ひらめきを馬鹿にするな!


 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践1Bという科目で,ゲスト講師の方をお迎えする初回でした。お越しいただいたのは,加賀ハイテック株式会社 常務取締役 事業開発本部長 松浦 耕二 様 です。(加賀ハイテック株式会社は,サービス創造学部の公式サポーター企業の加賀電子株式会社のグループ企業です。)

 当方のテーマ設定は『価値共創に基づく商品開発』としておりましたが,先ずは松浦様より,『商品企画は楽しい!』というプレゼンテーションをしていただきました。

商品企画は楽しい!

商品企画は楽しい!


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 自社ブランドTAXANには『Méo』(Mobile Entertainment Organizer)というコンセプトがあり,様々な要素が繋がりあって商品が開発されるが,「ワイヤレス,おしゃれ,少しだけ便利」といった共通項がある。
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というお話しから始まり,おもてなしの心や付加価値のお話しもしていただきましたが,学生達のレポート課題とも絡みますので,ここに詳細を書くことは差し控えます。
TAXANブランド

TAXANブランド

 最後のスライドは「ひらめきを馬鹿にするな!」というもので,ひらめきは単なる思い付きとは異なり,日頃から考え抜いている人だけに “降りてくる” という,大変含蓄のあるお話しでした。また,様々な商品サンプルを示され,その開発コンセプトと特長とを丹念に説明していただきました。

ひらめきを馬鹿にするな!

ひらめきを馬鹿にするな!

 次いで,松浦様と私との対談ですが,その冒頭で学生達に「加賀電子グループがメーカーだと思っていた人は手を挙げてください。」と問い掛けてみました。実は商社なのです,というところから始まりました。

加賀電子グループがメーカーだと思っていた人は?

加賀電子グループがメーカーだと思っていた人は?

 授業の最終ステージは学生達からの質問コーナーで,ここに30分を費やしましたので,活発な質問が飛び交い,2順目の質問をしてくれた人達もいました。なお,「ダンスの際に使えるスピーカーのお奨め商品は?」といったユニークな質問もありましたが,この辺りがサービス創造学部らしいところでしょう。全体としては,マーケティングや商品開発に興味のある学生達が多いので,その手の質問が相次ぎました。

学生質問コーナー

学生質問コーナー

 私は日頃,講義科目であっても視聴者参加の要素や演習の要素を出来る限り採り入れる様に心掛けておりますが,この科目では,ゲスト講師の方との対談を行ったり,学生達の質問の合間にも時折,補充コメントを入れたりして,とても楽しい時間が過ごせました。学生達も質問したい人達が当てられずに終わることなく,満足してもらっていた様です。(終了後もゲスト講師の方と話し込んでいた学生もいました。)