小雪舞う 石巻訪問


サービス創造学部の今井重男です。

 今週月曜日、吉田学部長とともに宮城県石巻市にある、株式会社ホットランドの本社と宮城県立石巻商業高等学校を訪問しました。

「築地銀だこ」はじめ幾つもの外食チェーンを展開するホットランドは、この春より学部の公式サポーター企業となりました。

東日本大震災の傷跡が残る沿岸部より車で数分の地に、本社が入るビルと「ホット横丁 石巻」はあります。昨年12月に、それまで東京にあった本社を震災の復興支援のため石巻へ移転させたのです。本社を訪問して驚いたことがありました。それは、事務所の隣の部屋に、ホット横丁の応援や研修のために全国各地から集まるスタッフ用の宿泊施設が設置されていることです。これほどまで、“職住接近”で業務に打ち込める環境というのはなかなかありません。たこ焼きを焼く“匠の技”を体得するには実によい環境だと思いました。

 「日本の食文化を通じて“ほっとした安らぎ”と“笑顔いっぱいのだんらん”を実感していただきたい。そして、世界中の人々に豊かで潤いのあるひとときを提供できることを最上の喜びとする」

ホットランドが掲げる経営理念をそのまま表したようなホット横丁石巻。小雪が舞う春の昼下がり、横丁の中では家族、カップル、友だちがたこ焼きやたい焼きを食べながら、ほっとくつろいでいました。

 ホットランドは、この地で各種の養殖事業や水産加工事業を順次スタートさせ、地域の雇用創出、活性化を果たしていくということです。

 同日、石巻商業高校も訪問しました。創立100周年を超える、大変歴史のある学校で600人の学生が学んでいるということでした。石巻商業高校出身のサービス創造学部生が6人もいることから、今回のご挨拶にうかがうこととなりました。急な訪問にもかかわらず、進路担当の先生が面会してくださいました。

国道に面した校舎に「がんばっぺいしのまき!全国のみなさんご支援ありがとう」の横断幕が掲げられ、一歩一歩着実に前へ進んでいるように感じました。