学部長の吉田優治です。
10年前にボストンで在外研究を行っていた時、しばしば週末になると、大学キャンパスの芝生の上で清潔そうなまっ白いクロスをかけたテーブルを中心に20数名の半ズボン姿の学生たち(主に大学院生)とその家族たちが集まり、ワイン、ビール、チーズ、ピザなどでウイークエンドパーティーを開いているのよく見かけました。パーティーの準備は大学ダイニングのケータリングサービスが行い、近くのバークリー音楽学院に依頼して派遣されたジャズ、フュージョン、サルサ、ボサノバなどのユニットが心地よい音楽を響かせていました。素敵な光景でした。
私の家族の住むアパートメントでは、毎月のようにロビー奥のパーティールームを借りきって子どもたちの誕生日会が行われ、わが家族も招待状をもらって何度も参加させてもらいました。そこでもクラシックからロックまでさまざまなジャンルの音楽ユニットがその場の雰囲気を盛り上げてくれていました。マジシャンやピエロのパフォーマンスを楽しむこともありました。
息子たちの誕生日会の1週間前、マサチューセッツ・ミュージック・インスティチュート(マサチューセッツ音楽大学)のパフォーマンス受付窓口に依頼して、バイオリニストと伴奏のピアニストを派遣してもらいました。バイオリニストはその前年にニューヨーク・マンハッタンのカーネギーホールで開催されたロシアン・バイオリン・コンテストで優勝した大学院生、ピアニストはハーバード大学大学院でピアノを学んでいる現職弁護士でした。1時間たっぷり素敵な演奏を聞かせてくれて謝金は200ドル。忘れられない素晴らしい経験でした。
そんな経験もあり、帰国後、エクステンション委員会委員として「ストリートミュージシャンの夢舞台」や「CUCサマージャズ」を企画しました。現在、サービス創造学部のオフィシャルプログラムのひとつ「音楽プロジェクト」を担当しているのもそんな経緯と無関係ではありません。
このGW中、わが家に親しい夫婦が4組集まり、応援するミューシャンの歌を聴きながら、応援する若い料理人のつくった料理を楽しむパーティーを開きました。ハーバード・ビジネス・スクールの「ウィークエンド・パーティー」、アパートメントでの「音楽コンサート付き誕生会」を思い出しながら、楽しい時間を過ごしました。
休日の楽しみ方がもっとたくさん多様であってもいい。それを支える多様な個人や家族レベルのサービス創造の仕掛けがあるといい。まずは日本の音楽大学に音楽家派遣を低料金で依頼するプログラムがあるかないか調べてみます。なければサービス創造のビジネスチャンスです。
いつかサービス創造学部でも、「音楽コンサート付きウィークエンド・パーティー」なんて開催できたら素敵です。
