学生の集い


経済学担当の岡崎哲郎です。

 

このブログですでに紹介されていますが、ユニバーシティー・アワーで学生が表彰されました。その中には私のゼミの4年生5人も含まれています。表彰の理由は「公共選択学生の集い」で高評ゼミとなったことです。

 

この「集い」は、公共選択学会が主催する大学2年生と3年生の研究発表会で、毎年、慶応大学・法政大学・青山学院大学・関西学院大学などで公共選択について学んでいる学生が200人ほど参加しています。その中で彼等は3年生の時に発表した研究が高い評価を受けました。最優秀賞及び優秀賞は逃したのですが、その次にランクされる評価だったわけです。論文作成時は毎日大学で遅くまで勉強し、連日終電で帰宅しました。私のゼミの学生は毎年この研究発表会に参加していて、7年前には3年生が優秀ゼミとして表彰されました。その時の学生も図書館が閉まる時間まで毎日図書館で勉強し、時には学生ラウンジのPCを使って徹夜で論文を書きすすめる生活をしていました。

 

ゼミの方針としての参加ですから、時には義務感から論文を作成するチームをありました。その時には論文の出来も悪く、それ以上に研究発表が他大学の学生から評価されませんし、その後の他大学の学生との討論は辛いものとなっていたと思います。ただ、そうした苦い経験も含めて、学生はゼミ活動を学生生活の一部としてきたと思います。

 

苦い経験も良いではと書きましたが、どうせなら真剣に勉強してほしいしですね。若いときは思考が柔軟で頭の回転が速く、しかも体力がありますから、目標が定まると、学生の集中力は素晴らしいものがあります。実際に真剣に勉強した学生は、日本のトップレベルの大学の学生相手にも対等に討論ができていました。発表会全体を見渡すと我々研究者から見ても感心する研究発表もありますし、この研究会をきっかけに研究者の道に進んでいる人もいます。私のゼミ生でも、これをきっかけに勉強が好きになり、アメリカに留学しその後日本の有名大学の大学院に進学した人もいます。サービス創造学部では、プロジェクトなどが経験できるのですが、勉強に関してもぜひ真剣に取り組んでほしいと思います。その経験は必ず社会に出て自分の自信の根拠となると思います。