投稿者「吉田 優治」のアーカイブ

「千葉ジェッツ・蒔平ゆき」執行役員(学部特命講師)

学部長の吉田優治です。

数年前、「千葉県にプロバスケットボールチームを立ち上げたい。めちゃくちゃ、バスケットボール大好き。地域と一緒に活動する。プロバスケットボールチームを立ち上げるのは今しかない。私やる。大学に応援してほしい。」という熱い思いを当時25歳「蒔平ゆき」さんから聞かされた。大手外資金融機関を辞めてプロバスケットボールチーム経営に人生を賭けるという。胸が躍らされた。蒔平さんの夢は、昨年秋のプロバスケットボールbjリーグ「千葉ジェッツ」に結実した。

「千葉ジェッツ」に学部の公式サポーター企業になっていただくことをお願いした。学部としてリアルなスポーツビジネス立ち上げに学生教育を絡ませたい。昨年4月からは蒔平さんを学部特命講師に就任いただき、千葉ロッテマリーンズをファンサービスで盛り上げた実績のあるスポーツビジネスの荒木重雄特命教授と一緒に「千葉ロッテプロジェクト」を指導してもらっている。昨年10月末には本学体育館で公式戦2試合を開催し、学生たちが4000名の集客をめざして未熟ながらも広報活動やプロモーション活動を行った。プロスポーツチームから学べる機会なんて凄すぎる。下の写真はプロジェクト学生たちと一緒の蒔平特命講師です。

昨年秋には千葉ジェッツのチアリーダー「Star Jets」と大学初のチアリーダー「glitter’s」の共同育成プログラムもスタートした。「Star Jets」にはサービス創造学部の女子学生2名が厳しいオーディションを通過して参加し、「glitter’s」はサービス創造学部女子学生5名が中心になって立ち上がった。「千葉ジェッツプロジェクト」や「glitter’s」に参加している学生の顔は全員輝いている。「千葉ジェッツ」との連携は教育的に大成功だと思う。

そうした活動の中心で、いつも「千葉ジェッツ」執行役員で、「サービス創造学部」特命講師の蒔平ゆきさんが瞳を輝かせ学生を指導している。facebook活用の指導もタイムリーで的確。VisionとPassionを持つ指導者に、学生たちが輝くのも当然のこと。この一年、プロスポーツチームの立ち上げ、運営に365日24時間奔走し続けるなか、学生指導を続けてくれた蒔平さんに、学部長として感謝・感謝です。通常ありえない話です。

本日14:00からホーム最終戦が船橋アリーナで開催されます。もちろん応援に行きます。プロジェクト学生たちは、昨日から来期の活動に向けて試合会場でアンケート調査を行っています。彼らの来季の提案は、試合会場を「空港化」させること。発想が面白い。

これからも「千葉ジェッツ」と「蒔平特命講師」から多くのことを学びたい。サービス創造学部も「千葉ジェッツ」と「蒔平執行役員」を応援します。

「蒔平ゆき」さんは、凄い起業家・経営者であり、凄い大学教員です。

 

 

 

就職内定報告、続々と

学部長の吉田優治です。

先ほど、4年生のS君から携帯電話に大手流通小売会社から就職内定をいただいたと喜びの電話。「内定を知らされた瞬間、思わず涙を流してしまった。うれしい。オレ頑張る」と。私も思わず涙が溢れました。

入学式後から手のかかる、やんちゃな学生でした。1年生のころは1週間に一度定期的に学部オフィスに呼び出し話をしました。夜飲んでいても気になり、何度も居酒屋から電話をかけました。そんな心配をよそにS君は、その後、まじめに授業に取り組みはじめ、今井ゼミ、インターンシップ、中国上海研修、ALSOL社会人基礎力育成プログラム、就職支援プログラムなどにも積極的に参加する学生に。この2年間ゼミで指導をした今井准教授によれば、ゼミのまとめ役として大活躍し、ゼミ後輩の面倒をみる頼れるゼミ学生に成長したとのこと。溢れるほどのVisionとPassionを持った若者に変身したと最近の彼を私も評価していました。

S君を評価してくれた大手流通小売会社は、これから活躍する人材をしっかり見極めました。だから業界トップなんですね。あと1年、サービス創造学部はS君をしっかり責任を持って教育します。さらに大きくなって成長するS君に期待ください。

S君の他にも4年生から、うれしい就職内定の知らせが続々と届きはじめました。サービス創造学部がスタートして3年。公式サポーター企業51社のご支援を受けながら、教職員全員で一生懸命育ててきた学生たちが、産業界から評価されて就職内定をいただけるまでに成長したことを心からうれしく思います。最後の一人を就職させるまで、私たちは厳しく責任を持って教育、キャリア支援を続けます。学部学生、頑張ろう。

プロの仕事

学部長の吉田優治です。

プライベートで「フラノ寶亭留」に1泊2日。このホテルは、北海道富良野にある25部屋の小規模ホテル。2010年度のJTBサービス調査(27部屋以下の部門)で全国最優秀賞を受賞。今春、学部の公式サーポーター企業になっていただいた「株式会社第一寶亭留(本社:定山渓)」の7番目のホテルです。まだ周辺の積雪は1メートル以上。ただただゆっくり時間を過ごす。温泉、岩盤浴、サウナ、エステ、フランス料理、上質な空間と接客サービスで、1泊2日を超える癒し。プロのホテルマン達のおもてなしの心が疲れた心身を癒してくれました。

昨晩、帰路の旭川空港は3月末というのに猛吹雪。昨晩中に東京に戻るのをあきらめていました。しかし、東京からやってくるJAL機のために吹雪の中を大勢の作業員が滑走路の除雪作業。乗客を乗せてJAL機が定刻を20分遅れで動き出すと、複数の整備士が滑るランプウェイを懐中電灯を持って機体を追いかけ、滑走路前でいったん止まったJAL機を懐中電灯で着雪状況チェック。そして滑走路に向かうJAL機に向かい吹雪の中でいつまでも手を振り続けていました。整備士たちの気持ちが伝わりました。羽田への空路は冬型の低気圧の影響で気流も悪く、雲の中。管制塔からの指示、計器使用、キャビンアテンダントの接客、運航乗務員の操縦技量で強風の羽田にソフトランディング。旭川から羽田に向かう満席の乗客をJAL機は、到着時刻から20分遅れただけで安全に運びきりました。多くのプロの社員が関わりました。

 

プロの仕事、プロのサービスって凄いです。今日から大学は2012年度の学事歴がスタートします。「サービス創造学部」の教職員は、学生を育てるプロとして今年度も仕事を責任と誇りを持って続けます。学生にはプロの仕事、プロのサービス創造者になってほしいと願っています。

 

春学期「ウエルカム・シート」参加大歓迎

学部長の吉田優治です。

2009年に開設した「サービス創造学部」の教育コンセプトをお話しさせていただくと、多くの方々から異口同音に「こんな学部で勉強してみたかった」、「もう一度大学時代に戻れるならこんな学部に入学してみたい」との反応があります。そんな要望にお応えして、学部では2009年秋学期より「ウエルカム・シート(聴講無料)」をスタートさせました。

現在、1セメスター(15回)で開講している講義の中から、幾つかの科目をピックアップして「ウエルカム・シート」を各10席ご用意しています。地域の方々、企業の方々はもちろんのこと、他学部、他大学の学生さんも大歓迎です。学生と一緒に学んでください。以下を参照ください。

https://mit.prof.cuc.ac.jp/fsiblog/welcome-seat

サービス創造学部は、「企業から学ぶ」、「学問から学ぶ」、「活動から学ぶ」を3つの学びとしています。

◆「企業から学ぶ」:学部教育を強力にご支援いただく「公式サポーター企業50社」からのゲストスピーカーによる講義

◆「学問から学ぶ」:サービス創造にかかわるマーケティング、経営学、経済学、会計学などの講義

◆「活動から学ぶ」:本学部の最大の特徴で、現在、7つの「学部オフィシャルプロジェクト」が活動中ですが、残念ながら学生による継続的な協働活動の必要からご遠慮いただいています。

「サービス創造学部」は、皆様のご参加を心からお待ちしています。

 

 

3歳児の驚くべきサービス・マインド

学部長の吉田優治です。

驚くべきサービス・マインドを持った3歳時に昨日出会いました。

ある会合の2次会。飲み足りない大人30名近くが地元の中華料理店2階の座敷個室に入りました。まだオムツをしているお店の3歳の男の子が入り口で「いらっしゃい」のご挨拶。全員がテーブルに座ったタイミングを見計らい、個室中央で「たくさん食べてね」。ここで参加者たちから大拍手。さらに男の子は廊下に出て1階に向かって「ママ、ママ、ママ、ママーー、ビール」と大声で勝手に注文。その後も、目をきらきらさせながら、タイミングよく個室内を巡回。

3歳児のこの驚くべきサービス・マインドと行動力。思わず、将来「サービス創造学部」に入学するんだよ、と小声でささやいてしまいました。今後、多様な学びに努め、最強の「サービス・イノベーター」に成長してほしいものだと思いました。

店を経営する夫婦によれば、この3歳児に特別に教えた覚えはないという。日々の環境と体験が、3歳児にサービスマインドとその行動力を身に着けさせたことは間違いなでしょう。

学部の学生たち! この3歳の男の子に負けるなよ。この週末、驚くべきサービスマインドを持った3歳児から多くを学ばせてもらいました。感謝。感謝。

 

千葉商科大学チアリーダー「glitter’s」デビュー

学部長の吉田優治です。

伝統の応援団が消滅してから10年近くになる。応援団OBや体育会OBが応援団復活を願い、新入生勧誘などに動いたが、いまだ成果は実っていない。近年は、大きなイベントがあると応援団OBが仕事を休んで駆けつけ、名物「狸踊り」などのパフォーマンスを披露してくれている。

一昨年秋の学部長会の席上、島田晴雄学長からサービス創造学部の元気のいい女子学生たちを中心にチアリーダーを立ち上げないかとの話をいただいた。「簡単な話ではないな」と思った。そんな折、荒木重雄特命教授から千葉にプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」が誕生するとの話を聞きつけた。「これだ!」と直感した。

「千葉ジェッツ」を経営する株式会社ASPEに学部の公式サポーター企業になっていただき、学生による「千葉ジェッツプロジェクト」を組成、リアルなプロスポーツ・マネジメントの厳しさと楽しさを学ばせてもらうことにした。昨年秋には大学体育館で公式戦2試合を開催。同時に「千葉ジェッツ」と大学のチアリーダーを対象にした共同育成プログラムを提案させていただき、大学での練習が始まった。大学チアリーダーの指導には経験豊富なプロのダンサーが就任し、総括的なマネジメントを島田学長、松尾学生部長、学生課職員が行っている。写真は公式戦で活躍する「千葉ジェッツ」のチアリーダーたち。

11月から練習をスタートさせた大学チアリーダー「Glitter’s」は、パフォーマンスの機会を提供いただき、ついに17日(土)、市川市塩浜体育館で時開催されるbjリーグ公式戦「千葉ジェッツVS浜松・東三河フェニックス(18:00試合開始)」のハーフタイムショーに初登場する。当日は、前売り券の販売も上々で、多くの観客の方々に千葉商科大学「gilitter’s」の初チアーダンスをご覧いただくことになった。Start Upに関わった一人として感無量。

明日から、初島で「これからのサービス創造学部」を話し合う1泊2日の学部教職員会議がある。あさって土曜日は18:00から始まるゲームに初島から会場に直行して「glitters」の船出を祝いたい。今後「glitter’s」は、大学の内外で多くの人たちにを元気づけることだろう。「glitter’s」には、「千葉ジェッツ」チアリーダーとして活躍するサービス創造学部2年のMisakiとMamikoの二人を含め、学部の女子学生が7名も参加している。サービス創造学部にとっても誇れる「glitter’s」の誕生です。

写真は、昨年10月に大学で行われた公式戦でスピーチする島田晴雄学長と「千葉ジェッツ」チアリーダーとして活躍する本学部2年のMisakiとMamikoです。

千葉ジェッツ公式戦の開催_03

「ミニストップ」中央アジア・カザフスタンへ

学部長の吉田優治です。

本日の日経新聞(1面)によれば、学部「公式サポーター企業」のイオングループ・コンビニ「ミニストップ」は、年内にも中央アジアのカザフスタンに1号店を出店するとのこと。日本のコンビ業界で中央アジアに進出するのは「ミニストップ」が初めて。カザフスタンは、人口1600万人の小国でありながら石油やウランなどの資源が豊富で経済成長が続いている魅力的なマーケット。アジア市場の潜在的成長力を実感します。今朝のNHKニュースでも報道されました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120314/t10013700041000.html

「ミニストップ」の社長は、本学OBの阿部信行さん。同社は、公式サポーター企業として学部の教育・研究を強力にバックアップしてくれています。昨年秋、阿部社長は大学で講演され、同社が海外戦略を本格化することを力強く主張されていました。同社は、海外で現在も2071店舗を展開しており、国内2105店舗を店舗数で逆転するのは時間の問題。もはやコンビニは、わが国のサービス創造を輸出し続ける日本の戦略的企業です。

 

こうした公式サポーター企業、そして社長の勢いは、サービス創造学部の学生ばかりでなく、教職員にも刺激を与えてくれています。サービス創造学部も負けていられません。尖った、エッジのきいた学部として進化を続けます。

阿部社長は、365日、24時間休みなく、みずから率先して同社や自社商品についての情報発信を続けています。「facebook」の活用も社長の重要なコミュニケーションツールとなっています。市場を説得し、市場と戦うコンビニ経営者を実践。経営者として「誰にも負けない」覚悟を感じます。

「いいね!」 100連打です。

この若者たちに任せられるよ、将来を。

学部長の吉田優治です。

県立高校2年生のA君は、被災地から家族で横浜に引っ越してきて、彼の高校に最近転校してきたB君を連れて、中学時代の友人に紹介してまわっている。津波で多くの友人が亡くなり、B君の住んでいた地域はすでに崩壊してしまったという。

この週末、A君たちは、B君に「春休みに中学時代の友達たちが集まるから、遊びに来いよ。残念なことだけれども、これからはこの地域を君の故郷だと思ってくれ」と言ったという。その時、B君は、目頭を押さえ、感極まって何も言えなかったという。その夜、B君からみんなに携帯メールが届いた。「ありがとう、これからはここを僕の故郷にしたい」と。

高校生たちも、やるじゃない。小学校、中学校のPTA会長をしていたから、ここいらの子供たちはみんな知っている。やんちゃな子もいるけれど、みんな心の優しい子どもたちだと誇りに思った。震災を機に、忘れかけていた優しさが日本中で蘇った。

この若者たちに任せられるよ、将来を。

 

 

Worker からPlayerの育成へ

学部長の吉田優治です。

8日(木曜日)の日経新聞朝刊「経済教室」で東京大学の伊藤元重教授が、新しい人材像についての論文を公表。新聞のまとめたポイントは以下の通りです。

  1. 努力せず現状容認すれば状況は一層厳しく
  2. 技術革新や国際化で従来型の仕事は減少
  3. 産業や経済社会の変化が新しい仕事を生む

論文で伊藤教授は、「働く」という言葉を、肉体を使った「レバー」、工場や事務所での「ワーク」、そして指揮者やスポーツ選手などによる「プレー」のタイプに分類。

教授によれば、「産業革命は多くの労働者からレイバーを奪った」、「産業革命以来、世界経済はレイバーよりも高い所得を提供するワークの仕事が多く生まれた」、「技術革新やグローバル化が良質のワークの仕事を奪い始めた」、「大切なのは、機械や情報システムに置き換わってしまうようなワークではなく、人間にしかできない質の高いプレヤーとしての仕事が増えていくように努力することである」、「ワークはできるだけ情報システムやグローバル社会に任せておき、より多くの人がプレーヤーとしての仕事に付ければ、私たちの生活はもっと良くなるはずだ」、「グローバル化を見据えたマーケティング戦略やデザインなどのプロであるプレーヤーの仕事は増えるはず」、

こうした状況の変化に対応するためには、「次世代の人材を育てない限りプレーヤーは増えないだろうし、プレーヤーが増えない限り日本の成長もない」。

伊藤教授の枠組みからするなら、「サービス創造学部」は、サービスを創造するワーカーを育成するというより、プレーヤーを育成したい。時代が、いや次代が「サービス創造学部」の人材育成に期待しているんだと再認識した。

 

 

学生にとって「世界一の学部」にするぞ

学部長の吉田優治です。

井上教授、今井准教授は、昨日より札幌入りして公式サポーター企業の加森観光株式会社(ルスツリゾートなどを経営)を訪問し、今後のサポート・教育連携について協議を行い、本日は昨年度のJTBサービス調査で全国最優秀になった観光関連企業を訪れ、インターンシップや学部教育への協力をお願いしています。

鎌田准教授は、私立大学情報教育協会が主催する「FDのための情報技術講習会」に参加しするため昨日の学部会議終了後に新幹線で大阪入り。今日から3日間、学部の情報教育を充実するためのアイディアと教育方法を学びます。

明日金曜日は、客員講師の面接を行い、土曜日には、学部長も参加して3年生のための就職模擬面接を朝から晩まで行なう予定です。ゼミ担当教員も、個別にゼミ所属3年生の就職支援を続けています。週明け月曜日は3月教授会。そして3月中旬には、学部の教職員全員が参加して学部の将来を語り合う合宿研修も予定しています。

学部には、教授会・学部オフィスの他にも、学部運営委員会、人事委員会、学部戦略委員会、カリキュラム改定タスクフォース、公式サポーター連携委員会、学生プロジェクト実践委員会、教務委員会、入学審査・広報委員会、FD委員会、学生キャリア支援委員会などがあります。教職員は、「サービス創造学部」が学生の成長の場になればとの願いを胸に365日休まず仕事を続けています。写真は、「頑張っちゃうぞ」ポーズの吉田優治学部長(右)、鈴木孝学部オフィス課長(左)です。

「サービス創造学部を学生にとっての世界一の学部にするぞ」。これが学部教職員全員の熱い想いです。