「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。
8月24・25日、私が会長を務める「全国ビジネス系大学教育会議」の第33回全国研究大会が東大阪の近畿大学で開催されました。統一テーマは「ビジネス系大学教育を創る」。2日間にわたり非常に刺激的で学び満載の研究大会になりました。千葉商科大学からも10名を超す教職員の参加がありました。
報告は近畿大学、明治大学、千葉商科大学、琉球大学、立教大学、九州産業大学でした。https://mit.prof.cuc.ac.jp/fsiblog/wp-content/uploads/2016/07/eb35cfbd29a0cfa8e4acf144cf91b7d9.pdf
写真中央は近畿大学を受験者数日本一に引き上げた増田大三副学長です。国際学部の創設、「超近大プロジェクト」(総額500億円)、創立100周年記念事業(総額600億円)などを担当され、近畿大学全体の経営戦略を担われています。今回は「近畿大学の教育イノベーション」について基調講演いただきました。写真左は太田三郎商経学部長。これからも増田先生から大学改革についての多くのご指導を頂きたいと思います。
写真右は明治大学の牛丸元経営学部長。「明治大学のビジネス系教育を創る」と題して基調講演いただきました。我が国私学で最初に経営学部を開設した明治大学の伝統のマネジメント教育。改革への取り組みの難しさについてお話しいただきました。その後、増田副学長、牛丸学部長、中部大学の辻村宏和経営情報学部長、吉田学部長の4名でディスカッション。
特別報告は近畿大学の世耕広報部長。この五年間で「近代マグロ」や「エコ入試」「Kindai Pics」「年間400本のプレスリリース」などを手掛かりに近大の認知度向上、近大ブランディングの推進に大活躍。仕事への熱さとアイディア、実行力が超ド級。近日中に千葉商科大学での講演をお願いして快諾いただきました。いま日本の大学業界で注目の広報部長です。
琉球大学4年生の国仲瞬さん。学生起業2年目で年間5千万円の売り上げ。修学旅行生対象にディスカッション型平和教育実践を行う「株式会社がちゆん」の代表取締役社長兼CEOです。同社には2年先の修学旅行でのプログラム実施スケジュールを確保するために大手観光代理店が殺到しているとのこと。3月琉球大学で出会い、5月に大学のユニバーシティーアワーで900名の受講生に対して講演してもらいました。平和と教育にかかわる人材育成をビジネスとして実現しています。外国からの留学生の受け入れ、この秋にはベトナムでの平和学習プログラムの実施など活動の場を世界にも求めています。今回、33年目のビジネス系大学教育会議で初めての現役学生の報告でした。参加者たちから絶賛でした。学生から教員たちが学びました。
写真は琉球大学の宮里大八准教授。地域連携機構の教員として多様な活動を行っています。今回は琉球大学の人材育成についての報告がありました。宮里准教授は地域連携の仕事が大学の営業部門部隊であると言い切ります。従来考えられていた伝統的なビジネス系教育の枠を超えて教育が行われ始めています。
33年間にわたり大学教育会議で活躍してきた横浜市立大学の齋藤毅憲名誉教授、札幌学院大学の藤永弘名誉教授に2日間の大会を振り返り総括いただきました。変える、変わる。