3年生杉山紀代美さん、ピアノでボランティア

学部長の吉田優治です。

市川よみうり新聞社のIchikawa Yomiuri Onlineに、3年生の杉山紀代美さんのピアノ・ボランティアについての記事が掲載されました。杉山さんは、学業成績もきわめて優秀で、複数の科目でSA(Student Assistant:授業補助スタッフ)もしています。記事の内容は以下の通りです。

**2013年1月26日(土)付 Ichikawa Yomiuri Onlineの掲載記事 **

特技のピアノでボランティア、千葉商大・杉山紀代美さん

 千葉商大の学生が昨年6月から、市川市内の母子施設で子供たちにボランティアでピアノを教えている。自分の特技を生かして人の役に立てる活動にやりがいを感じている。学生はサービス創造学部3年の杉山紀代美さん(21)。「人の役に立てることがしたい」と、1年の時から同大のボランティア学生会議に登録。募金活動や地域行事のスタッフなどに従事してきた。

昨年6月から開始したピアノ指導のレッスンは毎週土曜日に一人30分の2コマで、初心者の5年生と3年生の女子児童を指導。「子供たちの将来のことを考えて」譜面の読み方から教えてきた。昨年12月末に開かれた施設内の発表会では、簡単な曲を2人とも最後まで弾き、母親たちや施設職員たちから大きな拍手を受けていた。

ピアノ指導の依頼は、子供たちの「ピアノを習っている友達がいて、ここ(施設)にもピアノがあるから弾けるようになりたい」という思いから。相談を受けた施設は「子供たちのやりたい気持ちをどうにかしてかなえたい」と、学生が積極的にボランティア活動に努めている同大に依頼。募集を見た杉山さんは「音楽の道を目指している訳ではない私のピアノを人のために役立てられる。ピアノ指導のボランティアは聞いたことがない。出合いだった」と応募した。指導を始めて約8か月。「人に教えるのは初めてだけど、子供たちが上達しているのがうれしい」という杉山さんだが、「教えることはとても難しい」という。指導にあたっては、自身が習い始めのころの譜面を見て当時のことを思い出したり、現在教わっている指導者から指導法についてアドバイスを受けたりしながら取り組んでいる。ピアノを習っている児童は「弾けるように教えてもらえてうれしいし、楽しい」と話していた。

さまざまなボランティアを続けてきた杉山さんは、地域行事の関係者や来場者からの「ありがとう」などの言葉がうれしいという。来場者に多かった高齢者との交流からは「お年寄りにとって病気は大変なこと。その役に立てるかも」と、ボランティアをきっかけに医療事務の資格も取得した。

来年度は就職活動が本格化し忙しさは増すが、「大人たちとの交流やさまざまな経験は将来の役に立つはず」と、ボランティア活動を続けていく。

*******************

 杉山さん、引き続き頑張ってください。学部全員で応援しています。