マーケティング・リサーチ・グランプリ

専任講師の石井です。急に寒くなったためか、風邪も流行っているようです。体調など崩されていないでしょうか。

さて、12月4日(日)に東京近郊のマーケティング系列ゼミが集まって行われる研究発表会が東洋大学で開催されました。その名も「マーケティング・リサーチ・グランプリ」。略してMRGPです。今年は4大学6ゼミ、約200名の学生が参加しました。千葉商大からは安藤ゼミと石井ゼミの2つのゼミが参加です。

毎年、与えられたテーマに関する研究を進めるのですが、今年のテーマは「Z世代向けマーケティング」。Z世代とは1985~92年生まれの世代のことを指します。「最近の若者はものを買わなくなった」といわれることが多いかと思いますが、果たして本当にものを買わなくなったのか、買わなくなったのだとしたらその原因は何か、そのような若者にマーケティングの視点からどのようにアプローチできるのか、などについて論じていきます。

各チームとも、テーマが発表された4月から、この発表会を目指して研究を進めてきました。特に最終発表が迫ってきた11月からは、毎日のように集まって議論を重ねた班も多いようです。

当日はまず5ブロックに分かれて予選を行い、それぞれのブロックで最も評価の高かったチームだけが決勝に進みます。商大からは石井ゼミの3年生のグループが決勝に進出することができました。

参加学生200名の前で行われた最終プレゼンでは、さすが3年生、という堂々とした発表を見せてくれました。質疑応答では、厳しい質問も出たのですが、あわてず、冷静に、丁寧に受け答えする姿が非常に印象的でした。

結果は・・・惜しくも最優秀賞は逃したものの、参加した学生の投票によって決まる学生賞をいただくことができました。おそらく、ですが、丁寧で落ち着いた質疑の受け答えが好印象だったのではないかと思います。

3年生は昨年に続いての参加だったのですが、実は昨年は賞を取ることができませんでした。その悔しい思いをバネにして、しっかりとリベンジを果たしてくれた姿に胸が熱くなりました。今回、賞をとれなかった他のグループも、この悔しさをバネに、また別の機会でリベンジを果たしてくれるのではないかと思っています。

本気で取り組んだからこそ、悔しさを感じられる。悔しいからこそ成長できる。きっとこうした経験が皆さんを大きく成長させてくれるのではないでしょうか。

是非この経験を糧に更なる高みを目指してほしいと思っています。写真は学生賞を取ったグループの喜びの一枚です。