★サービス創造大賞2011 審査結果!!

「サービス創造大賞2011」

★サがつくひらめき、10万円★

~ 応募要領 ~

    • 課   題   「あったらいいな、こんなサービス」
    • 募集期間   2011年7月1日(金)~2011年10月31日(月)
    • 応募資格   どなたでも応募できます

≪賞≫
■大 賞(1点)
■準大賞(2点)
■優秀賞(5点)
■高校賞(20点) 高校を通じて50件以上の応募があった場合に各高校内で1名選定


 

 2011年度は、全国の高校生や本学在学生、一般の方から1,256件のご応募をいただきました。
受賞アイデアは各分野において先進サービスを提供し、本学部の教育と密接に連携している「公式サポーター企業」及び本学審査委員会による厳選な審査の結果、決定しています。

■大賞 1点

タイトル:「お知らせブレスレット」

一人暮らしをしている高齢者や、両親が共働きの子供などが体調を崩してしまったときに、それを感知し病院や親に連絡したり、ひどいときには救急車を呼んでくれるブレスレットです。このブレスレットは、つけている人の脈や体温などを測り、異常が起こると登録している人にメールなどで連絡します。このブレスレットがあれば高齢者の孤独死なども防げます。夏などは、熱中症になったとしても軽度で済ますことができます。少子高齢化の進んでいる日本だから、このような物が必要だと思います。

■準大賞 2点

タイトル:「ボランティア・介護ポイント制システム」

全国で使えるボランティア、介護のポイント制システムがあったらいいなと思います。このシステムは、行政等で手が差しのべられないすきまを埋め、他人を助けるだけでなく自分自身も利用できます。例えば、子育て中のお母さんのお手伝い、子供を学校や保育園に送ったり迎えに行ったりなど、ちょっとしたことをしたり、またお年寄りを病院へ連れて行ったり面倒を見たりと、自分の力を貸してあげてポイントをもらいます。ポイントは、自分のため以外でも利用できます。全国共通として、遠くにいる家族のためにも使うことができればいいなと思います。
タイトル:「一瞬で氷になる機械」

 一瞬でお湯が沸くケトルのような機械はありますが、一瞬で氷を作る機械がないのでほしいです。特に夏場、冷凍庫の氷の在庫がなくなってしまい、わざわざコンビニやスーパーまで氷を買いに行くことがよくありますが、この機械によってこの手間を解消します。水道水を1分ですぐ氷へと変える機械を考えました。
■優秀賞 5点
 
タイトル:「GPS内蔵自転車」


 自転車にGPS機能を内蔵します。そして、自転車がどこにあるのかわかる位置情報を携帯やパソコンで見られるようにします。そうすることで、小さな子どもが一人でどこかに行くときも、どこにいるのかわかるようになり安心です。また、自転車が盗まれたときも、GPS機能が付いていれば見つけることができます。自転車に取り付けるGPSはありますが、それを自転車から取られてしまったら分からなくなってしまいますので、最初から自転車に内蔵するGPSを考えました。
タイトル:「自動計算!バーコード式買い物かご」


 買い物かごに金額計算ができる機械をつけると便利だと思います。かごに商品を入れるだけでバーコードを読み取り、自動に金額が合計されます。同様に、かごから商品を取り出すと自動で金額から引かれます。この機械によって、子どもからお年寄りまで男女関係なく幅広い年代の人の買い物が便利になると思います。レジに行った際に起こる「お金が足りない!」「思っていたより金額が高くなってしまって後悔した!」などの問題も解決できると思います。さらに、レジを無人化し、セルフ精算することによって、人件費の削減にもなり、土日などの混雑する買い物の改善にもつながると思います。
タイトル:「残量がわかる乾電池」


 私たちの生活の中で、乾電池は様々なところで利用されています。たとえばリモコンや時計、懐中電灯に利用されますが、容量がなくなってしまえば別の新しい乾電池と交換しなくてはいけません。しかし、新しい乾電池と古い乾電池の区別することはなかなかできません。どれが新しい乾電池で、どれが古い乾電池であるのかわからなくなってしまったという経験はないでしょうか?そこで私は、残量がわかる乾電池があったらいいと思いました。残量によって色が変わるマークを付けた乾電池です。これがあれば、もう新しい乾電池と古い乾電池との判別ができないということががなくなるので便利だと思います。
タイトル:「新幹線でマッサージ・エステサービス」 


 

 新幹線で移動する時にマッサージやエステを受けるサービスを提案します。新幹線での移動中にマッサージやエステを受けて、新幹線を降りる時にはフレッシュな体で次の行動ができれば良いのではないかと考えました。移動時間が長いと体も少し疲れるので、移動しながら体のケアができたら一石二鳥だと思います。現実的には、新幹線内にマッサージやエステを行えるスペースの設置が難しい可能性があるため、肩揉みや脹脛のマッサージでも良いと思います。
タイトル:「卒業アルバム再印刷サービス」 


 

 私が考えるサービスは卒業アルバム再印刷サービスです。3月11日にあった東日本大震災。私の友達で岩手県出身者がいるのですが、その友達の実家は残念ながら津波に流されてしまいました。今は千葉に住んでいるためその友達と家族は助かりましたが、実家が流されたことにより、その友達はとても落ち込んでいました。何が悲しいかというと今までの思い出が流されてしまった・・・と言っていました。そのことから、私は卒業アルバムや業者に頼んだ小中学校の校外学習の写真など、データが残っているようなものだけでも再印刷できるサービスがあればいいのになと思いました。
高校賞 16点
 
タイトル:「デジタル教科書プラスメモ」
タイトル:「自動マナーモードサービス」
タイトル:「余り物で作る!簡単♪声で聞くレシピ」
タイトル:「優先席のカードシステム」
タイトル:「健康保険証 簡単に提示を」
タイトル:「携帯電話充電対応型自動販売機」
タイトル:「ENJOYクッキング」
タイトル:「寝過ごし防止!GPSでお知らせサービス」
タイトル:「専用カードでお買い物inショッピングモール」
タイトル:「インスタント無人タクシー」
タイトル:「オートレシピ」
タイトル:「水滴で濡れない!内側にたためる傘」
タイトル:「認知症 いつ何サービス」
タイトル:「バスタッチ 降車お知らせサービス」
タイトル:「3D案内図」
タイトル:「バスの優先席希望 お知らせサービス」

■「サービス創造大賞」全体講評

サービス創造学部 学部長 吉田 優治

 第4回目となる今年度は、全国から1,256件もの応募をいただきました。ご応募いただきましたアイデアは、日常生活のなかで快適さや利便性を高めようとするものが多く、さらに今年度は、東日本大震災の影響から、復興や支援に関するものも多く寄せられました。
サービスは有形無形、多種多様なものであり、「サービス創造」のニーズは私たちの身近なところに溢れていることをあらためて実感しました。そのニーズを見出すためには、常に情報のアンテナを広く張り巡らし、どこにニーズが埋もれているかを受信できるセンスを研ぎ澄ましておくことが求められます。日常生活でのふっとした「気づき」が新たな「サービス創造」へと発展し、人の心や社会を豊かにするものと確信しています。
サービス経済化社会を迎えた日本において、「サービス創造」がこれからの個人、企業、社会の将来を創りあげる礎となります。新しいサービスは、新しいビジネス分野を開拓する可能性をも秘めています。日常生活におけるちょっとした「ひらめき」を原動力に、これからも「サービス創造」を通じて豊かな未来を築いていきましょう。※ご応募いただきましたアイデアの中には類似したものがありましたが、どれひとつとして同じものはありませんでした。審査にあたっては、本学部公式サポーター企業の協力のもと、厳正に審議し、各賞を決定しました。