ぴあ株式会社本社での眠フェス(ねむフェス)の企画報告会:現代の大学生は、結構、眠い?


サービス創造学部専任講師の仁平京子です。

ぴあ株式会社は、経済産業省補助事業の市場調査ユニット(西根英一特命講師、仁平京子専任講師担当)のプロジェクトアドバイザーを務めています。

市場調査ユニットでは、ぴあ株式会社に対して、若者消費者、主に大学生をターゲットにしたフェスや参加者主役型イベントを企画提案する活動を行っています。

集合写真中央の代表学生が来ているTシャツは、若者消費者に絶大な支持を受けているキュウソネコカミ(ことわざの「窮鼠猫をかむ(きゅうそねこをかむ)」が由来のバンド)のもので、報告会の演出の一つとして着用しました。

報告会は、2月23日(不眠の日)に、「眠フェス(ねむフェス)」の企画をテーマに、ぴあ株式会社の渋谷本社で開催されました。報告会には、木本敬巳特命教授をはじめ、4名のアドバイザーが出席をしました。

報告会では、論理的に方法論や目的を深く掘り下げること、アンケート調査や実験によるデータの根拠を取ること、大学時代からビジネスの視点で物事を考えること、新商品や新サービスのプロモーション戦略の方法に関する質問やアドバイスが寄せられました。

これらのアドバイスは、大学教育やビジネス教育、マーケティング教育の本質と重なる部分があると感じました。

今回の報告会では、企画の目的や方向性を確認することにより、心理学の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)への訴求が、眠フェスの企画のコンセプトの一つになることも再確認できました。

学生による報告の演出では、五感の中でも①視覚(照明の明暗調節)、②聴覚(眠くなる音楽と目覚める音楽のBGM)、③味覚(眠くなるお茶として沖縄産クワンソウ茶の試飲)に訴求する演出を行いました。

さらに、学生たちは、「眠」の人文字を使ったパフォーマンスにより、眠フェスのプレイベントの告知用ポスターのデザインも手作りしました。木本特命教授からは、来年度、眠フェスのプレイベントの実証実験を行うようアドバイスがありました。

報告会終了後は、出席者の滝澤先生の提案により、公式サポーター企業のクオルス株式会社の経営するトラットリア イル・パチョッコーネ(東京都港区南青山)でパスタランチを食べました。

ランチを食べながら、今年度の市場調査ユニットの活動の反省会も行いました。パスタランチは、1000円の価格設定で、まさに、「ランチ価格も、サービスの一つ」という感じでした。学生たちも、ランチのコストパフォーマンスの高さに、大変満足した様子でした。