【サービス創造学部】学部長の吉田優治です。
学生たちに「学問から学ぶ」「企業から学ぶ」「活動から学ぶ」ことを求めるばかりでなく、学部教員たちも文献や資料を読み、論文を執筆し、学会に出席して意見交換し、企業関係者から学ぶととともに、研究室や書斎を飛び出して街からも学び続けています。そしてその成果を「サービス創造学部」の教育に活かす努力をしています。私もこの週末、街からサービス創造についてたくさんの手がかりを学びました。
金曜日夜は、久しぶりに横浜の三吉演芸場(http://miyoshiengeijo.web.fc2.com/)で大衆演劇を観劇(自由席2200円)。8月公演は橘劇団。NYのブロードウェイ・ミュージカルとはまったく異なるエンターテインメントを提供してくれます。座長の橘大五朗の飛びぬけた演技力,踊り、歌唱力、目力で悩殺する演技力、そしてなにより観客一人ひとりに対する「いらしゃいませ、ありがとうございます、またのお越しをお待ちしています」のサービスマインド。大衆演劇からサービス創造のマインドとスキルを学びました。大衆演劇から忘れかけていた日本の義理と人情、熱い心が呼び覚まされます。
昨日(日曜日)は少し暑さが和らいできたので、サービス創造の手がかりを探して南青山、浅草、目黒をまわって来ました。
まずは南青山のイタリア料理TRATTORIA「イルパッチコーネ」(http://www.quals.jp/il_pacioccone/il_pacioccone_menu/index.html)でランチ。公式サポーター企業「クオルス㈱」の経営するイタリア料理TRATTORIAです。前日から漬け込んだイワシのオイル漬け、オマール海老のパスタ。もうこれだけで満腹。ピザとメインディッシュにはたどり着けずに牛乳ジェラートとコーヒー。車なのでワインが飲めなかったのが残念。店主の高橋一弘取締役シェフ以下の全社員の皆さんにイタリア本場の食とサービスを提供していただきました。
浅草かっぱ橋道具街(http://www.kappabashi.or.jp/index.html)では家内が手打ちのプロ仕様雪平なべを購入。おいしい日本料理のイメージが膨らみます。かっぱ橋商店街は飲食関係の問屋街。食器、調理道具、看板、制服、家具など、なんでも揃います。近年、オシャレな商品展示と選び抜かれた商品販売の店舗が出来始めました。都心の魅力たっぷりの専門問屋街です。秋葉原に続き、海外旅行者の観光スポットにもなるのではと期待しています。
目黒通り家具ショップ(http://misc.co.jp/)は、輸入家具,アンティーク家具、注文家具などのショップが集まる注目のエリアです。NYのソーホーにある家具屋街のような雰囲気。自宅に創ったBARの家具探しをしましたが、思わず銀製のワイングラスを購入してしまいました。バニラアイスにエスプレッソをかけたデザートにぴったり。多様な生活インテリアを提案してくれるエリアです。
夕食は、目黒通りから少し入ったカリフォルニア料理の「INGIGO」。冷製じゃがいもスープにスズキの魚料理。こんな手軽でオシャレなレストランが自宅の近所にあったらと思います。
「サービス創造について考えるとき、講義するとき」、こうした街で経験して感じたこと、学んだことが大きな手がかり、新しいアイディアの模索につながります。明日、あさっては、広島で「全国ビジネス系大学教育会議・第30回記念全国研究会議」に参加します。現役の学長・学部長・研究科長や経験者がたくさん出席予定です。学部からは中村教務委員長、石井教授、今井准教授も参加します。統一テーマは「日本の大学におけるビジネス系教育の回顧と展望」。今日一日は自宅書斎で会議参加のための準備をします。