サービス創造学部の今井重男です。
今井ゼミ3年生の薄優子さんは、夏休みにベトナムのフエという地方の街でボランティア活動に挑戦してくれました。
ボランティア活動とともに、ベトナムの営みからも多くのことを学んでくれたようです。
学生の皆さん、もう間もなく冬休みです。日本のクリスマスや年末年始も良いですが「海外へ旅立つ」というのも1つのアイデアです。
ベトナム滞在を通じて感じたことを薄さんが書いてくれました。次にどんな旅をして、どんなことを話してくれるのか、今からとても楽しみです。
私は8月29日から9月5日までベトナム・フエを訪ねる海外ボランティアツアーに参加してきました。
ベトナム中部の都市であるフエはホーチミンなどの都市に比べ、落ち着きがあり街全体に昔ながらの生活習慣が残っています。交通手段はバイクや、シクロという自転車タクシーがほとんどです。道路はあまり整備されておらず、道には屋台や市場が並んでいます。フエにはコンビニがありません。朝食は屋台で食べる習慣があり、どこの屋台も賑わいます。
フエに滞在して初めて知ったのですが、ベトナム人は朝早くから活動します。早朝4時を過ぎると街全体が目を覚まし活動を始めていました。昼間になると気温がかなり高くなるベトナムの生活の知恵でしょうか。涼しい朝を有効に活用した生活習慣でした。
私が最も驚いたのはバイクの数とその利用法です。バイクでの移動が多いベトナムでは子供の送迎もバイクです。片手に子供を抱えバイクの群と大移動をします。大きなバスとすれ違う時やバイクが重なり合う事が多いので本当にヒヤヒヤしました。
私が訪れた「子どもの家」には赤ちゃんから仕事に就く前の子ども達が生活しています。食事の準備や洗濯・清掃など協力しながら自分達で行っていました。私は建物のペンキ塗りのお手伝いや、日本から持ってきた遊具をプレゼントしました。数日間の短い時間でしたが、子どもと一緒にご飯を食べたり、遊んだりすることができました。
日本とは全く違う習慣や生活仕様に戸惑うことが多くありました。しかし、日本と異なるベトナムの生活を肌で感じることが出来て、私にとって貴重な8日間となりました。これからもっと多くの国に足を運び、もっともっといろいろな世界を知りたいと強く考えるようになりました。