月別アーカイブ: 2016年12月

年末雑感あれこれ


文字はやっぱり手書きのほうが心が伝う。
そう考えて、手書きで文字を連ねる方も多いのではないだろうか。かくいう私もその一人で、書類なども手書きで仕上げることがほとんどである。いや、正確には“仕上げていた”というべきか。残念ながら昨今のビジネス環境においては、手書きの書類など、むしろ無用の長物となってしまったのである。

使わなくなったモンブラン万年筆にインクをいれっぱなしにしたせいか、修理に出さねばならなくなってしまった。この万年筆、大学に入学した頃に求めたものであるから、淡い邂逅以来ゆうに30年近く使い続けていることになる。
幾度修理に出したことだろう・・・。うれしいことに、今度もきっちり元通りになって戻ってきたのであった。漆黒のボディは戦い終わった兵士のようにやつれ、ペン先は深遠なる哲学者のごとく思慮深げにくすんだローズゴールドだが、そのインクフローの流麗なるさまは、まさにファウンテンペン(泉の筆)そのものである。
あらためて考えてみると、一流ブランドというものには、多かれ少なかれなんらかのストーリィがあるのではないだろうか。先のモンブランもそうだが、高級宝飾時計メーカとしてのパテックフィリップ、バセロンコンスタンチン、オーデマピゲなども、実直ながらいかにも艷気溢れる出来映えを誇っている。ファッションでいえば、エルメスやダンヒルのアタッシュケース、ジョンロブやエドワードグリーンあたりのシューメーカー、そして数少ないフルオーダースーツやシャツを取り扱うメゾンなどなど、、、世に名品と呼ばれるものは、なんらかのストーリィが仄かな香気を添えているものである。

門外漢なりに、これら一流ブランドに共通した“なにか”を想像してみると、①相応の歴史があり(歴史を維持するだけでも大変なことである)、②一貫したデザイン性(時にそれは陳腐ともされるが、おかげでアイデンティティを保つのに成功している)、そして③アフターサービスがしっかりしている、などが思いつく。特に③のアフターサービスは重要で、製品をメンテナンスする高度な技術もさることながら、受付から製品受け渡しにいたるまでの顧客対応といったソフトな側面によるところが大きいといえそうだ。
例えば私の革靴にも、数回の革底交換を経ているものの、既に10年以上使い続けているものもあるし、スーツだってクリーニングからメンテナンスまでメゾンで一貫して管理してもらうことで、これまた長期間愛用し続けているものが多い。書棚で静かに時を刻むユリスナルダン製の懐中時計に至っては、製作からおよそ一世紀を生きながらえてきた逸品である。かく考えてみると、本物の一流ブランドというものは、饒舌で派手で奇をてらったものではなく、秘めやかであり、実力を理解し得る人だけに分かってもらえばそれでよし、といった威風堂々たる所作こそ相応しいのではないだろうか。

さて、長くなったが、いよいよ今年も幕が降りる。そぞろに、緞帳(どんちょう)が織りなす調べが聴こえてくるようだが、残りわずかな時間を有意義に過ごしたいものである・・・。
きたる2017年も、歴史ある千葉商科大学のブランドを傷つけないよう、信頼あり、アフターフォロー万全な教育を行いたいと思いますので、皆さんも、なにかあったら遠慮なく相談してください。

ではでは。

サービス創造学部 清水

【速報YELLOW PARTY 2016】こんなパーティーを実現できる学部になりました。


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

昨日(12月22日)、サービス創造学部の年末恒例「YELLOW PARTY 2016」が先月オープンしたThe University HUBの地下「CO-WORKS LAB」で開催されました。学部開設から続く、今回で8回目のパーティーです。詳しくは学部インハウスメディ「KICKY」やこのブログでも詳しい報告があると思われますが、手元にある写真で速報させていただきます。

学部オフィシャルプロジェクト「パーティープロジェクト」の学生メンバーの皆さん、夏の「HAWAIIAN PARTY」に続き、学部年末恒例「YELLOW PARTY 2016」の企画運営ありがとう。生き生きとした動き、心づかい、笑顔。プロジェクトの学生メンバーから学びました。参加した200名の学生、教職員と家族は、心からパーティーを楽しみました。

プロジェクト指導の松本准教授、Kevin Miller 専任講師、毎回の指導ありがとうございます。

大学チア「glitter’s」の皆さん、素敵なダンスをありがとう。MISAKI さんと立ち上げたglitter’sだから、ここまで成長した姿をまじかで見て感動しました。

参加いただいた学生、卒業生、教職員と家族、全員が「全てがすごく良かったね」と言って家路につきました。パーティーの企画運営も良かったし、参加者がみんな笑顔でした。学部開設して8年。こんなパーティーができる学部になったことを学部長として涙が出るほど嬉しく思いました。

世界一の学部パーティーでした。世界一のサービス創造学部にしよう。

*(上写真はTAKASHI MASANORI 撮影)

4年生の学生DJも大活躍。続く後輩DJもたくさんスタンバイOK状態です。

総合司会(左)はじめ40名を超えるパーティープロジェクトの学生メンバーが大活躍してくれました。

glitter’sのかっこいいダンス。いつもありがとう。新設の「DANCE & LIVE STUDIO」で思い切り練習してください。

プロジェクト学生たちが九十九里の海岸で流木を集めてきて、パーティーのためにこんなオブジェをHUB地下のROOM KOUSAKUで作りました。

*(上2枚の写真はKevin MIller 撮影)

 

 

 

「寝たい」を新しいサービスの創造につなげたい!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

経済産業省事業「産学連携サービス経営人材育成事業」に採用された「On-Campus Real BUsiness Learning」プロジェクトのひとつ「市場調査ユニット」に属する学生たち(1年生)が行ったアンケート調査の結果、なんと多くの学生たちに「寝たい」という欲求がかなり強いことが判明。

ならば「寝たい」を、若者市場におけるサービス創造につなげようということになり、学生たちは4月以降、公式サポーター企業やユニット担当の西根特命講師や仁平専任講師とディスカッションを続けてきました。

そして12月22日(木)午後、学生たちはみずから企画したイベント案を吉田ゼミ3年生たち(研究テーマ:サービス創造)と収益可能性、集客方法、サービス創造、睡眠についての理解などについてディスカッション。学生の発想や企画案を上級生が厳しく評価。サービス創造は簡単なことではありません。

学生たちは「寝たい」を手掛かりに新しいサービス創造に取り組み続けます。がんばれ!

 

 

今夜は8年続く学部年末恒例「YELLOW PARTY 2016」!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

学部開設の2009年12月に教職員が始めた「YELLOW PARTY」は、翌年2010年から学部オフィシャルプロジェクト「パーティープロジェクト」の学生たちが企画運営する学部年末恒例のパーティーに衣替えして続いてきました。松本准教授、Kevin Miller専任講師が指導してきました。学生にこんなパーティーが企画できるんだというレベルのパーティーです。

今年で8回目のパーティーです。学生、卒業生、教職員、企業関係者が集まりこの1年間を振り返り、新しい年に想いを馳せます。夏の「HAWAIIAN PARTY」とともに学部関係者にとって大切なイベントに成長しました。今年の「YELLOW PARTY 2016」は、今夜18:00から先月オープンしたThe University HUB 地下の「CO-WORKS LAB」で開かれます。今年はどんなパーティーになるのか楽しみです。大勢の学部関係者で賑わうことでしょう。たくさんの卒業生も集まります。こんな学部パーティーを開きたいなと学部開設前から考えていました。誰でも参加大歓迎。「パーティープロジェクト」の学生たちは合宿して準備をしています。学生たちはこのパーティー企画運営を通じてサービス創造を学びます。

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これまでの思い出の「YELLOW PARTY」です。昨年までの会場は本館7階でした。今年はThe University HUB 地下の「CO-WORKS LAB 」です。

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千葉ジェッツを取り巻く全ての人たちと共にハッピーになる


授業風景

授業風景


 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践2Bという科目の私の担当回としては,ゲスト講師の方をお迎えする第2回でした。お越しいただいたのは,株式会社ASPE 千葉ジェッツアンバサダー 佐藤 博紀 様 です。

 佐藤様には,自己紹介のスライド,千葉ジェッツのPV,試合の動画,学生に配布された『千葉ジェッツご案内 - 2016-2017 シーズン初版』のパンフレットをpdf化したものと,盛り沢山のコンテンツを用意していただき,大変興味深いお話しをしていただきました。

 内容は,アンバサダーとしてどの様な地域活動,社会貢献に携わられているか,パートナー企業とどのような関わり方をされているのか,また,千葉ジェッツのチーム状態や観客動員数の推移はどうなっているのかといったことを中心に解説していただきました。(学生達のレポートに関係するので,ここでは詳細の記述は差し控えております。)

 次いで,佐藤様と私との対談ですが,「価値共創」について質問に答えていただきました。クライアントからの提案を受け入れた企画の比率が高いということが,スポーツビジネスらしく,私には新鮮でした。

 授業の最終ステージは学生達からの質問コーナーでしたが,観客動員を増やした秘訣とか,Facebookの「いいね!」の数やTwitterのフォロワーの数が日本のバスケットボール界でNo.1になった秘訣とか,様々な質問が寄せられましたが,佐藤様には丁寧に答えていただき,学生達の理解はより深まったと思います。

学部情報の発信!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

サービス創造学部の情報発信チャネルは、★「学生、卒業生、保護者、教職員、公式サポーター企業関係者などによる口コミ」、★「大学HPにおける学部紹介ページ」、★「学部インハウスメディアKicky」、★「学部ブログ【サがつくブログ】」、★「各学部オフィシャルプロジェクトが開設のSNSページ」、★「学部関係者個人のSNSページ」など多様です。

8年前に創設された新しい学部を一人でも多くの方々に知ってほしいとの思いで多様な情報発信、意見発信をしてきました。

おかげさまで学内外の方々にサービス創造学部の想いと現状を知っていただく機会になったと思います。これからもサービス創造学部を一人でも多くの方々にご理解いただけるよう、戦略的に、しかし慎重に情報発信に取り組んでいきたいと思います。キーボード

「桐生南高校」受講生500名に「サービス創造熱血講座」!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

2年前からスタートした桐生南高校での「サービス創造熱血講座」。通算9回目の講座を担当したのは、我が国最大のシネコン数、スクリーン数で映画興行業界をリードする「イオンエンターテイメント」の小金沢コンテンツ・プロモーション部長です。

高崎出身の小金沢部長は桐生南高校の野球グランドで試合をした経験もあり。全校500名の高校生と教職員を前に映画興行を通してのサービス創造について熱くお話しいただきました。

イオンエンターテイメントは、この秋学期に大学で経済産業省採用事業のひとつ「映画興行ビジネス論」を学部と共同企画実施いただきました。朝日新聞や各種メディアに取り上げられ反響を呼んでいます。いつも小金沢さんありがとうございます。これからもいろいろやっちゃいましょう。

Kickyの記事はここをクリック:http://kickycuc.jp/others/topics057/

Kicky 小金沢さん

木曜日の社長さん3人!


「サービス創造学部」学部長、HUB & DINING Bureauプロデユーサーの吉田優治です。

サービス創造学部では年間100名弱のゲストスピーカーがサービス創造についてレクチャーしてくださっています。「学問から学ぶ」「活動から学ぶ」とともに「企業から学ぶ」機会です。年末の忙しい次期にもかかわらず今週木曜日には3名の社長にご来校いただきました。こうした方々に教えられ、ご支援いただきながらサービス創造人材の育成を続けています。

★公式サポーター企業「ALSOKビルサービス」の今井信社長です。警備を含めビル総合管理サービスについて100名を超える受講生にレクチャーいただきました。現在、同社には大学本館とThe University DININGの清掃も担当頂いています。経済産業省採用事業ではThe University DININGの清掃サービスについて学ぶ機会をいただいています。中央は同社で大活躍の小田ひとみさん(学部3期生)! 今井社長の下で12名の学部OB OGが頑張って仕事をしています。今井社長、これからも学部OBOGたちのご指導を宜しくお願いします。社長就任前はALSOK役員として首都圏での警備サービスの責任者(執行役員第一地区本部長)をされていました。強くて優しい今井社長です。

社長1今井社長

★公式サポーター企業「イオンエンターテイメント」の牧和夫社長です。同社と共同企画した特別講義「映画興行サービス論」第3回でレクチャーいただき、木曜日の講義最終回では「これからの映画興行におけるサービス創造」の学生プレゼンを評価総括いただきました。今回の映画興行についての特別講義は我が国初めての試みとして映画界でも注目されてました。朝日新聞やその他メディアで繰り返し報道されました。講義最後に放映した同社作成の3分間動画は、講義風景がまとめられ、最後に学生、講演者の名前がエンドロール形式で教室スクリーンに映し出されるというもの。受講生ばかりでなく同社関係者、大学関係者も感動しました。受講者の稲田さんは「映画に向き合う大人たちに毎回惚れました」とfacebookに投稿しました。はやくも牧社長とは来年度のプログラムについて協議を始めました。牧社長は社長就任前、イオングループの人事全般および経営研修の責任者をされていました。

社長2牧社長

★本館4階の学部長室前での記念写真です。左から学部長、浅本充さん(自由が丘ベイクショップ経営の株式会社ユニテ代表取締役社長、DININGベーカリー監修)、Transit General Office Inc.の林さん(DININGベーカーリーコーナー担当)、西尾教授です。木曜日は、新年にThe University DININGで販売するミルフィーユとフカッチャを浅本さんと林さんがDININGキッチンで試作。それらを学部長室で試食させていただきました。大学でこんなうまいベーカリーが食べれるなんて夢のようです。ご期待ください。浅本さんには、DININGのベーカリーやスープを監修していただいています。現場担当の林さんとの連携もバッチリです。DININGで美味しいベーカリーやスープを賞味いただけるのも浅本さんの貢献大です。この他にも経済産業省採用事業のひとつ「世界一のキャンパスアイスクリーム」づくりにも協力していただいています。NYのアイスクリーム起業家、Van Reween のBENさんを紹介いただき、10月にはスカイプを使ってNYと大学の教室を結び、BENさんにアイスクリーム企業やアメリカのアイスクリーム文化についてレクチャーしていただきました。新年には浅本さんがアイスクリームプロジェクトの学生たちにアイスクリームレクチャーを予定しています。学生たちにとっては食文化を学ばせていただいている兄貴です。7月にはDININGで浅本さんの写真展も開催させていただきました。

社長3浅本社長

 

「新しい」は、ワクワクする!!


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授業風景

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 昨日は,サービス創造実践2Bという科目の私の担当回としては,ゲスト講師の方をお迎えする初回でした。お越しいただいたのは,加賀電子株式会社 電子事業本部 ゼネラルマネージャー 松浦 耕二 様 です。

 松浦様には事業内容と職務内容とを簡単にご紹介いただいた後,『「新しい」は、ワクワクする!!』という題名で含蓄のあるお話しをしていただきました。

 内容は,昨年度のサービス創造実践1Bという科目でお越しいただいた際の『ひらめきを馬鹿にするな!』というお話しの続編に当たる,新しい発想を得るには「好奇心 → 観察 → 疑問 → 情報収集 → 仕組みを知る」といった連鎖の先に「ひらめき」がある,というお話しから始まり,それでは企業では実際にひらめきを形にするにはどのようなステップを踏まれているのか,また最近取り組まれている新しいことは何かを紹介していただきました。 (学生達のレポートに関係するので,ここでは詳細の記述は差し控えております。)

 次いで,松浦様と私との対談ですが,主に「新しい価値」について従来の提案型のものと最近の傾向としての共創型のものとの対比といった視点で質問に答えていただきました。

 授業の最終ステージは学生達からの質問コーナーでしたが,松浦様には丁寧に答えていただき,学生達も企業人の発想の一端に触れることが出来て楽しめたと思います。