもらいましたが,これまで特別な入学審査は実施したことはないのに,サービス創造学部の構成員がここまで国際化しているとは知らず,新鮮な驚きを感じました。
先日のラーニングパス(進路に沿った履修相談)では,私の担当するクラスには中国からの留学生が3人いることは分かっていましたが,その他に,米国とブータンとに関係する人,ブラジルに関係する人も割り当てられたようです。同級生からは彼らに称賛の眼差しが注がれました。
こういう巡り合わせも偶然ではないのかなと思うのは,私の場合,現在の研究グループに入りたての1991年には,当時ソ連科学アカデミーの重鎮で,有名な場の理論の教科書を著されているD.V.Shirkov先生が来日された折に持参された,是非会いたい日本人の名簿の1位に母校の教授,2位に私の名前があった関係から,同年Shirkov先生の所属されるDubna (モスクワから120km北に位置する街)の研究所に2週間招待され,その間グルジアのトビリシ国立大学のセミナーでの招待講演を依頼されて,そちらに出向いている間にクーデーター騒ぎに巻き込まれたり,研究グループのかつてのリーダーがフランスから勲章をもらうくらいの関わり方で共同研究を行っていたために,日仏会館で開催されたフランス大使主催のパーティーに招待されたりというように,様々な経験をさせてもらっていることと無縁ではないような気がしてきました。
本年1月に上海立信会計学院の御一行を接待した折にはテレビ局の見学施設に皆様をご案内しましたが,先方の先生方は英語で気軽に話しかけてこられるので,10年前に僅かに学んだ中国語を少しずつ織り込みながらの英会話となりました。
昨年10月に上海に伺った折にも,今後の学部間の共同研究は英語で実施しましょうというご提案をいただきました。先日はこのブログ上で,学生に英語や中国語の学習を勧めましたが,先ずは我々教員が英語に磨きをかけるといったところから学部の国際化を進められれば,吉田学部長の仰る『世界一』に一歩近づけるのかなと思います。