国際税務を学ぶ

春休みもほそぼそ続ける財務経理サブゼミナール、、、担当の千葉商科大学サービス創造学部 清水です。

さて、先日のサブゼミナールでは、税理士の飯田先生をお招きし、国際税務について講義していただきました。税理士業務といえば、個人や法人の納税申告、代行記帳、税務調査立ち合い等・・・を行うスペシャリストであるという認識を持つ学生さんも多いでしょう。ですが、世界中でビジネスを展開するような多国籍企業においても、彼ら(彼女ら)のような国際税務専門の税理士が活躍しています。

飯田先生は、米国の大手IT企業である(TI)テキサスインストルメンツや(HP)ヒューレッドパッカード、そしてプライベートエクイティ等を経て、現在はフィンランドに本社(HQ)を置く多国籍企業ノキアの日本法人でタックスマネジャー(税務責任者)として活躍されておられます。
あまり知られていないのですが、国際的にビジネス展開するような巨大企業においては、税務部門は花形です。Treasury&Tax(財務&税務)として財務部門の重要な業務なんですね。・・・専門的過ぎて、財務を管理しなくてはならない私も、彼からよく教わってました 笑

これからの時代、資格をとってのんびりレガシー業務ばかりやっていては話になりません。ニッチで付加価値を出せるような分野を探しましょう。税理士を目指す学生の皆さんは、たとえば国際税務のエキスパートを目指してみるのも選択肢のひとつです。私自身は、最近、製造業の経営に携わらせて頂くことが多いのですが、経営の現場だって、まだまだバリューの出せるニッチな分野がありますよ~。一緒に研究していきましょう。

企業の皆さま、財務会計や金融に強い実業人を輩出し続けてきた千葉商科大学を、引き続き宜しくお願い致します。