サービス創造学部では、公式サポーター企業48社からのゲストスピーカーとともに、実践でご活躍の多くのゲストスピーカーをお招きし、多彩なテーマで学生にお話しいただいています。
11月9日の「ユニバーシティー・アワー」では、韓国の産業資源長官(大臣)、柳韓大学総長(今年8月まで8年間在任)、朝日新聞論説委員、東大教授、北京大学客員教授などを経て、現在、東国大学碩座(終身)教授の金泳鎬 (キム・ヨンホ)博士に来日いただき、「東アジアの構想」というテーマで、国際情勢における中国やアメリカの動向、さらに厳しい国際状況における日本、韓国、中国の連携必要性について講演いただきました。韓国の言論人トップからの話をお伺いし、学生たちのアジアへの関心は確実に高まったことでしょう。
11月15日の「熱血講義」には、千葉商科大学(吉田ゼミ)を卒業後、立教大学大学院ビジネスデザイン研究科(MBAコース)に進学し、現在、北海道の定山渓、富良野、ニセコ、支笏湖などに7軒の旅館・ホテルを経営する「株式会社第一寶亭留(ほてる)」の取締役経営企画室長・布村英俊氏(29歳)から旅館・ホテルにおけるサービス創造について話していただきました。同社は、JTBの顧客サービス調査で今年度全国第一位にランクされました。同社経営理念である顧客、従業員、会社の三者満足、さらに個人の知識を会社全体の共通理解にする組織学習の難しさなどについてお話しいただきました。経営学やマーケティングの専門知識や実践での体験を手掛かりに静かに学生に語りかける卒業生の成長した姿に接し、教員にとっての最高の喜びを覚えました。なお学生レポートから優秀作を選び、執筆した学生を同社経営の高級旅館に招待していただけるとの緊急提案に学生たちは大騒ぎ。当選した学生には、ぜひ宿泊体験談を投稿してもらう予定です。
11月16日には、公式サポーター企業の一つ「株式会社ミニストップ」の代表取締役社長で本学OBの阿部信行氏をお迎えし、同社の海外事業展開について講演いただきました。現在、国内外合計4,038店舗を、2015年までに8,000店舗に倍増させると拡大成長政略を推進中とのこと。さらに、その時点で海外店舗数が国内店舗数を超えるとのこと。阿部社長の手腕が期待されています。印象的だったのは、声の大きさ、声の張り、そして「仕事は本気で行うこと」、「海外で挑戦する心意気」について学生たちに刺激を与えてくれたこと。競争の厳しいコンビニ業界で戦う経営者としての経験を踏まえ凄みのある講演でした。後輩学生たちにとって、熱く語る阿部社長の姿は眩しかったに違いありません。
「熱血講座」、「ユニバーシティーアワー」ばかりでなく「資産運用業界セミナー」、「企業セミナー」、「経営サポート業界セミナー」、「ホームサポート業界セミナー」、「ゼミ」などの科目において年末までに講演予定のゲストスピーカーは約30名。学生も教員も共にたくさん学ばせていただきます。