学部長の吉田優治です。
8日(木)、米国大使館、MLB Japanが中心となり早稲田大学で開催されたス「ポーツマネジメントセミナー」に参加しました。テーマは、「プロスポーツの社会的責任について考える」。◆ニューヨークヤンキースのCurtis Granderson外野手(背番号14)、◆ダルビッシュ選手が在籍するテキサスレンジャーズCOO(最高執行責任者)のRick Geoge 氏、◆MBLJapan代表のJim Small氏などが登壇。
昨年41本塁打、今年43本塁打の実績を持つGranderson選手は、今年も含め3回もオールスターに選ばれた米国を代表する大リーガー。同僚のイチロー選手も絶賛する選手です。彼が素晴らしいのは、地域活動に貢献した選手に贈られるマービン・ミラー賞を受賞するほど、社会貢献に積極的なこと。地域活動以外にもオフシーズンには世界各地を回って野球の魅力を伝えています。昨日もスーツを着て登壇したGranderson選手の偉ぶることなく、にこやかにスピーチする姿に学びました。まさにNice Guyです。
そうした選手の社会貢献のためのプラットフォームを準備する球団、そして球界全体でそれを支える大リーグ機構。震災後の東北各地で野球教室や各種イベントを開催して被災地を元気にもしてくれました。写真は、基調講演後に行われたサービス創造学部・荒木重雄特命教授が司会をされたシンポジウム。左から荒木重雄教授、Granderson選手、テキサスレンジャーズCOOのRick George氏、MLB Japan代表のJim Small氏です。
奉仕や社会貢献に対する考え方、さらには宗教感の違いがあるものの、40年近く前から社会貢献に対する表彰制度があり、球団、大リーグ全体で社会貢献をする進める姿に米国プロスポーツ界の懐の深さを感じさせられました。
公式サポーター企業の多くも社会貢献を積極的に推進しています。そして多くの日本人もPTA活動、少年野球、町内会、消防団、職域団体、各種ボランティアなどを行っています。本業を通じて、そして本業以外でも社会的貢献する個人や企業がもっと増えれば、サービス創造の社会はより確かなものになると信じます。