投稿者「神保 雅人」のアーカイブ

サービスデザインについて考える

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日の『サービス創造実践2B』では,株式会社日立製作所 東京社会イノベーション協創センタ 主任デザイナーの柴田吉隆様をお迎えして,『サービスデザインについて考える - 社会システムのデザインの現場から』という題名で,デザインの変化,デザイン的なものの捉え方,これからのデザインの役割といった導入から始まり,サービスデザインや最近展開されているビジョンデザイン(外部リンク) についても豊富な実例の紹介を交えてお話しいただき,大変勉強になりました。

 なお,学生達のレポートに関係してきますので,ここでの詳細な内容紹介は差し控えます。

授業風景全体

授業風景全体


ゲスト講師

ゲスト講師

チケット事業の基礎知識

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日の『サービス創造実践2B』では,ぴあ株式会社事業統括推進室室長の増田朋広様をお迎えして,『チケット事業の基礎知識 ― チケットビジネスの歴史的な背景と基礎知識 ―』という題名で,チケッティングサービスの歴史,現状及び今後の展望について貴重なお話しを伺いました。また,最近展開されているソリューション事業についてもお話しいただき,日頃身近なところでお世話になっている企業でもB to Bのビジネスに関しては直接見えていないことが沢山あるものだと再認識しました。

 なお,学生達のレポートに関係してきますので,ここでの詳細な内容紹介は差し控えます。

授業風景全体

授業風景全体


ゲスト講師

ゲスト講師

The First Penguin

Figure of The First Penguin

“The First Penguin” by M.J.

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 ペンギンには,最初の1羽 (The First Penguin) が海に飛び込むと,それに付和雷同して,次々と海に飛び込んでいくという習性があります。この最初の1羽は獲物を得易い代わりに外敵に狙われ易いというリスクも負います。

 クリエイティブ志向の人であれば,失敗を恐れず最初の1羽となることを目指しましょう,と周囲から言われることでしょう。

 問題は,周りと一緒に行動していれば安心だという人達とは違って,「自分はしっかり考えてから行動したいので,簡単には最初の1羽にはなれない」というタイプの人もいる筈で,皆さんはその場合にどの様なアドバイスをしてあげたら良いとお考えでしょうか。私ならば,そういう人には,「一歩踏みとどまって,『そちらに行くのはまずいのではないか』と意見を表明出来る人になって欲しい」と言ってあげたいのです。

 とかく日本は村社会で同調圧力が強いと昔から言い古されていますが,これからの世の中は多様性が増していくだろうと多くの人々が予測しています。それに適応するには『個』の意見を出し易くし,それを尊重するという姿勢が肝要です。

千葉ジェッツを取り巻く全ての人たちと共にハッピーになる

授業風景

授業風景


 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践2Bという科目の私の担当回としては,ゲスト講師の方をお迎えする第2回でした。お越しいただいたのは,株式会社ASPE 千葉ジェッツアンバサダー 佐藤 博紀 様 です。

 佐藤様には,自己紹介のスライド,千葉ジェッツのPV,試合の動画,学生に配布された『千葉ジェッツご案内 - 2016-2017 シーズン初版』のパンフレットをpdf化したものと,盛り沢山のコンテンツを用意していただき,大変興味深いお話しをしていただきました。

 内容は,アンバサダーとしてどの様な地域活動,社会貢献に携わられているか,パートナー企業とどのような関わり方をされているのか,また,千葉ジェッツのチーム状態や観客動員数の推移はどうなっているのかといったことを中心に解説していただきました。(学生達のレポートに関係するので,ここでは詳細の記述は差し控えております。)

 次いで,佐藤様と私との対談ですが,「価値共創」について質問に答えていただきました。クライアントからの提案を受け入れた企画の比率が高いということが,スポーツビジネスらしく,私には新鮮でした。

 授業の最終ステージは学生達からの質問コーナーでしたが,観客動員を増やした秘訣とか,Facebookの「いいね!」の数やTwitterのフォロワーの数が日本のバスケットボール界でNo.1になった秘訣とか,様々な質問が寄せられましたが,佐藤様には丁寧に答えていただき,学生達の理解はより深まったと思います。

「新しい」は、ワクワクする!!

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授業風景

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 昨日は,サービス創造実践2Bという科目の私の担当回としては,ゲスト講師の方をお迎えする初回でした。お越しいただいたのは,加賀電子株式会社 電子事業本部 ゼネラルマネージャー 松浦 耕二 様 です。

 松浦様には事業内容と職務内容とを簡単にご紹介いただいた後,『「新しい」は、ワクワクする!!』という題名で含蓄のあるお話しをしていただきました。

 内容は,昨年度のサービス創造実践1Bという科目でお越しいただいた際の『ひらめきを馬鹿にするな!』というお話しの続編に当たる,新しい発想を得るには「好奇心 → 観察 → 疑問 → 情報収集 → 仕組みを知る」といった連鎖の先に「ひらめき」がある,というお話しから始まり,それでは企業では実際にひらめきを形にするにはどのようなステップを踏まれているのか,また最近取り組まれている新しいことは何かを紹介していただきました。 (学生達のレポートに関係するので,ここでは詳細の記述は差し控えております。)

 次いで,松浦様と私との対談ですが,主に「新しい価値」について従来の提案型のものと最近の傾向としての共創型のものとの対比といった視点で質問に答えていただきました。

 授業の最終ステージは学生達からの質問コーナーでしたが,松浦様には丁寧に答えていただき,学生達も企業人の発想の一端に触れることが出来て楽しめたと思います。

歡迎光臨!

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 サービス創造学部では,秋学期から,国立台北商業大学の4年生2名を交換留学生として迎えました。

 本日は,本学の実習システムの使い方を学んでもらうために,14時から15時までの1時間を掛けて,暫定パスワードの変更,『サがつくeラーニング。』からの教材ダウンロードの実習,Webメールの署名設定,プロフィール設定,送受信の実習を行いました。

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張 喬雅さん・鄭 雅勻さん

 とても真面目で礼儀正しい人達ですので,学部生の皆さんは是非お友達になってあげてください。

ソーシャルイノベーション

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践1Bという科目で,ゲスト講師の方をお迎えする5回目の授業でした。お越しいただいたのは,株式会社富士通総研 第一コンサルティング本部 金融・地域事業部 マネジングコンサルタント 湯川 喬介 様 です。

 先ず,湯川様より,『社会課題をポジティブに捉え直して新たなサービスモデルの検討』という題名でプレゼンテーションをしていただきましたが,その核となるトピックはソーシャルイノベーションの実践例で,今まさに新しいサービスを生み出して世の中にリリースしようとしている直前の状況をぎりぎりの線まで紹介していただきました。

私たちが捉え直した社会課題

私たちが捉え直した社会課題

 元々企画段階では,サービス産業生産性協議会の会員企業の一つである富士通株式会社の方に『サービス生産性』をテーマとして対談をしていただきたいという打診をして,グループ企業の方を紹介していただいた経緯がありましたので,プレゼンテーションの中にもその点を加味していただきました。また,対談の中では,最近誤解されがちなサービス生産性に関して,業務効率化の先に新たな付加価値を生み出してこそ,サービスの生産性は向上していくというプロセスの詳細を解説していただきました。

私にとってのソーシャルイノベーションとは

私にとってのソーシャルイノベーションとは

 なお,プレゼンテーションの終わりの方で紹介されたスライドで,ソーシャルイノベーションの中核となるのはミドル層であるということが示唆に富んでいて,この点に関しても対談中に色々と質問を投げ掛けて解説していただきました。

 学生達の質問コーナーでは,新しいサービスを生み出すことに関心が集まっていました。今回は公式サポーター企業でなかった分,今までに接していない分野を垣間見ることが出来たのではないでしょうか。

24時間365日の放送は,ラジオ局の社会的使命

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践1Bという科目で,ゲスト講師の方をお迎えする4回目の授業でした。お越しいただいたのは,学部の公式サポーター企業の一つ,株式会社ベイエフエムの本社営業部 営業課長 小林 幹雄 様 です。

ゲスト講師のプレゼンテーション

ゲスト講師のプレゼンテーション

 先ず,小林様より,bayfm78の番組表に基づき,プレゼンテーションをしていただきましたが,1989年に開局して以来,24時間365日の放送を実施する体制をとられているというお話しから始まりました。これは生放送中心の番組編成と相まって,災害時等に対応出来る様にするという,社会的な使命を負う心構えから実施されているとのことでした。

 事前打ち合わせの際の予想を違えて,「日頃,ラジオに接している人は?」という問い掛けに大半の受講者が手を挙げ,小林様共々,認識を新たにしました。

 対談では,テレビ放送やインターネット上のサービスといった他のメディアとの比較,インターネットラジオのオンデマンドサービスに関する今後の可能性,同業他社との差別化等々,話題は多岐に亘りました。

 学生達からの質問コーナーでは,聴取者のターゲットに関するマーケティング,広報活動に関する工夫,営業活動の内容等,各自の興味に沿った多様性のある質問が相次ぎ,それらに丹念に答えていただきました。中には若者を聴取者として取り込むために必要な事項に関する核心を突いた質問もあり,『一方的に情報を受け取るだけの講義ではなく,参加者全体で作り上げる授業』という目標が達成出来たと思います。

bayfm78 番組表1

bayfm78 番組表1

bayfm78 番組表2

bayfm78 番組表2

bayfm78 番組表3

bayfm78 番組表3

24時間体制で,オーナーに代わって安心と安全を提供

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践1Bという科目で,ゲスト講師の方をお迎えする3回目の授業でした。お越しいただいたのは,株式会社ハウスメイトワークス リニューアル事業本部 企画業務部 業務課長 可児 信之 様です。(株式会社ハウスメイトワークスは,サービス創造学部の公式サポーター企業の株式会社ハウスメイトパートナーズのグループ企業です。)

 当方からは,コールセンターのサービス品質に関するトピックを中心とするお話しをお願いしていました。

 先ず,可児様より,『Housemate Group Seminar』という題名でプレゼンテーションをしていただきましたが,賃貸住宅のビジネスモデルに関するお話しから始まりました。

賃貸住宅のビジネスモデル

賃貸住宅のビジネスモデル

 特に,グループ企業のそれぞれは,ビジネスモデルのどの部分を受け持つのかという説明をしていただいた上で,「ハウスメイトワークスって何をしているの?」というスライドで,6つの事業分野を展開する,『建物管理の総合コンサルタント』という位置付けであることを披歴していただきました。

ハウスメイトワークスって何をしているの?

ハウスメイトワークスって何をしているの?

 「HMシステム24とは?」というお話しの中で,「入居したその日から,24時間! 365日! ご入居者さまのトラブルに対応しています。」という説明をしていただきましたが,その中心的な役割を果たしているコールセンターに関しては,接続品質及び応対品質の向上に対する工夫について,解説をしていただき,続く対談の際にも,更に深掘りをしていただきました。

かかってきた電話の対応は?

かかってきた電話の対応は?

 学生達からの質問コーナーでは,しっかりとWebページの内容を読み込んだ上の質問もあり,回を追う毎に的確な質問が増えてきたと思います。

組織は生き物,そして組織は生態系

 千葉商科大学サービス創造学部の神保雅人です。

 本日は,サービス創造実践1Bという科目で,ゲスト講師の方をお迎えする2回目の授業でした。お越しいただいたのは,学部の公式サポーター企業の一つ,株式会社三技協の代表取締役副社長 仙石 泰一 様 です。

 当初,当方からはサービスサイエンスとの関連で,『センサネットワークシステム』を取り上げて,『計測に基づくサービス品質の向上』をテーマにしては如何でしょうかという提案をしましたが,事前に1時間に及ぶ打ち合わせをしていただいた結果,次代を担う学生達が『未来』を垣間見られる様な内容で,先方にテーマ設定をしていただくことをお願いすることになりました。

 先ず,仙石様より,『未来の通信インフラ』という題名でプレゼンテーションをしていただきましたが,折しも現在の社名となってから50周年を迎えられたばかりということで,1世紀企業として生き残るための未来へのコンセプトに関するお話しから始まりました。

50周年記念事業コンセプト

50周年記念事業コンセプト

 50周年に当たって,未来(MIRAI)と今(IMA)とを結合した,”MIRAIMA”という新造語を用いたロゴの作成をデザイナーに依頼されたそうで,この単語の中3文字を抜いた,”I AM”と組み合わせて”I AM MIRAIMA”というアニメーションを繰り返し示されたので,学生達にはその洒落が受けていました。

 また,50周年を機に新社屋を建てられたお話しで,そこには普通の職場は存在しないということが学生達には新鮮だった様です。

新社屋

新社屋

 自社を”The Optimization Company”と規定し,無線による通信インフラストラクチャの整備を通じて新たな価値を生み出す様々な事業を展開されて来た経緯の紹介のみならず,経営者としての視点で,組織の在り方,マネジメントの在り方に関しても,他社に類を見ない斬新な考え方を披歴していただきました。(今回の記事の表題は,その際のスライドで使われていた標語です。)

The Optimization Company

The Optimization Company

 続く対談では,プレゼンテーションで紹介し切れなかった内容の深掘りをしていただき,学生達の質問コーナーでは,更に,『Cyber Manual』は,単なる情報の共有ではなく,知識の共有を目指したものであること,未来を築く3つの場として『発信』,『交流』,『創造』を挙げて,英単語としてはそれぞれ “Share”,”Meet”, “Create”を当てていること,会社名の由来は『無線』,『交換』,『伝送』の三技で協力するということ等,大変興味深いお話しが続きました。

 授業終了後には,昨年度,私のゼミのゼミ長がインターンシップでお世話になった件でお礼を申し述べ,今後のインターンシップの在り方に関して情報交換もしましたので,一授業科目のみに留まらない関係性の構築という点で,とても有意義な機会となりました。