日別アーカイブ: 2011年5月5日

柳内先生からのメール


学部長の吉田優治です。

サービス創造学部の教育は、マーケティング、マネジメント、経済学、財務会計、情報分野の専任教員16名(教授・准教授、専任講師)、特命教授3名、特命講師5名、「公式サポーター企業」46社、さらに一般教養科目を含めて各分野のスペシャリストである多くの客員講師が行なっています。

この4月に客員講師(「生命倫理」担当)に就任いただいた、東邦大学理学部・生物分子科学科・分子医学部門の准教授である柳内和幸先生からメールが届きました。私は、柳井先生がボストンのハーバード・メディカル・スクールで研究員をされていたときに現地で知り合いました。私が立ち上げた「ボストン日本人研究者交流会(BJF)」で何度か報告していただきました。当時、連日深夜まで研究室で実験を続ける若き研究者の姿に研究者魂を見た思いでした。帰国後、国立国際医療センター研究所・遺伝子治療開発研究室室長を経て東邦大学で教育研究に従事されています。先生の承諾を得ましたので以下に転載します。

「講義に出席する価値があると思えば、学生は出席してくれる」との考えから、出席を取らないのが私の方針です。このたび、貴学の学生をお教えさせていただくにあたり、もともと生物学に大きな興味を持たない学生に出席をとらない不安がありました。しかし、出席を取らずとも7~8割の出席があり、講義中に積極的に質問があり、講義後にも質問者で10名程度の列ができるくらいでとてもやりがいを感じています。特に興味を持ってくれた3名の学生から、「ぜひ、東邦大学の研究室を見学したい」とのことでしたので、本日は講義の後で3名の学生に東邦大学に来てもらうことになっています。癌細胞を顕微鏡で見たり、実際に自分の細胞からDNAを取る簡単な実験をしてもらうつもりでおります。

研究室を訪問させていただいた学生3名にとって忘れられない学習体験になったことでしょう。学部教職員は、学生の皆さんに繰り返し学ぶチャンスを提供します。このチャンスを掴み取ってください。

柳内先生のような教員ひとり一人が、サービス創造学部の教育を支えてくれています。教員たちも頑張っています。学生諸君も目的を持ってしっかり学んでください。今後も機会を捉えて、頑張る教員たちを紹介していけたらと思います。