【サービス創造学部】学部長の吉田優治です。
ニューヨーク、フィラデルフィアを経て「The Academy of Management Annual Meeting 2013(アメリカ経営学会年次大会)」に出席のためフロリダ州オーランドに来ています。
マジックキングダムやエプコットセンターがあるディズニーワールドの中心にあるディスニー経営の4つのホテルを会場に88ヶ国から約9千名の経営学者が1600以上のプログラムに参加しています。参加者の多くは、アメリカ、ヨーロッパからの参加者です。
オフィシャルブックによればアジアからの参加者数は、日本28名に対して、中国284名、インド102名、シンガポール147名、台湾139名、香港85名。報告や議論のなかで日本の企業や経営者が取り上げられることも以前より少なくなりました。日本の経営学者の研究成果が取り上げられることはほとんどありません。NYのタイムズ・スクエアでも少し前まであれほどいた学生や家族連れ、ビジネスマンをほとんど見かけませんでした。「このままでいいのか」、大学人の一人として真摯に考えなければならない課題です。
それにしても約9千名が参加する大会のマネジメントは見事です。年次大会が開かれているLake Buena Vistaのリゾートホテルの施設、あらゆるサービスも細部にいたるまで計算しつくされていてすべての学部学生を連れてきて見せたいと思ったほど。今回、運よくNYでブロードウェイ・ミュージカルの「MOTOWN」や「CHICAGO」を見る機会を得ましたが、あの歌やダンス、集客のマネジメントもかなりのものと実感しました。
アメリカで改めてサービスの創造、選択肢、クオリティーについて考えさせられました。サービスをイノベートする人材、デザインする人材、商品化する人材、プロジューサー、ディレクター、プロモーター、マーケッティングする人材、マネジャー、オペレーション担当する人材、実際にサービスするプロフェッショナルな人材を具体的に育成する必要があると考えました。「サービス創造学部」は攻め続けます。期待してください。