3年生「山田絢美」さんの上海派遣留学便り

この秋学期、国際交流プログラムの交換留学生として上海立信会計学院に派遣留学中の「3年生・山田絢美」さんから次のような便りが届きました。「サービス創造学部」からの派遣は、昨年派遣の4年生・須賀君、高梨さんに続いて3人目です。頑張れ、山田絢美さん!学部関係者全員が応援しています。

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私は今、中国にある、上海立信会計学院で 4か月間の留学生として中国語の勉強をしています。

 中国で生活を始めて、1か月が経ちました。 上海立信会計学院は大学城という 7つの大学が集まった地域に立地しています。 中国の大学は全寮制なので、大学の校門を出ても大学生だらけで、 キャンパスの中にお店や寮があるようで不思議な感覚でしたが 今はもう慣れて大学から寮までの徒歩10分間で生活の ほとんどが不自由しない便利さに感動しています。

立信

現地で語学を学んでみて、現在ぶち当たっている壁は、 「聞き取れない、伝わらない」ということです。 日本にも漢字があるのである程度読んで理解することはできます。 しかし、発音が難しく、お店へ買い物に行っても 「请给我这个。(これください)」しか言えず、 商品の名前を中国読みに変換して、発音することができません。 それでもめげずに辞書でピンインを調べつつ注文します。 「珍珠奶茶!(タピオカミルクティー)」 しかし出てきてのは金柑のさわやかなストレートティでした。 自分の中国語の発音のひどさを痛感した出来事でした。 こんなことが毎日あります。

また、買い物は注文だけではありません。 「有没有一块吗?(一元はありますか)」 「十四块五毛。(14元5角です)」 わかるはずの文でも授業と違ってボソッと話されると 聞き取ることができません。 その他にもいまだに聞き取れない質問がいっぱいあります。 いざ買い物のシーンになると頭真っ白で一個も漢字が出てきてくれません。 いままで学んできた中国語がいかに親切だったか思い知らされる出来事でした。 こんなことも毎日あります。

外を歩けば少し拾える程度の言葉があふれていて、 自分の思いも伝えられない状況ですが、 伝えられないことが恥ずかしい。ではなく、 なんで伝えられないんだ!悔しい!と思う毎日です。 日本語を学んでいる中国人学生や大学の助けもあって、 生活での不自由はなく、いろんなところに連れて行ってもらい、 楽しい留学生活を送っています。

しかしこのままでは駄目なんだ、と焦りを感じるようになりました。 当面の課題は発音と聞き取りです。 中国語での会話に混ざっていけるようになることが現在の目標です。 日本で勉強していただけでは気が付けなかったことをたくさん 発見しつつ、これからの留学生活も頑張りたいと思います。