招き猫でまちおこし


西村晃です。

常滑という愛知県の地名、なんと読むか分かりますか?
そうです、とこなめです。焼き物の産地で常滑焼きで知られていますね。
伊勢湾の東側、セントレア中部国際空港のあるところです。
焼き物の基礎技術がここを発祥とする衛生陶器メーカーINAXを生みました。
いま常滑は「招き猫でまちおこし作戦」を展開しています。

この街のシンボル土管を並べた焼き物の町並みを歩いて行くと、常滑焼きの招き猫があちこちにいます。そしてついに昨年招き猫神社までできてしまいました。それから街道の小高い丘の上に作られた巨大な猫は一キロほど離れた駅のホームに立つ人が気がつく高さで、街を睥睨しています。


戦後から現在に至るまで永年親しみ愛されてきた二頭身にデフォルメされたかわいらしい三毛猫の常滑系招き猫をモチーフに、手作り常滑焼の招き猫、Tシャツ、手ぬぐい、携帯ストラップ、シール、食品など常滑の土産物商品群として市内各所で販売されるようになっています。
道路際には作家たちの奇抜な常滑焼きの招き猫作品がズラリとならび、みちゆく人を驚かせています。

招き猫の手招きで観光客を呼び込もうと街では意気込んでいます。
地域起こしは常滑焼きのように地元の特産品をどうからめてゆくかがポイントです。
新学部のプロジェクト実践にはこんな地域起こしのアイデアも含まれています。