投稿者「吉田 優治」のアーカイブ

「サービス創造大賞2010」

学部長の吉田優治です。

日本経済新聞社は、本日の朝刊で2010年度「日経優秀製品・サービス賞」を発表しました。どの受賞対象も、製品の中にサービスが織り込まれたり、サービスそのものがイノベーティブなものばかりでサービス創造について多くのことを学ぶことができます。

昨年12月20日に発表したサービス創造学部主催の「サービス創造大賞2010(あったらいいな、こんなサービス)」も凄いアイディアばかり。なんと応募総数1296件から選ばれた★大賞(奨学金10万円)には千葉県立東金商業高等学校・須賀里美さんの「自動読み聞かせ機」、★準大賞(奨学金5万円)には長野県立小諸商業高等学校の小野山真衣さんの「電車空席見取り図」、静岡サレジオ高等学校の門平昴樹さんの「自動販売機温度表示サービス」が決定しました。この他にも優秀賞、高校賞が決定しました。受賞者の方々には、近日中に賞状や奨励金をお届けする予定です。詳細は以下HPを参照ください。https://mit.prof.cuc.ac.jp/fsiblog/oubo/happyo

サービス創造には、アイディアを案出する力だけでなく、アイディアを実現するまでに以下のような諸力が求められるように思います。★アイディアを生み出す力、★アイディアを形(モデル)にする力、★アイディアを説明する力、★アイディアを協働を通じて実現する力

サービス創造学部で学ぶサービス創造のマインドと思考方法は、これらの力を確実に向上させられると考えています。

アビリティーズの綱領

学部長の吉田優治です。

昨年秋、公式サポーター企業のひとつ「アビリティーズ・ケアネット株式会社」の伊東弘泰・代表取締役会長兼社長に1年生の必修科目「企業セミナー」にて講演いただきました。同社は、身障者のための幅広い事業を行っていますが、同社が掲げる「アビリティーズの綱領」は、それを読む人たちに人間の尊厳や自由を考えさせてくれます。そこで講演後、伊藤会長に綱領を学部オフィスに掲示したいとお願いしたところ快くご承諾いただき、後日、立派な額に入った綱領がオフィスに届けられました。現在、綱領は学部オフィスに掲示され、毎日学生に読まれています。

この綱領を読むたびに、公民権運動で活躍したキング牧師の有名な演説「I have a Dream」の一節「私には夢がある。それは、いつの日か、私の4人の幼い子どもたちが、肌の色によってではなく、その人格の中身によって評価される国に住むという夢である」を思い起こします。

サービスを創造をするのも、その恩恵を受けるのも私たち人間です。強い信念、人間に対する深い理解なくして、サービス創造することはできないでしょう。サービス創造を続ける人や企業には、なにより強い信念と人間を愛し、深く理解する心が必要だと思います。

2011年新年に誓う

学部長の吉田優治です。

新しい年2011年を迎えました。「サービス創造学部」にかかわる一人ひとりの夢が、2011年の「サービス創造学部」を創ります。学部長として、多くの夢の実現に努めたいと思います。

4月には3期生が入学し、サービス創造学部は学生数600名を超える規模になります。サービス創造学部は、今年も学生一人ひとりがサービス創造人として成長できる学習の機会と場を提供します。今年も1年間、よろしくご指導、ご支援のほどお願い申しあげます。

千葉商科大学 サービス創造学部 学部長 吉田優治

今年もお世話になりました。

学部長の吉田優治です。

サービス創造学部は、本年も多くの方々に支えられサービス創造の研究と教育を展開してきました。

「公式サポーター企業」43社の皆様には、ゲストスピーカーとして「サービス創造入門」、「企業セミナー」、「業界セミナー」などでのご講義、学部オフィシャルプロジェクトへのご指導・ご協力、企業見学のお引き受け、サービス創造研究会へのご出席などで、力強いご指導を賜りました。

また大学同窓会の皆様は、「熱血講座」にて熱いご講義をいただき学生たちを鼓舞してくださいました。そして、この1年間、数えきれない方々のご指導・ご支援をいただいたこと、学部長としてこころより感謝申し上げます。

学部教職員一同、気持ちを新たにサービス創造の研究と教育に取り組み、次代を担うサービス創造人材の育成に努力したいと考えています。どうぞ2011年度もよろしくご指導・ご支援のほどお願い申し上げます。

皆様にとって新しい年が実り多い一年になりますよう祈念申し上げます。

サービス創造学部 学部長 吉田優治

NHK・FMに学生プロジェクトが出演

学部長の吉田優治です。

NHK FM千葉の番組「まるごと千葉」(平日18:00~19:00)にサービス創造学部の「地域活性化プロジェクトin新潟」、「パーティープロジェクト」、「スポーツエンターテイメント荒木塾」に参加する学生たちが12月金曜日3回に分かれて出演し、それぞれの取り組みについてインタビュー形式で話をさせていただきました。

24日の最終回は、「スポーツエンターテイメント荒木塾」の学生たちが出演。現在、荒木塾ではプロバスケットボールBjリーグに来秋参戦する「千葉ジェッツ」の立ち上げにかかわり、リアルビジネスを舞台に実践的学習を進めています。写真は、12月18日の荒木塾に千葉ジェッツの社長以下関係者が参加してくれたときのものです。学生たちは、こうした荒木塾での「活動から学ぶ」を放送で勢いよく話しました。

他のプロジェクトの学生たちも含め出演した学生たちによれば、生放送のスタジオでは「かなり緊張した」とのこと。準備した通りにはなかなか話せなかったようです。しかし、自分たちのプロジェクト活動をラジオを通じて紹介できたことは、プロジェクト活動の総括を含め大きな学習の機会になったようです。

現在、NHK千葉放送局の以下HPで、「荒木塾」と「学長ゼミ」について語る学生たちの番組を視聴することができます。同日番組後半に出演した「学長ゼミ」の学生3名のうち2名がサービス創造学部の1年生たちです。併せて視聴いただければ幸いです。今後の学生たちの活動に大いに期待ください。

http://www.nhk.or.jp/chiba/movie_radio/index.html

大学図書館で考える

学部長の吉田優治です。

来春締切りの論文執筆のためのに、昨日大学図書館から60年以上前にアメリカで出版された2冊の著作を借り出しました。1945年出版のAlvin Brown著、Organization、そして1947年出版の同著、Organization of Industryの2冊です。Brownの理論は、経営学の伝統理論のひとつで、その後の経営組織論の発展に大きな影響を与えました。

1940年代のアメリカでBrownが、どのような問題意識を抱え、どのような時代背景のなかで、どのような人々のアイディアに影響を受けて2冊の著作を立て続けに書き上げたのか、そして現実社会や学会にどのような影響を与えたのかに思いを馳せました。図書館では、著作を通じて多くの研究者に出会い、彼らが苦闘して作り上げたアイディアに触れることができます。大学にとって図書館は特別な場所です。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

2000~2001年の1年間にわたり、経営教育の源流をたどる目的で、ハーバードビジネススクールのベーカー図書館ヒストリルディビジョンにおいて同スクールの教育研究の基礎を築いた2代目Dean(スクール長)のウォレス・ブレット・ダナムについての資料や書簡を探索する機会をいただきました。裸電球が照らす薄暗い地下の書庫では、同スクールで活躍し、経営学の基礎を創ったエルトン・メーヨーやレスリスバーガーが今にも出てきそうな錯覚を何度も味わいました。図書館ってそんな場所なんですね。下の写真はベーカー図書館です。

サービス創造学部で「学問から学ぶ」は、「企業から学ぶ」、「活動から学ぶ」とともに重要な学習の方法です。国内外60万冊以上の著作や最新のデータベースをそろえる大学図書館でたくさんの研究者に出会い、多様な学術的アイディアに触れてください。

22日、プロジェクト報告会、Yellow Partyなど

学部長の吉田優治です。

今年も押し迫ってきました。何かと忙しい年末ですが、サービス創造学部も24日あと一日の講義日を残すのみとなりました。22日(水)の2時間目の「エンターテイメント業界セミナー」は、公式サポーター企業の一つ「ぴあ株式会社」のライブエンターテイメント局でスポーツイベントのチケットを扱っている金木寛之氏(2004年本学卒業)に、同社とチケット販売業界について講義していただきました。本社移転前のお忙しい中にもかかわらず周到な準備をされ、よくわかる講義でした。卒業生がこうした形で大学に戻ってこられ、後輩たちに講義をしてくださる機会をこれからもたくさん作りたいと考えています。受講生たちは10年後の自分を重ね合わせていたようで、講義終了後に自然と起こった拍手は心のこもったものでした。受講生たちも早く立派に成長して後輩たちに講義できるようになってほしいと思いました。

3時間目の1年生必修「ユニバーシティーアワー」では、島田学長が今年学内外で活躍した多くの学生たちを表彰しました。サービス創造学部からは、成績優秀者3名、学長ゼミに参加し今夏ベトナムで開催されたGPACに参加した学生3名、さらにキッズ大学で親子ダンススクールの講師を務めた学生に表彰状が贈られました。これらの学生の学生証は、近日中にゴールド色にアップグレードします。

4時間目には、学生プロジェクトの報告会が開催されました。これは年間の活動報告会であると同時に、来年度の学部オフィシャルプロジェクトを選ぶ審査会です。公式サポーター企業のHIS、テンプスタッフ、千葉テレビ、綜合警備保障(ALSOK)の方々も出席してくださいました。学部オフィシャルプロジェクトである「音楽プロモーションプロジェクト」、「千葉テレビプロジェクト」、「地域活性化プロジェクトin新潟」、「千葉ロッテマリーンズプロジェクト」の各代表が活動報告を行い、来年度も学部オフィシャルプロジェクトとして活動を継続できるよう訴えました。この他にも「スポーツエンターテイメント荒木塾のbjリーグ千葉ジェッツプロジェクト」、「旅行企画プロジェクト」、「ファッション意識向上プロジェクト」、「パーティープロジェクト」が新規に学部オフィシャルプロジェクトとして活動できるようプレゼンテーションしました。学部オフィシャルプロジェクトは、学部予算を使用して活動ができるようになるため学生たちは真剣です。結果報告は1月中旬の予定です。

 

18:00からは本館7階の大ホールでケビン・ミラー特命講師が率いる「パーティープロジェクト」主催の会費制「サービス創造学部Yellow Party」が開催されました。ゲスト、学部学生、教職員とその家族など80名以上が参加しました。Partyの目的は、この1年間を振り返り参加者全員で楽しい時間を過ごそうというもの。学部カラーのビタミン色にデコレーションされた会場ではタコス、ナチョース、ドリンク類が用意され、サルサバンドの演奏、キューバ人ダンサーによるサルサダンス講習会などの企画もあり、サービス創造学部ならではのPartyになりました。居酒屋での忘年会しか思い浮かばない教職員にとっては、学生たちの企画力にただただ脱帽。学生たちが確実に成長していることを実感させられました。とても楽しいPartyでした。毎年恒例のイベントになるでしょう。ホスピタリティーの気持ちで参加者に接し、最後まで残って食器洗いや後片付けをする学生たちの姿は素敵でした。最後の写真は、会場奥のキッチンで食器などを洗っている学生たちです。

  

   

ゼミ旅行 in 雪の札幌・小樽

学部長の吉田優治です。

昨年4月にサービス創造学部がスタートするまで、20年以上にわたり商経学部で経営学を担当してきました。これまで270名以上の学生たちが吉田ゼミに参加して巣立っていきました。今年は、私にとって商経学部で最後のゼミ開講年度です。現在ゼミ学生は、2年次から継続参加の4年生9名、卒業論文に合格すれば来年3月卒業予定です。

今週木曜日から2泊3日でゼミ生たちと一緒に雪の札幌・小樽を旅行してきました。ここ数年、サービス創造学部の立ち上げと学部運営の忙しさで、なかなかゼミ学生たちとゆっくり話をする機会がありませんでしたが、今回の旅行ではゼミ学生一人一人と卒業論文や卒業後の将来について深く話し合うことができました。下の写真は、北海道大学のクラーク博士の銅像前での記念写真です。

9名のゼミ生のうち2名が企業就職内定者(大手旅行会社、大手流通小売会社)、残りの7名は起業(アパレル貿易会社、工業部品専門商社、レストラン、中国でのイタリアンレストランチェーン、国際交流支援会社など)に向けて準備を進めています。みんな将来に不安を抱きながらも、希望にあふれる学生たちばかりです。5年後、10年後の彼らの成長を楽しみにしています。

企業から学ぶ

学部長の吉田優治です。

「学問から学ぶ」、「活動から学ぶ」とともに、「企業から学ぶ」はサービス創造学部が重視する学びの形です。毎週水曜日は、企業のゲストスピーカーによる講義が集中する日です。たとえば18日(水)には以下のゲストスピーカーからビジネス現場での貴重な経験や知恵をお伺いしました。ご多忙のなか教壇に立たれるゲストスピーカーの方々の「学生になんとしても伝えたい」というお気持ちに触れ、しばしば心動かされています。

■「エンターテイメント業界セミナー」、東映(株) 執行役員映画営業部部長・村松秀信氏、■「企業セミナー」、トリンプインターナショナルジャパン(株)、代表取締役副社長 梅澤孝雄氏、■「外食業界セミナー」、タリーズコーヒージャパン(株) 専務取締役 岩古良春氏、■「ユニバーシティーアワー」 千葉ロッテマリーンズ 里崎 智也 捕手、唐川 侑己 投手

下の写真は、タリーズコーヒージャパン(株)の岩古良春専務取締役による熱い講義風景です。

私の学生時代には、学外の方のお話を伺う機会は年に数回あった程度でした。サービス創造学部では、すべての科目において「公式サポーター企業」43社を中心に学外からゲストスピーカーをお迎えできる体制を整えています。こうした企業の方々の知恵や知識、教職員による学術的教育、さらに学部オフィシャルプロジェクトを企画運営することによって、学生は「日本ばかりでなく世界でもサービスを創造する人材」に成長します。大勢の方々によって支えられ、学部生も「サービス創造学部」も成長を続けています。

ゲストスピーカーの皆様、いつもいつも本当にありがとうございます。学生たちは、皆様方のご期待に応え、必ずや成長してくれると私は信じています。

前へ前への商大魂、「三浦英之同窓会長」

学部長の吉田優治です。

昨日(土曜日)、同窓会山形支部総会に出席して「学部近況報告」をさせていただくため、三浦英之同窓会長とご一緒させていただき東京駅7:12発の山形新幹線で山形県新庄に向かいました。

途中、あいにくの強風のため福島から先の山形新幹線が列車運休。万事休すと東京へ引き返そうとしましたが、三浦同窓会長の「山形の同窓生が待っていてくれるから、行けるところまで行こうよ」との言葉に励まされ、仙台まで行って、在来線の仙山線に乗り換え、山形そして新庄をめざすことにしました。(下の写真は、今年3月に千葉県体育功労者の表彰を受けた際の三浦同窓会長です。現在、学校法人千葉学園理事、日本スキー連盟評議員、千葉県体育協会理事も兼任、今年度冬季国体では千葉県選手団総監督)

三浦同窓会長

しかし、仙山線の愛子駅で再び強風のため列車ストップ。それでも三浦同窓会長はあきらめません。駅前のタクシーに直接交渉し、山間部を越えて新庄をめざします。残念ながら11時のスタートには間に合いませんでしたが、12時半には会場のホテルに到着。山形県出身で、前日に米沢の実家に泊まり、お母様の運転する車で先に到着していた、サービス創造学部1年生の八巻さんと合流し、3名で商大の今を同窓生の方々にお伝えさせていただきました。また参加者からは大学や学部、そして八巻さんに大きな応援のエールをいただきました。

何度も引き返す機会があったにもかかわらず、あきらめずに前へ前へ進んでいく三浦同窓会長の姿は、各地の同窓会支部総会でお会いする同窓生の方々からしばしば感じさせていただく商大魂そのもの。三浦会長からは、公式サポーター企業をご紹介していただいたり、学部が担当する同窓生講演の「熱血講義」にご協力いただいたり、昨年秋の日中合作上海コンサートにご同行いただいたり、いつもいつも温かくサービス創造学部を見守り続けていただいています。やっぱり凄い「三浦英之同窓会長」。卒業生8万人の総大将です。これからも学生・教職員一同をよろしくお願いします。