カルロス・クライバー

経済学担当の岡崎です。

 

昨日NHKでカルロス・クライバー指揮ベートーヴェン交響曲7番の昔の映像を流していました。先週もBSのオペラ特集の中で、クライバー指揮・ウィーン国立歌劇場『ばらの騎士』を放送していましたから、この1週間ほどで、クライバーの映像を2度楽しめたことになります。

 

クライバーは多くの人に愛された指揮者で、私も彼のCDや映像をかつてほとんど所有していました。特に『ばらの騎士』に関しては、10年以上前に東京文化会館で、クライバー指揮ウィーン国立歌劇場の公演を聴いていますから、その当時の記憶がまざまざと蘇ってきました。会場に入った時からワクワクし(これがオペラを劇場で聴く醍醐味だと個人的に思っていますし、だからこそ劇場の雰囲気を問いたくなってしまいます)、音が流れてきた瞬間のその響きに感動し(これが生で聴く醍醐味で、だからこそホールの音響は重要だと思っています)、そのあとの時間が本当に楽しめました。ただその時、隣の女性3人が会話を始めてしまい、「静かにしてください」と注意をする羽目になりましたが。サービス創造学部は公式サポーター企業の方々との接触が頻繁にありますから、皆さんにはマナーの重要さをぜひ認識してほしいと思います。

 

その時のウィーン国立歌劇場の来日公演では、アバド指揮『ボリス・ゴドノフ』も聴きにいき、そちらも見事でした。ただ終わり近くの鐘の音だけは録音されたものをスピーカーから流して、しかもその音の響きが機械的で残念だったと記憶しています。でも、『ボリス・ゴドノフ』はアバドが得意としていましたし、滅多には見られないオペラですし、加えて大好きな映画監督タルコフスキーの演出を使っていまいたし、宝物のような記憶となっています。

 

このブログの「残り少ない高校生活」の中でも紹介されていますが、24日にCUCでコンサートがあります。私は別件の予定が入っていて参加できないのですが、皆さんはぜひ足を運んでください。本物の歌手の歌を生で聴くというのは素晴らしい経験ですよ。

公式サポーター企業との打合せに思う

 

産業企業リエゾン担当教員の井上義次です。

 

みなさんも期待されているように、サービス創造学部の授業の幾つかは、公式サポーター企業の方々と教員、学生が一体となっておこないます。

 

公式サポーター企業は観光、スポーツ、ファッション、健康、流通、飲食、育児、介護、経営サポートなど、あらゆるサービス分野を網羅し、現在30数社の企業に参加いただき、いろいろな形でのご協力・ご支援をいただくことになっています。

 

さて、4月からの授業スタートを目前に控え、連日、公式サポーター企業の方々と打合せをしています。

 

講師の派遣、企業の見学、インターンシップ(企業留学)、プロジェクト実習など様々な場面を想定しながらの打合せですが、公式サポーター企業の皆さんから、前向きな提案やアドバイスを多くいただいています。そこには、一体となって、サービス創造学部を創っていこうとの思いが強く感じられるとともに、その熱意にはこちらが圧倒されます。

 

本当にうれしい限りです。

 

打合せをしながら、サービス創造学部で学ぶ学生の恵まれた環境とこの環境をさらに生かすような努力を怠らないこと、また公式サポーター企業の方々の熱意に対して、少しでもその気持ちを裏切らないようにしなければと強く思います。

残り少ない高校生活

入学予定者の皆さんへ。 学部長の吉田優治です。

卒業まで残り少ない高校生活ですが、友達や先生方と一緒に有意義で楽しい時間を過してください。また小説を読んだり、映画を見たり、美術館めぐり、スポーツ観戦、街探検、小旅行なんてのもいいですね。

しかし、この時期、開放感から気が緩みがちです。「サービス創造学部」に入学する者として、法律に違反したり、社会常識を逸脱する言動は慎んでくださいね。また最近では、各種掲示板、MixiなどのSNSでコミュニケーションすることが日常化しています。それらは不特定多数の人たちが閲覧可能ですので、書き込みにあたっては社会に向けた情報発信であることを忘れないでください。

1月24日(土曜日)15:30より、702教室で「CUC New Year Concert」が開催されます。出演は、バリトン歌手のローランド・イム氏です。「サービス創造学部」に学ぶ皆さんには、様々な経験をしていただきたいと思います。クラシック音楽を生で聴いたことはありますか? どうぞこの機会に声楽を楽しんでください。どなたでも参加できます。保護者の方も一般の方も大歓迎です。入場料無料、申し込みはエクステンションオフィス(代表電話:047-372-4111)まで。定員500名ですが、すでに480名を超える参加申し込みがあります。残席わずかですので早めのお申し込みを。

「 わずか15か月前」

新任の西村晃です。

 

 

200710月。私は山手線に乗ってケータイでニュースチェックをしていました。「バイオをやらせてくれないなら行かないって言ってやったんだ」品川から乗ってきた若い二人の男の会話が耳に入ってきました。バイオと聞いて一瞬私はバイオテクノロジーのことかと思いました。私が目を上げると、会話の主は一見してリクルートスタイルと分かる大学生でした。しばらく話を聞いていて、バイオとはSONYのパソコンのことだと分かってきました。会話の内容から推測するに、SONYに会社訪問に行って是非来て欲しいと言われたけれど、パソコンの仕事に就かせると会社が確約してくれなければ行ってやらないと、言い放ってきたようです。

 

これは今から15か月前の話です。ずいぶん強気だったんですね。当時さえ、なにも社会を知らない学生が身の程知らずで、いい気なもんだと、私はあまりいい気はしませんでした。いま就職を巡る状況は激変しています。重要なことは、あの頃の「就職売り手市場」の時の学生がとびきり優秀であったわけでもなく、また氷河期と言われる時期なかなか就職が決まらない学生が優秀でないということでもないということです。たまたま巡り会わせで就職活動の時期の景気が、人生の旅立ちの明暗を分けてしまうのはため息がでるばかりです。

 

就職狭き門で、悩む学生の皆さんに敢えて言っておきたいことがあります。売り手市場の時入った人は、概して企業の中では評判が悪いものです。なまじ自分には実力があると勘違いをしているから、謙虚に社会勉強をしなければならない新人時代に真面目に取り組もうとしないのです。あるいは社会人になってすぐ、こんなはずではなかった、もっといい会社に俺は入れたはずだ、などと思い込み、安直に転職しようとして失敗したりします。

 

人生は長い。就職活動の結果で一喜一憂することなかれ。それよりも、まだ浅い人生経験しかない学生ゆえに、現在輝いて見える会社が将来も輝いているに違いないと錯覚することのほうが心配です。企業の寿命は30年と一般に言われますが、サラリーマン人生は40年近くあることを肝に銘じておくべきです。

 

社会のなかにおける企業の存在を客観的に把握する能力を身につけるのも、新しい学部、サービス創造学部で学ぶ意味だと思います。

がんばりましょう。

 

サービス談議

新年明けましておめでとうございます。会計学担当の坂井です。

皆さんは冬休みをどのように過ごしていますか。年末年始のシーズンは、暮の年賀状書きに始まり、大掃除やお正月の準備をしたり、初詣や墓参り、親戚の集まりに家族で出かけたり、さらには忘年会や新年会などの行事が目白押しで、あっという間に過ぎてしまいますね。

私は三が日の最後の晩に、近所の友人宅での新年会に参加してきました。そこで参加した友人たちにサービス創造学部の紹介をすると、思いがけず、サービスとは何かについての白熱した議論が始まりました。深夜まで花を咲かせたサービス談議の内容については、アルコールが入っていたせいもあり、残念ながら詳しく覚えていませんが、「サービスとは気配り」「不安を感じている人に安心を与えるサービス」「人の考えや気持ちを他人に伝えてあげるサービス」など、様々な意見が飛び交っていました。こんなにも議論が盛んだったのは、きっと「サービス」が各自の生活や仕事に密接に関係しているからではないでしょうか。また、世の中で必要とされているのにいまだ十分に提供されていないサービスが、まだまだたくさんあるということの証でもあるように感じています。

昨年来、サブプライム問題を発端とする金融危機のあおりで、わが国も不況に突入したと言われていますが、こういう変化の激しい時期こそ新たなサービスを提供していくチャンスがあると思います。これからサービス創造学部に入学される皆さんは、ぜひとも大いに希望を持ってサービスについて学んでいきましょう。

Happy New Year 2009

あけましておめでとうございます。

いよいよ今春4月、「サービス創造学部」がスタートします。これも30社を超える「公式サポーター企業」の皆様、高校関係者の皆様、そして多くの学内外の方々のご指導・ご支援のおかげと感謝しています。新学部の教職員一同、昨年に引き続き打って一丸となり「サービス創造学部」を充実した研究・教育の場にするために努力する所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

新学部への入学される高校生の皆様。私たち新学部教職員は、皆さんの入学を心からお待ちしています。新しい学習・教育モデルを皆さんと一緒に構築したいと考えています。

昨年10月からスタートした「サービス創造大賞(あったらいいな、こんなサービス)」は、関東圏はもとより、北海道の稚内、紋別、滝川、東北の秋田、青森、山形、そして静岡、長野、新潟、広島など全国各地からのたくさんの「サがつくひらめき」をご応募いただきありがとうございました。応募は大晦日に無事終了いたしました。これから「公式サポーター企業」にもご参加いただき審査を開始します。大賞発表まで楽しみにお待ちください。

皆様、今年もよろしくご指導・ご支援のほどお願い申し上げます。

「日本のサービスを変えたい」「世界のサービスを創造したい」

2009年元旦 千葉商科大学「サービス創造学部」教職員一同

大晦日

経営学担当の池田です。

今日は大晦日。平成20年も今日でおしまいです。今年はどんな一年でしたでしょうか。

地元エリアの名刹を散策してきました。
ここは門前そばも名高いため、今日は年越そばで
各店とも混雑していました。門前の窯では、干支をあしらった土鈴が売られていました。 

年末年始は、日本の伝統文化のみならず、身近な地域の
文化にも触れる時間でもあります。
いつものお正月のいつもの行事も改めて観察してみると、
発見があるかもしれません。
お雑煮に入れるお餅の形や汁の仕立て、
具材が地域ごとに違っているということは有名です。
伝統的なものなのに、他の地域の人には新鮮に感じるものがありそうです。
日本も、結構広いです。
伝統行事を手がかりに新しいサービスが創造できれば面白いですね。
例えば関西発祥の節分の恵方巻が、
このごろ東京などにも進出して来ているのは参考になります。

それでは来る年が皆様にとって幸多い年でありますように。

もちつき

先日,鏡餅を作るために家族でもちつきをしてきました.実は生まれてはじめてのもちつきだったので,腰に負担がかかるのではちょっと心配していたのですが,これからは毎年もちつきしたくなりました.蒸かした餅米からたちのぼるよい香りは格別ですね.できあがったおもちをすぐにでも食べたかったところですが,ぐっと我慢してつくった鏡餅を居間に飾っています.来年もみなさんにとってよい年になりますように.

弱まる流行の支配力

学部長の吉田優治です。

本日(29日)の日本経済新聞「経済教室(16面)」は、IFI(財団法人ファッション産業人材育成機構)ビジネススクール学長の尾原蓉子さん執筆の「40年迎えた日本のファッション産業:価値創造の主役は個人へ、弱まる流行の支配力」です。(ちなみに産業企業リエゾン担当教授へ就任予定の井上義次氏は、尾原学長を支えて8年間にわたり同ビジネススクールの運営責任者であり、わが国のファッション・アパレル業界との人脈は驚くほどです。)

尾原氏によれば、ファッションビジネスにおける価値創造プレーヤーは、製造業(60年代)、アパレル流通業(70年代)、デザイナー&ブランド企業(80年代)、垂直型小売業(90年代)、生活者(2000年代)へと変遷してきました。「流行の支配力が落ちてくる今、企業には、ファッションが生み出すワクワク・ドキドキの価値を、生活者の視点で構築し直し、提供することが求められよう」と主張しています。もはや企業が市場の主役ではないとの理解です。

ファッションビジネスと同様に音楽業界も、音楽ダウンロードの影響もあり、TV番組やレコード会社が市場に一方的に押し付けるミュージシャンや楽曲が売れる時代ではなくなりつつあり、企業には新たな対応が求められています。

すべての産業や企業にとって、こうした新たな状況をすばやく把握し、どのようなサービス創造を行うかが今後求められる戦略的課題です。JR東日本、日本航空、帝国ホテル、JTB、HISなど30社を超える公式サポーター企業と連携しながら、「サービス創造学部」は、こうした課題にチャレンジし続ける人材を育成します。

「サービス創造大賞」の募集締め切りは、12月31日です。あと2日と7時間。知恵を絞って「あったらいいな、こんなサービス」を考え、ご応募ください。

クリスマス

サービス創造学部 情報科目担当の鎌田です。 

クリスマスシーズンはあちらこちらで綺麗なイルミネーションが輝いていて、とても素敵な気持ちにさせてくれます。

スーパーに足を運ぶと、クリスマス向けに飾りつけられたケーキや惣菜、スパークリングワインなどが並んでおり、誘惑に負けてたくさん買ってしまいました。

写真は我が家のクリスマスディナーです。

私は料理がほとんどできないため、遠くから応援したり、料理を机に並べたりしていました。(私にとっては)何に使うのか良く分からない材料が、あっという間にごちそうに変身する様子は、まるで魔法を見ているようでした。

いつまでも料理ができないとは言っていられないので、料理ができる男を目指して頑張ろうと思います。