学部長の吉田優治です。
火曜日の熱血講座は、市川市在住の絵手紙・ちぎり絵・きり絵作家、外村節子さん。同窓生ではないけれど、いつも熱い思いで「心を伝える」仕事をしている姿を学生たちに学ばせたくて登壇いただきました。
外村さんとの出会いは、私が初代エクステンション委員長(現在の地域連携・ネットワークセンター)としてスタートさせた小学生対象のキッズ大学。二人のお子さんが「何でもやっちゃおうスクール」、「プロフェッショナルスクール」、「英会話スクール」、「キッズビジネススクール」、「テニススクール」、「フランス家庭料理スクール」などに参加。その後、地元ミニコミ誌の編集者を始めた外村さんから依頼をされて60回にわたり毎月エッセイを連載させていただきました。途中何回も、大学教職員の方々にも執筆いただきました。
その外村さんは、三遊亭圓窓師匠と組んで落語家本『みんな違って、金子みすず最後の日』(2010)できり絵を担当。日本料理の野崎洋光氏との料理本『毎日まいにち手間ひまかけて』でちぎり絵を担当。現在は、NHK文化センターや三越など数か所で絵手紙教室を主宰。さらに企業からの依頼で、ポスターや広報物に絵手紙の才能を発揮されています。
熱血講座では、絵手紙を通じて「心を伝えることの大切さ」を熱く語っていただきました。受講生たちの心に届いた忘れられない特別講義になりました。メールで頻繁にコミュニケーションする時代に、絵手紙で伝える心を学ばせていただきました。最後は、15名の学生が絵手紙に挑戦。「ありがとうございました」の絵手紙を作成しました。
外村さんから以下のような手紙が届きました。
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昨日は大変お世話になりまして、本当に本当にありがとうございました。
お話頂いてから、緊張の毎日でした。でも、この10年をゆっくり振り返る事ができ、初心を何度も思い返しました。昨日は興奮覚めやらぬ状態で家路につきました。学生さんの方々の表情を思い出す度、嬉しくて嬉しくて たまらなく、息子と二人で久しぶりに外で食事に出掛けたりしてクールダウン致しました。私もお話させて頂きながら、伝えたい言葉が溢れて心も声も本当に震えておりました。学生の皆さんたちの真剣に聴いて下さる表情に、胸打たれました。絵手紙道具は何処で購入出来ますか?と尋ねてくれた学生もおられました。それはもう感動的でした!これからも手紙を通じた気持ちの交流を、地道に続けていきたいと思います。 本当に本当にありがとうございました。兵庫県の両親にも報告しました。
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情報を伝えるだけでなく、「心を伝える」ことは、サービス創造の基本だと、改めて外村節子さんから学ばせていただきました。