日本語で学ぶサービス創造国際交流セミナー・前編


こんにちは。専任講師の石井です。

吉田先生が速報をお伝えしてくださいましたが、8月27日から8月30日に行われた「日本語で学ぶサービス創造国際交流セミナー」の詳細レポートです。

今回のセミナーは、公式サポーター企業であるJTBやHISのご協力をいただきながら、「学生が創造する東京観光」をテーマに進められました。セミナー期間中は日本人学生も留学生も千葉商科大学の合宿所で寝食を共にし、交流を深めてもらいます。日本人学生にとっては、日本にいながら国際交流にどっぷりつかれる四日間、留学生にとっては、より日本人学生の生活をしっかり体験できる四日間になるはずです。

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8月27日の午後、参加学生が続々と集まってきます。中国からの学生5名は吉林省から上海を経て茨城空港に、台湾からの学生2名は羽田と成田にそれぞれ到着しました。空港からは、職員やSAとともに大学に向かいます。夕方には日本人学生も到着し、今回のセミナーがスタートしました。

まずは交流を深めるために、パーティープロジェクトにウェルカムパーティーを企画してもらいました。プロジェクト・メンバーの浴衣での歓迎に留学生も嬉しそうです。冒頭で行った留学生の日本語の自己紹介では、日本のアニメや漫画が好きという声もちらほら。アニメや漫画は日本を代表する文化なのだと再認識しました。お寿司などの日本食を中心としたメニューを楽しみながら、ゲームなどで交流を深めます。パーティープロジェクトの趣向を凝らした演出のおかげもあり、パーティーの後半になると、至る所でフラッシュが光り、留学生と日本人学生を交えた記念撮影が行われていました。

大盛り上がりのパーティーでしたが、翌日からのプログラムに向けて、早めに合宿所に戻ります。

 

二日目は、丸の内キャンパスでのJTBとHISの方々の講義から開始です。合宿所を8時に出発し、通勤客で混みあう総武線と山手線を体験しながら丸の内キャンパスに向かいます。

丸の内キャンパスに到着すると、いよいよ本格的なセミナーの開始です。講義の中では、JTBの方もHISの方も海外からの旅行者を取り巻く状況を非常に丁寧に、分かりやすく解説してくださいました。日本を代表する両社からの講義を聞けるセミナーなど、なかなかないのではないでしょうか。日本のビジネスパーソンの話を聞く機会があまりない留学生たちだけでなく、日本人学生にとっても貴重な機会だったはずです。質疑応答では、日本人学生からも留学生からも質問も出て、非常に有意義な講義となりました。

 

講義終了後は、JTBグループとHISグループに分かれて、東京観光を体験するためのツアーに出発です。それぞれの企業の方と事前に相談し、両社で提供されているスタンダードな東京観光ツアーに参加させていただきました。今回のツアー参加の大きな目的は、翌日のグループ・ディスカッションに備え、それぞれのツアーの良さを吸収してきてもらうことです。とは言いつつも、それぞれ参加したツアーを目いっぱい楽しんでいました。

ツアー終了後、日本人学生と留学生を交えたグループによる自由行動となりました。合宿所の門限までそれぞれの東京を満喫してきたようです。