【現地視察レポート】
「サービス創造学部」の今井重男です。
今、経産省の教育開発プログラムで、サンフランシスコにいます。fbでは簡単に報告しましたので、ここではそれをもう少し詳しくお話します。
初日の視察はUC Davisです。SanFrancisconのD.T.から車で1時間半のところにあります。午前中のアポは、UC Davisのassociated students Dining Service,Foodservice DirectorのDarin氏のインタビュー。このDiningは、エンカウンターとキッチンのほとんどすべてを現役の学生が担当しています。カウンター越しに対応する、学生スタッフの皆は真剣そのもの、同じ学生のお客様に向かいます。彼らは授業の合間に、ささっとエプロンを着けてカウンターに立ちます。その裏では、音楽を流しながら、まるでわが国の小学校で学んだ家庭の調理学習のような、あるいは部活が文化祭で出す模擬店のような、そんな雰囲気ですべての調理を行います。 写真左がDarin氏。
自身がUC Davisの卒業生でもあるDarin氏が、これらのすべての統括責任を負い、部下に専任職員6名、学生の上級マネジメントであるsuper visorがカウンターとキッチンに各20名ずつ、その他カウンターやレジに立つ学生数百名でDiningを回しています。店舗で働くのは、授業の合間にエプロンを着ける学生たちであるため、学生の就業経験や安心・安全なアルバイト経験のみならず、余剰人員はいないばかりか、人件費の低減にも寄与しています。インターンシップのようなこの制度で働く学生の賃金は、カリフォルニア州の最低賃金$10/時を上回ります。ここUC DavisはここDining以外にも、さまざまな分野で学生が活躍します。圧巻だった例を1つ上げましょう。
「バスの運転手」学内と大学周辺を走るバスの運転手は、皆、学生です。このバスは、UC Davisの学生であれば無料で乗車でき、周辺の住民は$1/回で乗ります。現役外大学生が運転するバスを見たとき、私はとても驚きました。
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