ドレスコード&大賞審査

学部長の吉田優治です。

新学部では、これまで学部開設準備のために数え切れないほどの会議をしてきました。昨日も、8時間におよぶ会議を関係教職員が出席して行いました。新学部では皆さんを迎える準備が着々と進んでいます。

■昨日の会議で、ドレスコード(服装規定)を採用することが決まりました。本来、何を着るのかは個人の自由です。しかし、「サービス創造学部」では30社を超える「公式サポーター企業」の方々から、講義、会社見学、企業留学(インターンシップ)、プロジェクトなどの場面でご指導いただきますので、そうした方々に気持ちよく指導していただける服装も重要です。サービスに関わる人々にとって、相手や状況に合わせて、どのように自分を表現するかを考えることは重要です。現在、どのようなドレスコードを採用するかについて、ファッション業界に詳しい教員を中心に検討をすすめています。ドレスコードは、「サービス創造学部」が採用する戦略的サービス・スタンダードのひとつです。

■また昨日の会議では、「サービス創造大賞:あったらいいな、こんなサービス」の審査を行いました。「サがつくひらめき」のアイディアがたくさん集まりました。2月14日に大学HPで大賞発表、4月3日入学式後に行われる学部開設記念パーティーで島田学長から大賞が授与されます。応募件数は最終的に880件。大賞発表をお楽しみに。

2月3日、節分です!!

はじめまして。新学部設置準備室の木伏です。                                    

2月に入り、皆さんを迎えるための準備が着々と進んでいます。                             さてっ、今日は2月3日節分ですね!                                          ちなみに、節分は「季節を分ける」ことを意味し、                                    2月であれば「立春の前日」を指すそうです。                                     (春が近づいて来たんですねぇ・・・。花粉症だけど、なんだか嬉しい^^)

お昼中、話題になったのが「節分に使用する豆は何か?」という話でした。                      東北・北陸出身者は「落花生」、関東出身者は「大豆」という意見に分かれました。               ちなみに我が家では、落花生を使います。                                             

その後も、豆の行方で話は盛り上がり、                                                「豆は年の数だけ食べる」とか                                                       「枡に残った豆を掴んで、握った数が年の数だと、縁起がいい」                              という高度な文化まで・・・                                                 小さなケンミンショーで、お昼時間はあっという間に終わってしまいました。                                 

夕飯に恵方巻を食べる方も多いと思いますが、                                             私も今晩は、家族の健康と皆さんの素敵なキャンパスライフを願って                                      恵方巻を食べようと思います♪

熱血講座

学部長の吉田優治です。

卒業生が、交替で在校生に、仕事や人生についての「熱き想い」を語りかける「熱血講座」。学長のアイディアと後輩たちを応援したいという卒業生たちの想いがひとつになり科目新設されました。昨年4月、私が科目担当者になり、全学共通科目としてスタート。春学期の履修登録者は54名。先輩たちの「熱き想い」が評判となり、秋学期には3倍の149名が科目履修.

今年度、後輩たちに熱く語りかけてくれた卒業生は、千葉税理士会会長・日本税理士協会副会長、中小企業診断士協会副会長、鉄鋼卸売会社社長、経営コンサルタント、公認会計士、元高校校長・専門学校校長、スクールカウンセラー、公認会計士・元監査法人代表社員・大学院教授、銀行常務、銀行支店長、老舗デパート外商営業マン、ホテル総支配人、社会起業家、ビル不動産会社経営者、社員派遣会社社長、鮮魚卸売会社役員など総勢26名。

会社経営に行き詰った時に御子息から贈られたCDの歌を熱唱してくれたO先輩。後輩に伝えたいことがあると鳥取から飛行機で駆けつけてくれたK先輩。NYでたこ焼き屋をオープンした苦労を語ってくれたS先輩。インドネシアでの留学経験を経て、ボランティアをするには経済力をつけなければならないと考え社会起業したT先輩。商大を愛し、後輩たちを愛する先輩たちばかりです。

昨夕、原田理事長、島田学長、三浦同窓会長も出席され、今年度の熱血講座まとめの懇親会が学内で開かれました。来年度も熱き想いの先輩たちがたくさん「熱血講座」に駆けつけてくれます。熱い、熱い、熱い「熱血講座」になるでしょう。

学生の集い

経済学担当の岡崎哲郎です。

 

このブログですでに紹介されていますが、ユニバーシティー・アワーで学生が表彰されました。その中には私のゼミの4年生5人も含まれています。表彰の理由は「公共選択学生の集い」で高評ゼミとなったことです。

 

この「集い」は、公共選択学会が主催する大学2年生と3年生の研究発表会で、毎年、慶応大学・法政大学・青山学院大学・関西学院大学などで公共選択について学んでいる学生が200人ほど参加しています。その中で彼等は3年生の時に発表した研究が高い評価を受けました。最優秀賞及び優秀賞は逃したのですが、その次にランクされる評価だったわけです。論文作成時は毎日大学で遅くまで勉強し、連日終電で帰宅しました。私のゼミの学生は毎年この研究発表会に参加していて、7年前には3年生が優秀ゼミとして表彰されました。その時の学生も図書館が閉まる時間まで毎日図書館で勉強し、時には学生ラウンジのPCを使って徹夜で論文を書きすすめる生活をしていました。

 

ゼミの方針としての参加ですから、時には義務感から論文を作成するチームをありました。その時には論文の出来も悪く、それ以上に研究発表が他大学の学生から評価されませんし、その後の他大学の学生との討論は辛いものとなっていたと思います。ただ、そうした苦い経験も含めて、学生はゼミ活動を学生生活の一部としてきたと思います。

 

苦い経験も良いではと書きましたが、どうせなら真剣に勉強してほしいしですね。若いときは思考が柔軟で頭の回転が速く、しかも体力がありますから、目標が定まると、学生の集中力は素晴らしいものがあります。実際に真剣に勉強した学生は、日本のトップレベルの大学の学生相手にも対等に討論ができていました。発表会全体を見渡すと我々研究者から見ても感心する研究発表もありますし、この研究会をきっかけに研究者の道に進んでいる人もいます。私のゼミ生でも、これをきっかけに勉強が好きになり、アメリカに留学しその後日本の有名大学の大学院に進学した人もいます。サービス創造学部では、プロジェクトなどが経験できるのですが、勉強に関してもぜひ真剣に取り組んでほしいと思います。その経験は必ず社会に出て自分の自信の根拠となると思います。

CUCニューイアーコンサート2009

会計学担当の坂井です。

土曜日に千葉商大で行われたニューイアーコンサートに行ってきました。これは毎年恒例となっているクラッシック音楽のイベントで、来場者のほとんどは地域の方々でした。私は普段あまりクラッシック音楽を聴く機会はないのですが、力強いオペラの歌声や美しい弦楽四重奏の音色を堪能しました。ジャンルにかかわらず、音楽は人の心を豊かにする重要なサービスであると感じました。

コンサートでもう一つ心に残ったのは、会場の準備やお客さんの案内をするスタッフの方々の姿です。学生スタッフも数多くいました。「イベントの準備や運営は大変な仕事だけど、とても勉強になる」 と語ってくれた学生スタッフの充実感にあふれた表情は、とても印象に残っています。こういった仕事に積極的に参加すればするほど、学ぶ機会が増えていくのは間違いありません。これからサービス創造学部に入学される皆さんも、こうした学ぶ機会を自ら積極的に活用し、様々なものごとに挑戦していってほしいと思います。

学生表彰:活躍した商大生

学部長の吉田優治です。

23日の「ユニバーシティーアワー」において島田学長が、2008年度に学内外で活躍した学生たち約100名を表彰しました。こんなに多くの学生たちが頑張ったんだと表彰式に参加して実感しました。受賞した学生たちはみんな素敵な笑顔。自分のために頑張ったばかりでなく、他人のために頑張った学生がたくさんいたことを誇りに思うとともに、心動かされました。

CUCでは、すでに多くの学生たちが多様な活動を展開しています。4月以降、「サービス創造学部」の新入生たちが、キャンパスの内外でどんな活動をしてくれるのか今から楽しみです。来年は、「サービス創造学部」からもたくさんの受賞者を出したいですね。今回は、以下の活動をした学生たちが表彰されました。

視聴覚障害者のためのノートテイカー&パソコンテイカー、中国四川大地震募金活動、関東大学女子軟式連盟08年秋リーグ首位打者、近隣「クリーン作戦」実行責任者、あしなが育英会ボランティア活動、ボーリング日本代表チームに男子学生2名選出、女子プロボーラー資格取得、公認会計士試験合格、全国大学対抗簿記大会で個人・団体優勝、日商簿記検定1級合格、税理士試験合格、キッズ大学各種スクールの企画運営、2400名の小学生をを集めた「キッズビジネスタウンいちかわ」の企画・運営、学内放送に協力、環境インストラクター、小岩商店街活性化、東京商工会議所まちづくりコンテスト大会、禁煙マナーキャンペーン、体育会各クラブの全国大会出場など

技術に頼りすぎる危険

新任の西村晃です。

私は毎年100回以上飛行機に乗っています。乗る度に気になるのは、離陸してからキャビンアテンダントが「あいにく気流の悪いところを通過しており揺れていますが、飛行の安全性には問題がありません」とアナウンスすることです。いかにもマニュアルどおりのコメントで、毎回「飛行の安全性」を確かめてからアナウンスしているとも思えません。

ある時、私が乗った飛行機が広島空港を離陸してすぐ、皮肉にもこのアナウンスの時点ですでにバードストライクにあっており、すぐに緊急着陸、エンジン破損で結局欠航、一晩夜明かしをするはめになりました。
先日のニューヨーク、マンハッタンのハドソン川に不時着した飛行機事故は奇跡的にも死者を出さずにすみましたが、私にとってとても他人事ではありませんでした。
ニューヨークでは賞賛の声が巻き起こり、最近金融危機で憔悴気味のアメリカ人に勇気と感動を与えるニュースとなりました。
近代文明の粋を集めたジェット機が自然の生き物を吸い込んで、墜落の危機に頻するということに、自然界と共生する難しさを思わざるを得ません。
またどんなにハイテクを装備しても 最後に役立つのは操縦席に座る人の経験に裏打ちされた技術と決断であるということもあらためて感じました。
自然に対する怖れや、人に対する敬愛を忘れ、技術に頼り過ぎる危険を戒めにしなければいけないと思います。

サービス創造大賞

学部長の吉田優治です。

12月31日に応募を締切った「CUCサービス創造大賞(あったらいいな、こんなサービス)」への応募件数は、高校生部門827件、商大・一般部門34件の合計861件にも達しました。関東圏からばかりでなく北海道の稚内・紋別・滝川・函館、秋田、青森、新潟、長野、広島など全国から応募をいただきました。ご応募された皆様、また高校関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

ご応募いただきました「サがつくひらめき」は、「サービス創造」が個人や企業、社会を豊かにする可能性を実感させられるものばかりでした。先端的なサービスを提供し続ける30社を超える「公式サポーター企業」の方々にも審査に加わっていただき、2月中旬に大賞受賞発表の予定です。大賞は、4月3日の入学式後に開催される「学部オープニングパーティ」において授与させていただきます。

2009年度「サービス創造大賞」の企画の検討もスタートしました。今回応募できなかった方も、、次回にぜひご参加ください。

3年絶好調も難しい!

新任の西村晃です。
年末私と長い付き合いのある企業が大手企業に買収されました。実は本業は毎年二桁成長の超優良企業。ニュース速報で知った時、私はエッなんで、と飛び上がりました。
調べてみると金融機関に誘われてデリバティブ商品に投資していたようです。数年前は利益も出ていたのでついつい投資金額を増やしたところで、今回の金融危機に見舞われたようです。
従業員たちは自分たちが一生懸命やっている本業はうまくいっていると感じていましたから、突然会社が買収されたと聞かされて相当ショックだったようです。

景気が悪く本来業務でさえ大変な企業が続出しているところに、調子がよくても財テク失敗のような企業まででるのですから、企業経営にはどんな落とし穴があるか見当もつきません。
過去30年あまり企業取材をしてきて言えることは、10年絶好調を続けられる企業は皆無です。それどころか3年二桁成長を維持することさえ並大抵ではありません。
新学部が掲げる実学の精神は、現場にある生きた教材に目を向けなければ真に社会で役立つ人材はつくれないという事実から出ています。

経済激変のいまこそ新学部の果たす役割も大きいと思います。

学会理事会に出席して

学部長の吉田優治です。

連休をいかがお過ごしでしたか。私は、12日(月)「全国四系列教育会議」の理事会に出席してきました。経営学・商学・会計学・情報科学の大学教育について議論するための会議(学会)です。会議のメンバーは、経営学部や商学部の現職・歴代の学部長・学科長を中心に大学教育に関心のある先生方です。この会議は、今夏、「ビジネス系大学教育会議」に名称を変更する予定です。

理事会で議論になったのは、今後の学生教育にあたり、「理論教育」を重視するのか、他方、「実践教育」を重視するのか、といったものでした。それぞれの先生方の教育観、各大学の教育哲学や現状が披瀝され、たいへん面白い議論になりました。結論は出ませんでしたが、「理論教育の重要性」とともに「多様な産学連携の重要性」・「実践で活躍できる人材の育成をめざす」という点で参加者の多くが共通の理解をしていることが明らかになりました。また、多くの先生方が「感動する」ことの重要性を強調されていたことが印象に残りました。「知る」・「実践する」という前に、「感動する」ことが必要であるという主張です。

こうした他大学の先生方との議論からも学ばせていただきながら、「サービス創造学部」は「進化し続ける学部」として学生・保護者の皆さん、そして社会や産業界からの期待に応える教育活動を展開していきたいと考えています。夏に開催される同会議の年次大会(大会テーマ:社会人基礎力の育成)には、新学部の教職員と一緒に参加できればと考えています。