ソーシャルイノベーション

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践1Bという科目で,ゲスト講師の方をお迎えする5回目の授業でした。お越しいただいたのは,株式会社富士通総研 第一コンサルティング本部 金融・地域事業部 マネジングコンサルタント 湯川 喬介 様 です。

 先ず,湯川様より,『社会課題をポジティブに捉え直して新たなサービスモデルの検討』という題名でプレゼンテーションをしていただきましたが,その核となるトピックはソーシャルイノベーションの実践例で,今まさに新しいサービスを生み出して世の中にリリースしようとしている直前の状況をぎりぎりの線まで紹介していただきました。

私たちが捉え直した社会課題

私たちが捉え直した社会課題

 元々企画段階では,サービス産業生産性協議会の会員企業の一つである富士通株式会社の方に『サービス生産性』をテーマとして対談をしていただきたいという打診をして,グループ企業の方を紹介していただいた経緯がありましたので,プレゼンテーションの中にもその点を加味していただきました。また,対談の中では,最近誤解されがちなサービス生産性に関して,業務効率化の先に新たな付加価値を生み出してこそ,サービスの生産性は向上していくというプロセスの詳細を解説していただきました。

私にとってのソーシャルイノベーションとは

私にとってのソーシャルイノベーションとは

 なお,プレゼンテーションの終わりの方で紹介されたスライドで,ソーシャルイノベーションの中核となるのはミドル層であるということが示唆に富んでいて,この点に関しても対談中に色々と質問を投げ掛けて解説していただきました。

 学生達の質問コーナーでは,新しいサービスを生み出すことに関心が集まっていました。今回は公式サポーター企業でなかった分,今までに接していない分野を垣間見ることが出来たのではないでしょうか。