学部長の吉田優治です。
3年生の中村篤人君から、先日、南三陸町を訪問した際に考えたことをまとめたメッセージが届きました。中村君の感じたことを一人でも多くの方々にお伝えできればと思い、彼の許可を得てここに転載します。
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先週の日・月曜に宮城県に行ってきました。
津波の被害にあった南三陸町で復興市という月に一回のイベントに行ったり、南三陸さんさん商店街というところで被害にあった方々の話を直接聞いてきました。当時の話、今まで知らなかったことや現状など驚くことばかりで衝撃を受けました。
被害にあったところは車が通れるようにはなっていたものの、まだまだがれきの山であったり車が山積みになっていたりとテレビや新聞を通して見る光景では伝わらない姿でした。
最近ではもう被災地の報道は見られなくなってしまいましたが、まだまだ復興には程遠い姿です。でも被害にあって嫌なことばかりではなく、人と人の繋がりを今まで以上に感じることができたり、たくさんの別れがあったがその分の出会いもあったと話してくれました。
自分が動いて何ができるか、正直何も出来ないと思います。話してくださった方もおっしゃっていましたが、復興に向けて寄付やボランティアには本当に感謝している。だから何をしてほしいわけではなく、このような現状の中で復興を目指して頑張っていたり、そういう人たちが同じ日本にいることを忘れないでほしいと。
現地に行って何を学んだのかは言葉に表すことは難しいですが、今の自分にとって必要な行動だったことは間違いありません。今こうして普通に生活して過ごしていることに感謝しなければならないし、だからこそ無駄にしてはいけないんです。何事も行動から。読んでくれた方に何か感じて頂けたら幸いです。