快挙!銀メダル!!


「サービス創造学部」専任講師の中村聡宏です。

リオデジャネイロ五輪で陸上男子4×100mリレーを、オリンピックスタジアムで観戦する機会に恵まれました。陸上競技は、個と個の力の勝負が見ものですが、国と国とが威信をかけて戦うリレー種目は、その中でも花形。100m、200mに続き3大会連続3冠を目指してウサイン・ボルト選手(ジャマイカ)が出場するスタジアムは、決勝を前にして、異様な熱気に包まれていました。

メダル獲得に挑むチームジャパンは、山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の4選手が出場。山縣選手の好スタートから、完璧なバトンリレーを見せた日本は、37秒60のアジア新記録をマークして、見事銀メダルを獲得しました。大きなミスがなかった米国チームにも先着しての銀メダルは、「世界を驚かせる走り」だったと言っていいでしょう。スタンドで観ていた私も、興奮で鳥肌を立てながら思わず「行け〜っ!」と絶叫していました。

メダリスト会見では、

「ジャマイカに勝てるイメージは、正直なところ沸かない。」

「9秒台を出して、決勝に残れるように、個人の走力をあげること。」

と、現状の課題を口にして、4年後を見据えた4人の若きスプリンターたち。決して簡単な道のりではないとはいえ、まだ20台前半の若者が、今後どんな飛躍を遂げるのか。一番いい色のメダル獲得も夢ではないかも、と期待を抱かせてくれる4人です。

3カ国の選手たちがウイニングランをしている最中、女子5000mの表彰式が行われました。ケニア国歌が流れたその時、各国の選手たちに声をかけるボルト選手の姿がありました。全員で揃って、国旗の掲揚を見つめます。こんな振る舞いが自然にできるのも、国を背負うトップアスリートならでは……と思わされるシーンでした。

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