吉田ゼミ、「サービス創造ビジネスモデル」を学ぶ。

学部長の吉田優治です。

サービス創造学部では1年次に必修科目「研究入門」を開講し、サービス創造学部で学ぶ基礎的方法を学生に教授します。2年次から4年次までは「ゼミ」と呼ばれる必修科目「研究2・3・4」で担当教員がじっくり時間をかけて学生を指導します。来年度のカリキュラム改定では、ゼミは選択科目となり学習意欲の高い学生により濃厚な学生指導を行うことになりました。

ゼミは学生が選んで自ら所属を決めます。私の学生時代の経験からすれば、ゼミは、指導教員を中心に問題意識をぶつけ合い、学び、遊んだ生涯忘れられない学習の場で、卒業後もゼミで学んだことが仕事や人生の有力な手掛かりとなっています。写真は大学プールで泳ぐ吉田ゼミ学生たち(2010年)です。

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現在、吉田ゼミの4年生14名(学部2期生)は、サービス創造を織り込んだビジネスモデルづくりについて学習を続けています。昨日のゼミでは、公式サポーター企業のひとつでイタリヤ料理TRATTORIAを展開する「クオルス株式会社(http://www.quals.jp/)」、そしてファッション・音楽・建築・デザイン・飲食・アートなどをコンテンツに遊び場を創造する空間創造総合企業「TRANSIT GENERAL OFFICE Inc.(http://www.transit-web.com/)」のビジネスモデルを比較検討しました。魅力的な企業のビジネスモデルを学ぶことは、学生に企業経営が創造的行為そのものであることを学ばせる絶好の機会です。

学生たちには来週のゼミまでに、北海道内で6つのホテルを運営する公式サポーター企業「第一寶亭留(http://www.jyozankei-daiichi.co.jp/)」のビジネスモデルをあらゆる情報から確認し、もし学生が経営者なら5年先の同社ビジネスモデルをどのように再構築するかを提案せよとの課題を出しました。課題は、facebookに開設した「吉田ゼミ2期生(非公開)」にゼミ前日夜までに投稿され、それらを参加者が互いに読み込みゼミに出席します。

吉田ゼミの2年生ゼミではサービス創造についての基本的学習を、そして3年生ゼミではビジネスモデルにどのようにサービス創造の視点を織り込むかについての学習を進めています。

ゼミでは教員も学生も試行錯誤しながら一緒に学び続けます。ゼミは、学部教育の原点です。