月別アーカイブ: 2017年2月

ぴあ株式会社本社での眠フェス(ねむフェス)の企画報告会:現代の大学生は、結構、眠い?


サービス創造学部専任講師の仁平京子です。

ぴあ株式会社は、経済産業省補助事業の市場調査ユニット(西根英一特命講師、仁平京子専任講師担当)のプロジェクトアドバイザーを務めています。

市場調査ユニットでは、ぴあ株式会社に対して、若者消費者、主に大学生をターゲットにしたフェスや参加者主役型イベントを企画提案する活動を行っています。

集合写真中央の代表学生が来ているTシャツは、若者消費者に絶大な支持を受けているキュウソネコカミ(ことわざの「窮鼠猫をかむ(きゅうそねこをかむ)」が由来のバンド)のもので、報告会の演出の一つとして着用しました。

報告会は、2月23日(不眠の日)に、「眠フェス(ねむフェス)」の企画をテーマに、ぴあ株式会社の渋谷本社で開催されました。報告会には、木本敬巳特命教授をはじめ、4名のアドバイザーが出席をしました。

報告会では、論理的に方法論や目的を深く掘り下げること、アンケート調査や実験によるデータの根拠を取ること、大学時代からビジネスの視点で物事を考えること、新商品や新サービスのプロモーション戦略の方法に関する質問やアドバイスが寄せられました。

これらのアドバイスは、大学教育やビジネス教育、マーケティング教育の本質と重なる部分があると感じました。

今回の報告会では、企画の目的や方向性を確認することにより、心理学の五感(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)への訴求が、眠フェスの企画のコンセプトの一つになることも再確認できました。

学生による報告の演出では、五感の中でも①視覚(照明の明暗調節)、②聴覚(眠くなる音楽と目覚める音楽のBGM)、③味覚(眠くなるお茶として沖縄産クワンソウ茶の試飲)に訴求する演出を行いました。

さらに、学生たちは、「眠」の人文字を使ったパフォーマンスにより、眠フェスのプレイベントの告知用ポスターのデザインも手作りしました。木本特命教授からは、来年度、眠フェスのプレイベントの実証実験を行うようアドバイスがありました。

報告会終了後は、出席者の滝澤先生の提案により、公式サポーター企業のクオルス株式会社の経営するトラットリア イル・パチョッコーネ(東京都港区南青山)でパスタランチを食べました。

ランチを食べながら、今年度の市場調査ユニットの活動の反省会も行いました。パスタランチは、1000円の価格設定で、まさに、「ランチ価格も、サービスの一つ」という感じでした。学生たちも、ランチのコストパフォーマンスの高さに、大変満足した様子でした。

 

 


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

ソフトバンク社長室での8年間の仕事の後、昨年2月に札幌新陽高校校長に就任した荒井優先生に同校校長室でお会いしました。先月、本学北海道入試顧問の新井田先生(元道立高校校長・本学OB)が同校訪問した際にサービス創造学部を紹介され、荒井校長が本学部に関心をお持ちになり連絡をいただいたことががきっかけです。今井重男教授が同行しました。

荒井校長は、就任1年あまりで学生募集の発想を大胆に変えて、なんと前年比倍の入学希望者を集めました。それと同時に熱い思いを持って高校教育の改革に次々と取り組み続けています。ビジネス世界で習得したビジネス能力とスピード感を学校経営と教育改革に当たり前のこととして、しかも大胆に活かしています。

今回、北の大地で日本の教育を変えてしまうほどのアイディアと勢いのある高校校長に出会いました。学生たちが成長する我が国の、そして世界一のプラットフォームを一緒につくっていこうと約束しました。

北海道から沖縄まで、そして世界と組んで「世界一のサービス創造学部」を必ず実現します。

2月27日(月)に学外プレゼンする「アグリクラブ」の練習プレゼンに立ち会わせていただきました。日本の高校教育のあり方が変わりつつあることを実感しました。

 

 

ロッテマリーンズ、ジェッツ、JEF UNITEDとサービス創造! 「CHIBA SPORTS SUMMIT 2017」開催!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

2月20日(月)、大学の「The University DINING」に公式サポーター企業の「千葉ロッテ」、「千葉ジェッツ」、「JEF UNITED 市原・千葉」、そして「千葉テレビ」の関係者が大集合。スポーツビジネス界で知らない人はいない荒木重雄特命教授には、スポーツビジネスと社会貢献の関わりについてのミニ講演もしていただきました。

千葉ロッテプロジェクト、千葉ジェッツ、JEF UNITEDプロジェクトの来年度幹部学生も参加して、スポーツエンターテインメントのサービス創造について話し合いました。

大学が地域プロスポーツ球団と連携しながら、サービス創造の可能性を探るプラットフォームになる。夢のような話です。こうしたチャンスを、サービス創造学部は逃さず、より大きなサービス創造につなげます。

下の写真中央は、1月に天皇杯優勝の「千葉ジェッツ」島田慎二社長です。

我らが荒木重雄特命教授です。学部創設から8年間、学部運営を影で支えてくれている学部メンターのお一人です。いつもありがとうございます。これからです。

 

 

メディアプロジェクトの学生が沖縄取材へ!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

学部オフィシャルプロジェクトのひとつ「メディアプロジェクト」の学生メンバー3人と西尾教授が羽田空港から沖縄に向けて飛び立ちました。もちろん公式サポーター企業「日本航空」での沖縄入りです。

サービス創造学部の公式サポーターに新たに加わる琉球大学の学生起業「株式会社がちゆん」の平和教育プログラムを取材することが目的です。琉球大学も訪問予定です。琉球大学の学食や生協をぜひ取材してきてください。

この時期、学生も教職員も国内、海外に飛び出しサービス創造の手がかりを探しています。

琉球大学の年商1億円学生起業「がちゆん株式会社」が学部「公式サポーター企業」に!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

琉球大学教育学部の国仲瞬さんが中心となって学生起業した「がちゆん株式会社」 は、このたびサービス創造学部の公式サポーター企業に正式に加わってくれることになりました。現在、両者で手続きを進めています。「がちゆん株式会社」HP : http://gachiyun.wixsite.com/gachiyun-inc

国仲さんには、昨年夏に私が会長を務める全国ビジネス系大学教育会議の第33回研究大会での報告、そして春学期には受講者約1000名を対象に全学共通科目「ユニバーシティアワー」で講演してもらいました。いづれも高い評価でした。

この週末、琉球大学のシンポジウムに参加した際に同社社長の国仲瞬さんに会っていろいろ話をしました。3月同大学を卒業し、同社のビジネスをさらに積極的に推進しようという国仲社長からはやる気がほとばしっていました。沖縄への修学旅行高校生に対して琉球大学キャンパス内でディスカッション型の平和教育を企画実施しています。もうすぐに起業して4年目に突入するとことです。なんと今年(3期目)の売上額は1億円に迫る勢いです。8名の学生が起業した会社の1年間の成績です。すでに大手旅行会社が3年先の同社スケジュールを確保するために殺到しているとのことです。

今後はベトナム・ハノイでの平和教育の実現を計画しています。そして平和教育をコアビジネスとして今後は多様なビジネスを展開しようという姿勢です。本日2月20日(月)には関東学院大学の教員向けFD研修の講師をする予定とか。現役学生が大学教員向けのFD研修講師です。

公式サポーター企業としてサービス創造学部の学生達に大きな刺激を与えて欲しい。学部も同社の応援団になり、一緒に新たなサービス創造をしたいと考えます。新しい大学教育が始まる予感がしています。

サービス創造学部は、サービス創造に果敢に取り組む企業と連携して新しいサービス創造の研究教育に突き進みます。現在、東証一部上場企業2社を含めて6社以上の企業との公式サポーター企業の協議を続けています。

サービス創造領域で世界一のサービス創造人材育成の学部をめざしています。

 

琉球大学でサービス創造人材育成について議論!


「サービス創造学部」学部長の吉田優治です。

2月18日(土)、琉球大学で観光産業科学部主催「Island Tourism 特別セミナー」に滝沢准教授、石川学部事務課長とともに参加しました。

サービス創造学部と琉球大学観光産業科学部は、ともに2年連続で経済産業省「産学連携サービス経営人材育成事業」に採択されました。これまで学生交流を含めた連携を続けてきました。

今回のシンポジウムは、国内をはじめ香港や台湾の大学からのゲストスピーカーからの講演も含め、サービス創造人材育成について議論しました。沖縄の観光戦略だけでなく、我が国の観光サービスを考える手がかりとなりました。多くの大学が多様なサービス創造人材の育成を模索しています。サービス創造学部は、この分野で世界一の学部になることをめざしています。

 

 


サービス創造学部専任講師の仁平京子です。

株式会社資生堂は、経済産業省補助事業の市場調査ユニットのプロジェクトアドバイザーを務めています。

仁平ゼミナール(研究2「消費者行動とマーケティング」)では、秋学期から、資生堂の企業課題に取り組んできました。                                  企業課題の研究テーマは、大学生の若者消費者をターゲットにした資生堂の美容アドバイスアプリ「おしえて!ビュー子」のメイクコンテンツ(4月、5月、6月の3ヶ月分配信)とデジタル・コミュニケーション戦略の企画提案です。

仁平ゼミナール(研究2)では、資生堂から提供された社内データを基に、①既存データ(社内データ)の分析、②アンケート調査の仮説の構築、③新規データの収集・分析による仮説の検証というマーケティング・リサーチの一連の流れを経験しました。

<4月チームの発表>

<5月チームの発表>

<6月チームの発表>

3つのチームが、資生堂のプロジェクトアドバイザーに対して、中間報告会(2016年11月)と最終報告会(2017年1月)で企画提案を行いました。                       4名のプロジェクトアドバイザーからは、消費者のニーズや企業経営の視点、ビジネスとしての実現可能性から、さまざまな質問やアドバイスをいただきました。

これらの経験は、ゼミ生にとって、目標を達成する過程でのモチベーション(やる気)の維持や成長、さらには、最終報告会終了後の達成感や反省点に繋がっていたように思います。

そして、3つのチームが提案したメイクコンテンツ企画が、2017年4月、5月、6月の3ヶ月分、資生堂の美容アドバイスアプリ「おしえて!ビュー子」に配信されることになりました。

昨日は、ゼミ生とモデルのメイク撮影の現場を見学しました。ゼミ生たちは、自らが考えた企画やアイデアが、実際に、現実化される場面を見て、喜びを感じていました。

今日は、関東地方で「春一番」の強い風が吹き、4月下旬並みの暖かさです。

4月からの「おしえて!ビュー子」のメイクコンテンツの配信が、待ち遠しいです。

浅本充 フードサービス・スタートアップセミナー 開催


サービス創造学部教授の西尾です。

2月9日夕方、「浅本充 フードサービス・スタートアップセミナー」がThe University DINING で開催されました。これは今春完成予定のUniversity STORE を舞台にしたアイスクリームショップの事業開発プロジェクト Ice Cream Project に参加する学生に対して、フードサービスで起業することについての基礎的な知識を学んでもらおうと計画されたものです。自由が丘ベイクショップ(東京自由が丘)をはじめ、多くの人気飲食店のプロデュース・コンサルティング経験をもとに、浅本充さん(株式会社ユニテ代表取締役社長)が、学生たちに語り掛けるように講義してくださいました。


アイスクリームショップに限らず、そもそも飲食店を起業することに向いている人向いていない人がいるということが最初に提示されました。計画的にお金を貯めたり使ったりできない人、物事をネガティブに考え不安に支配されるタイプの人は無理しない方が良いとの話に、うつむき苦笑する学生多数。
商圏調査・物件選定・業態決定・店舗設計・各種申請・施工など店舗オープンに向けての流れと、その都度都度で起きがちな問題点・注意点など、実践的な内容に学生たちも集中が途切れません。
浅本さんが最も力説されたことは、世の中に新たな価値を提供しようと思うなら、お客様となる人々に対しても、一緒に働くことになるスタッフに対しても、「この店はこういう店だ」というしっかりとしたコンセプトが必要だということです。そしてそれは「世界一のアイスクリームショップになる」というような達成目標ではなく、「なぜこの店をやるのか」という行動目的となるものでなくてはダメだということ。そして、そのコンセプトを具現化する店名とロゴタイプの必要性を提言されました。


続いてメニュー開発です。家庭で作れるようなものは作ってはダメで、ここでしか食べられないキラーメニューを持つことが必要だとの話に、学生たちもどんなアイスクリームメニューにしようかと夢が膨らんだことでしょう。そんな中で最も重要な話が、原価率についてでした。売り上げの30%以内に抑えることを実現し続けないと、ほぼその店舗は失敗するという話。人件費30%、固定費30%を合わせると利益は10%出れば良いのが飲食店ビジネスの基本形で、1万円の利益を出すためには10万円売り上げる必要があるということです。このセミナーで浅本さんが話してくれたことは、事業計画書を作成する上でどれも欠かせない内容で、学生たちが将来本当に起業しようとする際には、銀行の融資を受ける上で必要になってくることです。資金調達という大きな壁を乗り越える必要が、リアルビジネスにはあるわけです。


大学から無料で提供される空間、店舗設計施工費も大学予算となると、おのずと「飲食店を経営する」というマインドが曖昧になるはずです。今後このプロジェクトが学内にアイスクリームショップを開き、オリジナル商品を開発し販売してゆく中で、この日のセミナーで覚えたことはとても重要な内容でした。このセミナーは3月中旬に続編として、「起業後どうしたら継続できるのか」について話していただくこととなっています。今から楽しみです。