「アジア・ブライダルサミット報告-1」

残暑厳しい日が続きますが、皆さん、お元気にお過ごしでしょうか。サービス創造学部・今井重男です。

去る8月26日~28日に海陽市(中国・山東省)で開催された「第14回アジア・ブライダルサミット」にかんしてレポートします。

「アジア・ブライダルサミットサミット」は、アジア各国の伝統的な結婚式の承継と、ブライダル産業の健全な発展を議論する会議で、14回目となる今回は日本、韓国、マレーシア、ミャンマー、中国の5か国が参加しました。

27日午前中に行われたシンポジウムでは、各国代表によるブライダル産業の現状報告がありました。経済環境、婚姻適齢人口数、宗教、民族の多寡などの個別事情により、各国の業界が抱える問題は異なることが理解できました。また、結婚式の衣装に関して、日本と韓国がほぼ全て、中国でも75%のカップルがウェディングドレスなど洋装であるのに対して、ミャンマーやマレーシアでは半分以上のカップルが民族衣装を着用するということから、儀式のスタイルも含めて経済の発展がブライダルの欧米化に影響しているのではないかと直感(観)的に考えました。日本代表の副代表を務めた吉田学部長は、「カップルに夢と感動を与えるウエディングサービスを提供するプランナーの育成が急務であり、千葉商科大学サービス創造学部はその最前線で活動する」と力強く話されました。

午後は現代風のデザインにアレンジされた民族衣装をまとった各国メンバーによる、結婚式のデモンストレーションです。“ハレの日”の衣装は各国とも豪華絢爛で、間近に見る美しさは本当に息を呑むものでした。また、儀式も格式と伝統、宗教要素や慣習などが随所に盛り込まれたものでした。日本代表は、和装でシビルウエディング(市民結婚式)をデモしました。シビルウエディングとは、宗教によらない人前結婚式の1つで、司式者が「婚姻届受理証明書」を読みあげて参列者一同に婚姻成立を宣言するセレモニースタイルです。実は、新郎の介添役(アッシャー)の1人としてとして、私も式に参加しました。

各国代表団の皆さん。左が日本代表団の桂代表と吉田副代表

 

韓国代表の皆さん

青い装束は誰?

王様と王妃のような新郎新婦