投稿者「吉田 優治」のアーカイブ

エンターテイメントプロジェクト

学部長の吉田優治です。

今年度、私は学部オフィシャルプロジェクトの「エンターテイメントプロジェクト(旧音楽プロジェクト)」と「千葉ジェッツプロジェクト」を特命教授や特命講師と一緒に担当することになりました。各プロジェクト30名弱のメンバー、どちらも「活動から学ぶ」の正規科目です。今から学生メンバーとワクワクしています。

昨日は、「SHIBUYA The Box」でビジャンドゥ(Vijandeux)の初ワンマンライブに招待され、学生と一緒に参加してきました。ビジャンドゥは、すでにSONY MUSICからメジャーデビューしているWillieとNoriの二人組み。これまで音楽プロジェクトではビジャンドゥを2年前のCUCオリンピックBBQ会場でのミニLive、ストリートミュージシャンの夢舞台、昨年の瑞穂祭での千葉テレの公開録画などに起用し演奏してもらってきました。

     

エンターテイメントプロジェクトは、ぴあ、東映、bayfm、千葉テレビ、ホリプロ、日本オペラ振興会(藤原歌劇団)、千葉県文化振興財団などの公式サポーター企業と関わりあいながら音楽、演劇、映画などのエンターテイメント分野でさまざまな活動を企画予定です。これからもたくさんのエンターテイメントに接し、新しいエンターテイメントを創造していきたいと考えています。

一足先に会場を出ましたが、渋谷駅近くで歌う二人組みのストリートミュージシャンに遭遇しました。グループ名が変わり、曲調が変わり、容姿まで変わりましたが、話しているうちに3・4年前に応援していたELEVENとよくステージで一緒だったHi-Styleの二人であることが判明。粘り強く、渋谷で頑張り続けるストリートミュージシャンの姿に感激しました。

学生も教員もプロジェクトを通じて多くのことを学ぶことができます。今年も学生と一緒に多くのことを学び、多くの創造をしたいと考えています。

ラーニングパス個人面談

学部長の吉田優治です。

1年生には研究入門の担当教員、2・3年生にはゼミの担当教員が春学期・秋学期の開始時期に「ラーニングパス個人面談」を実施しています。日頃やんちゃな学生たちも、神妙な顔つきで個別面談を受けています。講義やゼミでは見せない学生の顔や心に接し、学生たち一人ひとりと話をすること、理解しあうことの重要性に改めて気づかされています。厳しい経済状況、家庭状況、将来への希望や不安など一人ひとりの学生たちが個別の問題を抱えながらも、大学で学び続けようとする姿にしばしば心打たれます。どの学生も、何とかして成長したいという思いを持っていることに気づきます。

「ラーニングパス個別面談」は、定期的に教員が学生と面談して、将来や大学での学びについて話し合いを行うものです。4月からは、個人面談での情報をパソコンで管理する「キャリアカルテ」の運用もスタートしています。カルテは成績表や学生活動レコードなどと統合して、就職支援の情報としても活用する予定です。

チューリップ20070315001.jpg

チューリップが開花しました。サービス創造学部の学生たちも、近日中にたくさん開花する予定です。

安全・安心の提供

学部長の吉田優治です。

安全・安心を提供することは、サービスそのものです。学部教育を強力に支援していただいている「公式サポーター企業」46社のひとつ「綜合警備保障ALSOK」は、様々な分野で安全・安心を提供して成長してきました。サービス創造学部は、この2年間、同社員派遣ゲストスピーカーによる講義、企業見学、サービス創造研究会、大阪研修所での研修参観などを通じて同社から多くのことを学んできました。お会いする社員の方々のいつも変わらぬ誠意ある対応に、同社のもつ社会的な正義感や倫理感を感じさせられています。

昨日朝、赤坂にある本社を訪問した際、有給休暇を取って東北の震災被災地にボランティアに向かう社員の方々がマイクロバスで出発する光景に遭遇しました。この方々の後姿を見ながら、さらに同社から安心・安全を提供するサービスを学ばせていただきたいと思いました。7月上旬には、同社と学部が共同開発した教育プログラムを、受講希望の学生たちに提供する予定です。詳細は後日公表します。下の写真は、被災地で活動するALSOK社員です。

横浜の我が家は、12年間にわたり他社の警備システムを利用してきましたが、先週からALSOKのホームセキュリティーに変更し、安心・安全を提供してもらっています。安全・安心を提供するALSOKのシステムとガードマンが、24時間、365日、家族を守ってくれています。

震災後の社会において、安心・安全を提供してくれるサービスはますます重要になってくるでしょう。安全・安心を提供する新しいサービスの創造に思いを巡らしています。

 

3・11以降のサービス創造

学部長の吉田優治です。

今日から2011年度の春学期授業開始です。私も新2年生と新3年生のゼミをスタートさせます。私は、ゼミを「学問から学ぶ」の中心的な場であると考えているので、吉田ゼミではサービスについての基本的な文献をゼミ生と読み込み、議論して、サービス創造についての体系的な理解を得たいと考えています。

2001年9月11日に米国で発生した同時多発テロは、世界中の社会、経済、政治などの状況を一変させるほどのものでした。その年の3月まで1年間にわたり東海岸ボストンに家族で滞在していた私たちは、車で3時間のNYマンハッタンを何度も訪れた経験があったために大きな衝撃を受けました。さらに事件1ヶ月前の8月上旬にワシントンDCで開催された米国経営学会の年次大会に出席し、車で何度も米国国防総省(ペンタゴン)横の高速道路を行き来していた私は、国防総省に航空機が突っ込んだ映像をTVで見て言葉を失いました。しかし、問題は私の家族や個人の感傷的問題ではなく、9・11以降の世界の社会、経済、政治などの状況が事件以前と大きく異なり、世界中が新しい秩序や状況を模索し続けなくてはならなくなったことです。9・11から10年以上の月日が経過しましたが、今も混乱が世界各地で続いているように思います。

今回私たちが経験した3・11の東日本大震災は、3・11以降の日本や世界の社会、経済、政治の状況を大きく変えてしまいました。復興にはかなりの時間とエネルギーが必要になるでしょう。こうした状況においてこそ、「心地よさ、安全・安心、快適さ、利便さ」などを提供するサービスの創造が重要な意味を持つようになるのです。3・11以降に求められるサービス創造は、それ以前のものとは異なるでしょう。私たちはこうした変化を捉え、新たなサービス創造について模索しなければなりません。

サービス創造学部は、地道に、そして真摯な態度で、サービス創造の研究と教育を通じて、3・11以降の新たな状況づくりに貢献することを誓います。

荒木特命教授の“野球界系”ブログ

学部長の吉田優治です。

サービス創造学部の「荒木重雄」特命教授(元千葉ロッテマリーンズ執行役員事業本部長、現在、株式会社スポーツマーケティングラボラトリー代表取締役)の“野球界系”というブログを知っていますか。「ここまで野球を愛しているんですね」と驚くほどの内容です。それも野球が好きというだけでなく、マーケティングや戦略論の視点から野球を語っている凄いブログなんです。

http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kusaon/article/1

ぜひ読んでいただきたいのは「もし、巨人軍が都内に新球場を建てたら」という4回シリーズで書かれたブログです。2月11日、2月19日、2月26日、3月7日の4回です。PC前でブログ作成中の荒木先生の姿が目に浮かぶようです。下の写真は、ブログのプロフィールから転載させていただいたバットを持って構える荒木特命教授です。

Kusaon_photo

このブログが野球ファンの間で騒ぎとなり、その騒ぎを聞きつけた某プロ野球球団幹部から話を聞かせてほしいと言うことになったとのことです。このぐらい野球もスポーツビジネスも好きになったら本物だと思うと同時に、うらやましくもあります。

2010年度、荒木先生にはスポーツマネジメントについての「荒木塾」を開講していただき大好評でした。2011年度は、8・9月に本学丸ノ内サテライトキャンパスにおいてスポーツマネジメントをテーマに公開講座「CUCスポーツマネジメント界系塾(仮称)」を開講いただく予定です。また今年秋にbjリーグに参戦することが決定したプロバスケットボールチーム「千葉ジェッツ」の立ち上げに参画し、スポーツマネジメントを学ばせていただく「千葉ジェッツプロジェクト」の指導もお願いしています。

好きなことを見つけること、好きなことをとことん深く考えること。どんな仕事をするにも必要なことだと思います。

新学期がスタート

学部長の吉田優治です。

2011年度がスタートしました。4月1日には、全学教員会議が開催され学長・学部長が新年度の挨拶を行いました。4月2日には、入学式が行われ、サービス創造学部には212名の新入生が入学してきました。入学式後のオリエンテーションでは、学部長として責任を持って学生一人ひとりの成長を応援し続けることを宣言しました。また保護者の皆様には、4年間の教育方針や教育内容、就職状況などを説明させていただきました。3~5日まで各種オリエンテーションが行われ、いよいよ4月7日(木)から授業を開始します。

サービス創造学部は、3期生の入学により600名を超える学部になりました。教職員一人ひとりが教育研究のプロフェッショナルとして真摯な態度で学部の教育・運営に取り組みます。いまだ震災後の混乱が続いていますが、着実な教育研究を続け、社会における高等教育機関の役割を担っていきたいと考えています。

それぞれの年度末

学部長の吉田優治です。

桜はいつもと変わらず咲き始めました。「サービス創造学部」は、3年目の春を迎えます。そのための準備をいま着々と進めています。

25日(金)に新年度スタートのための「学びのガイダンス」が開かれ、多くの学部学生たちが再び大学に戻ってきました。昨日29日(火)には、新2年生とゼミ担当教員が、昨年度の振り返り、新年度の目標設定、履修科目などを個別面談方式で話し合う「ラーニングパス(Learning Path)」を実施。夕方からは新3年生とゼミ担当教員がゼミ単位で集まり、新年度の学習計画などについて話し合いう機会を持ちました。就職を控えた新3年生たちが、学生プロジェクトへの参加、資格試験、語学学習などに積極的に取り組もうとしている姿が印象的でした。

知り合いの家庭では、大切に育ててきた一人息子が3月無事に大学を卒業し、4月1日の入社式の後、地方での3週間の新入社員研修を経て配属先が申し渡され、配属先に直接赴任の予定。ご両親は、社会人として旅立つ息子の成長に期待しながらも、一抹の寂しさを感じているとのこと。

他方、我が家の息子も大学入学を機に一人暮らしをすることになりました。嬉々として引越し準備をする息子を前に、私も一人の親として少し複雑な心境。こうして親元を離れて頑張る多くの学生たちを、親に代わって温かく、そして厳しく見守り、成長させたいと心新たにしています。

新しい春を迎える準備が、桜が咲く日本中いたるところで行われています。

 

いま、学部として何ができるのか

学部長の吉田優治です。

東北地方太平洋沖地震、巨大津波、福島原発事故などで被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復興を願うばかりです。

昨日21日に予定されていた体育館での卒業式典が中止され、商経学部、政策情報学部の卒業生の皆さんには学部・学科別の教室で学位記が手渡されました(なおサービス創造学部の一期生卒業は2年後です)。卒業生の皆さんの4年間にわたる大学生活の最終日にこうした対応をとることしかできなかったこと残念でなりません。大学では大学HPに学長、学部長による卒業生におくるメッセージを掲載する準備を進めています。また10月下旬に予定されている同窓会のホームカミングDAYにあわせて、卒業式に準じる式典を開催することも検討しています。卒業生の皆さんが、今後大きく飛躍することを願っています。頑張ってください。

厳しい状況が続きますが、学部の学生の皆さん、そして4月に入学を予定されている皆さんはいかがお過ごしですか。人の心も、街も、元の通りに回復するにはかなりの時間と努力が必要でしょう。地道に、そして粘り強く、この厳しい困難を乗り越えたいと思います。

「いま、学部として何かできるのか」を考えています。すでに何人かの学生から提案が寄せられています。大学関係者や学生からの提案をお待ちしています。提案は遠慮なくコメント欄に投稿ください。皆で考えましょう。

地震等により被災された学生、入学予定者及び保護者の皆様へ

学部長の吉田優治です。

本日17日午後、大学HPにおいて、被災された学生、入学予定者及び保護者の皆様へ大学より以下の発表がありましたのでここに転載します。また21日予定されていた卒業式の中止についての発表もありましたので併せて転載します。詳しくは大学HPでご確認ください。

*****************************

このたびの東北地方太平洋沖地震等により被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

本学では、このたびの被災に対し、本学で修学する方の学業継続のために、経済的な援助も含めできる限りの支援を行う予定です。

現在、大学では安否に関する情報収集を行うとともに、被災された方からのご相談を受け付けております。
被災された学生、入学予定者及び保護者の皆様におかれましては、下記のお問い合わせ先にご連絡ください。

【お問い合わせ先】

  • <電話受付時間> 月~金:10:00~16:00、土:10:00~14:00
  • ※計画停電の実施により、上記の時間帯においてもお受けできない場合があります。あらかじめご了承ください。
  • <学部在学生及びその保護者の皆様>
  • 学生課
    TEL:047-373-3933
    E-mail:gak@cuc.ac.jp
  • <学部入学予定者及びその保護者の皆様>
  • 入学センター
    TEL:047-373-9701
    E-mail:info@cuc.ac.jp
  • <大学院生及びその保護者の皆様>
    <大学院入学予定者及びその保護者の皆様>
  • 大学院・社会人教育センターオフィス
    TEL:047-373-9755
    E-mail:grad@cuc.ac.jp

※E-mailでご連絡いただく場合には、必ず学籍番号(入学予定者の方は、受験番号)、氏名、住所、電話番号を明記してください。

*****(卒業式の中止について)**********

平成22年度千葉商科大学卒業生及び千葉商科大学大学院学位取得者並びにご家族、関係者各位

このたびの東北地方太平洋沖地震等により罹災されました皆様には衷心よりお見舞い申し上げます。

さて、平成23年3月21日(月・祝)に予定しておりました平成22年度千葉商科大学学位記授与式及び千葉商科大学大学院学位記授与式につきましては、被災地域の出身学生も多く在籍されていること、また余震が続いている状況や計画停電による交通機関の混乱、学内各施設の安全確認等の諸事情により、誠に残念ですが中止させていただくこととなりましたので、お知らせいたします。

なお、当日来校可能な学部卒業生及び大学院学位取得者には学位記をお渡しする予定です。 詳細は改めてご案内いたしますので、本学Webサイトでご確認ください。

【延期】15日「サービス創造研究会」

学部長の吉田優治です。

15日午後に予定していました「サービス創造研究会」は延期させていただきます。本研究会の新たな開催日程などについては改めて連絡させていただきます。

地震発生直後から「公式サポーター企業」の方々、さらにアメリカ、中国、韓国、イギリス、チベット、カナダ、トルコの大学関係者の方々、学部学生から、大学および学部関係者の被災を心配するお見舞いを多数いただきました。皆様方のお気持ちに深く感謝申し上げます。

現在まで学部関係者から地震や津波による甚大な被害の報告は届いていません。引き続き今後の地震や津波に十分ご注意ください。

被害を受けられた方々や被災地の一日も早い復興をお祈りします。

千葉商科大学 「サービス創造学部」 学部長 吉田優治