「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。
ここ数年、伝統的な大学教育を超えた学生主体の学びをめざす「アクティブラーニング」についての議論が盛んですが、サービス創造学部は「学問から学ぶ」、「企業から学ぶ」、「活動から学ぶ」という3つの学びを2009年4月に学部スタートさせる前から学部教育の基本として学部づくりをしてきました。伝統的な講義形式を超えた「公式サポーター企業」56社との連携、魅力的な「学生プロジェクト」の実践、ゲストスピーカー制度、ケースディスカッション、スポーツジムを活用したフィットネス科目などが新たしい学部教育を支えます。
こうしたサービス創造人材育成の事例は、いま全国の50以上の大学でサービス関係人材育成を推進させたい経済産業省のモデル学部として位置づけられています。学部創立6年という短期間のうちに政府の成長戦略を主導する学部になりました。教員組織もこうした新しい学部教育に対応できる教員たちで構成する必要があると考えます。そのためには「リサーチプロフェッサー」、「プロジェクト&リエゾン担当プロフェッサー」、「アドミニストレイティブ・プロフェッサー」などの多様な専任教員、そして各サービス領域で顕著な業績をあげている特命教授、そして学外のアイディアや知恵を学内に持ち込んで教育活動に織り込む客員講師からなる学部教授団が必要だと考えます。今後も学部でイノベイティブな教育サービスを提供するための教授団についてさらに検討を続けていこうと考えています。
そうした状況において、本年4月1日に専任教員3名が学部教授団に新たに加わりました。
◆滝澤淳浩(たきざわ・あつひろ)准教授:産業企業リエゾン担当教員、専攻はコーポレートコミュニケーション、インベスターリレーションズ、担当科目はプロジェクト実践(千葉ジェッツプロジェクト、キャンパスマーケットプロジェクト)、企業研究、プロジェクトマネジメント論など。この3月まで公式サポーター企業「加賀電子株式会社」広報室長として関係会社を含めて従業員五千名規模の会社の広報およびIRの責任者をしてきました。学部開設以降、学部学生の応援団として学生一人一人にご指導いただいてきました。学部のイベントにはいつも滝澤室長の姿がありました。
◆内田彩(うちだ・あや)専任講師:博士(観光学・立教大学)、専攻は観光歴史学、観光行動学、担当科目は観光学、旅行サービス論など。JAL、JTB、HIS、帝国ホテル、富士屋ホテル、沖縄カヌチャベイリゾート、リゾートトラスト、第一寶亭留などの公式サポーター企業各社と連携しながら観光におけるサービス創造を学生と一緒に模索することが求められています。しっかりした学問業績を基礎に、実践的なサービス創造の体系的知識を提供してほしいと考えています。
◆中村聡宏(なかむら・あきひろ)専任講師:専攻はスポーツビジネス&エンターテインメント、スポーツメディア、担当科目はスポーツビジネス、プロジェクト実践(千葉ロッテマリーンズ、学部メディアプロジェクト)、文書作成など。各種スポーツビジネスに多彩な人脈を持つ。産業企業リエゾンとして活躍してもらいます。この4月1日からプロスポーツ球団や社会人スポーツチームとの連携強化に全力で走り回るアクティブな専任教員の登場です。3月まで客員講師として「学部メディアプロジェクト」を西尾教授と一緒に担当。「チャンスをゲッツ」を制作。3月末まで学部インハウスメディア「Kicky」の編集長でもありました。学部におけるスポーツビジネス教育の中心として活躍が求められています。
サービス創造学部の躍進は止まりません。
****************************
◆大学広報誌「Inside」 :https://mit.prof.cuc.ac.jp/fsiblog/2014/04/05/18531