投稿者「西村 晃」のアーカイブ

歴史が刻まれた場所


西村晃です

ここは太平洋戦争直後、GHQ総指令長官、マッカーサーが執務した机です。
CUC丸の内キャンパスに隣り合う第一生命本社ビルは当時GHQ指令部が置かれていましたが、現在もマッカーサー執務室と応接室は保存されており第一生命の特別ゲストに公開されています。
先日仕事のおり見学してきました。

朝は中国茶の香りから


西村晃です。
「春巻にしようか、それともショーロンポーにしようかなあ」。
ここは上海の飲茶レストランではありません。
日本の大学で中国語の授業中にメニューが出てきて学生が料理を選べるところなんて他にあるでしょうか?
次回の授業で出してくれる飲茶を選んでいるのは、サービス創造学部のモーニング講座「上海Chinese Cafe」の受講生たち。
注文を聞いているのはこのCafeの美人主人、施敏さん、彼女が私たちを中国語ワールドへとエスコートもしてくれるのです。

                  

毎週火曜日8時30分から始まるこのモーニング講座は1号館の3階、朝日をいっぱいに浴びるグラスルームが会場。癒しのBGMを聞きながら開店しますから本当にレストランで学んでいる気分なんです。
Cafeは施敏さんと呉仲華さんのおしどり経営。サービス創造学部にふさわしく学生の顧客満足を満たしてくれる至れり尽くせりの指導で、初心者でも安心です。言葉だけでなく中国の生活や習慣などにも触れることができます。

人気店、繁盛まちがいなし。
プレオープンで評判は上々。グランドオープンは5月19日と迫っています。
さあ急ぎましょう。

招き猫でまちおこし


西村晃です。

常滑という愛知県の地名、なんと読むか分かりますか?
そうです、とこなめです。焼き物の産地で常滑焼きで知られていますね。
伊勢湾の東側、セントレア中部国際空港のあるところです。
焼き物の基礎技術がここを発祥とする衛生陶器メーカーINAXを生みました。
いま常滑は「招き猫でまちおこし作戦」を展開しています。

この街のシンボル土管を並べた焼き物の町並みを歩いて行くと、常滑焼きの招き猫があちこちにいます。そしてついに昨年招き猫神社までできてしまいました。それから街道の小高い丘の上に作られた巨大な猫は一キロほど離れた駅のホームに立つ人が気がつく高さで、街を睥睨しています。


戦後から現在に至るまで永年親しみ愛されてきた二頭身にデフォルメされたかわいらしい三毛猫の常滑系招き猫をモチーフに、手作り常滑焼の招き猫、Tシャツ、手ぬぐい、携帯ストラップ、シール、食品など常滑の土産物商品群として市内各所で販売されるようになっています。
道路際には作家たちの奇抜な常滑焼きの招き猫作品がズラリとならび、みちゆく人を驚かせています。

招き猫の手招きで観光客を呼び込もうと街では意気込んでいます。
地域起こしは常滑焼きのように地元の特産品をどうからめてゆくかがポイントです。
新学部のプロジェクト実践にはこんな地域起こしのアイデアも含まれています。

空に雲はないが、横浜にクモあり?


 

西村晃です

横浜開国150年を記念した博覧会「開国博Y150」が始まりました。
写真は、機械仕掛けの巨大生物オブジェを使ったパフォーマンスでヨーロッパで人気のラ・マシンの巨大オブジェ「クモ」。

高さ12メートル、重さ37トン。
ショータイムには動きながら水を放ち観客を驚かせています。
会場は大きくベイサイドエリア、ヒルサイドエリアに分かれ、現在はベイサイドのみオープン。会期後半の夏休みにはヒルサイドもオープンします。
横浜の歴史を分かりやすく紹介したり未来の地球を考えるハイビジョンなどの映像展示、黒船体験そして横浜グルメを味わえるコーナーなどがありますが、博覧会は多種多様な観客が来るだけに全ての人を満足させるのはかなり難しい課題です。
プロジェクトを考えるサービス創造学部の教員として、こうしたイベントはこれまで全国ほとんど見に行っていますが、成功と言えるものはそんなに多くはありません。

このイベントは今年関東で開かれる最大級のものです。

興味ある方は是非見に行って感想をお聞かせください。

キャンプで生まれた仲間の絆


西村 晃です。

サービス創造学部では、新入生全員を対象にした山中湖キャンプを行いました。
サービス創造学部の公式サポーター企業の一つである「リゾートトラスト㈱」が運営する高級リゾートホテル「エクシブ山中湖」に学生全員が実際に宿泊して企業から説明を受けたり、ホテルにおけるサービスの現場を学ぼうというのが今回のキャンプの最大の目的でした。
今回の宿泊研修は高級リゾートホテルで行われるため全員ドレスコードA、すなわちスーツ、ネクタイ着用で臨みました。
研修は4月13日、14日の2日間。
1日目夜に仲間作りの目的で行われたチームビルディングでは、8人前後の編成で作られたおよそ30チームが、グループ取材した内容をもとに「エクシブ山中湖」の宣伝ポスターを作るという課題に取り組みました。
名前も知らなかった仲間が夕方からの打ち合わせ、そして1時間の作成時間を経て固いきづなで結ばれてゆく様子が確認できました。できばえも各グループで工夫が感じられ、駅などに掲示しても一般の方にこのホテルを分かっていただける内容が多かったと思います。
研修の最後には島田学長と学生が語り合うミーティングが行われました。
学生たちは最初は遠慮しがちでしたが、次第に慣れて活発な質疑が行われました。
帰路立ち寄ったアウトレットでも楽しいひとときを過ごせ、新学部のメンバーにとって何よりの仲間作りの場になりました。

モーニングカフェ 開業中!


西村晃です。
山中湖キャンプの翌日にもかかわらず、朝8時半からの「Kevin’s Aloha Cafe」(水曜日(8:30~10:00)は大盛況。巧みなケビン先生のリードがあれば、英語が苦手なんて気になりません。みんなおいしいコナコーヒーとドーナツに満足。
来週開講の「上海Chinese Cafe」(火曜日8:30~10:00)も中国の味を楽しめるとか。最初が肝心、4月からスタートしようよ、楽しい雰囲気を共有しましょう。

新番組のウラで・・・


西村晃です。
長年テレビ局に勤務してきました。
視聴者が関心を寄せる春の番組改編時期は、内部においては誰が重用されるか、あるいははずされるかという人事異動の匂いを嗅ぎ取る時期でした。
お茶の間の番組評価とは関係なく、シビアなサラリーマンの競争が裏では行われています。
権謀術策渦巻く社会がどの業界にもあります。とくに市場縮小というかつてない事態に勝ち残るための競争はこれまで以上に激しくなるでしょう。
だからこそ若い時代にしっかりと哲学を身につけておかなければならないと思います。
テレビ局勤務時代、皮肉にも私はテレビを楽しむことなんてまったくなかったと思います。
多くの人にとって娯楽のテレビも、それが仕事となればとても楽しむことはできません。
番組の裏にある思惑と打算がわかるだけに興ざめなのです。

テレビ、新聞、出版、広告あらゆるメディアと付き合ってきました。
こうした業界に関心のある方、質問のある方、なんなりとお受けします。

ケータイは進化?


西村晃です。
ケータイの機種変更をしました。この15年あまり、年に一度の面倒な「行事」です。
私は電話としてだけでなく、原稿執筆や仕事上の情報収集、連絡からおサイフケータイまでさまざな利用をしており、「ケータイ仕事術」という本も出版しました。
使用頻度が多いから傷みもひどく、一年に一度のペースで買い替えなければなりません。
疑問に思うのは、私ほどのヘビーユーザーでさえ一年に一度も使わない機能がたくさんあるということです。
メーカーの開発担当者は、顧客ニーズがあるかないかではなく、研究所のメーカー社内における存在証明のために毎年新しい機能をつけ、新商品と称して売り出しているのではないかと私には思えてなりません。
サラリーマン研究員としては、上司にさぼっていないことを証明することこそ重要な処世術。機能が複雑化する一方で、もっと単純なケータイが欲しいと思っている消費者心理なんて考える気もないようです。

結果として、日本のケータイは高機能ではあるけれど海外では競争力のない商品と位置付けられ、ガラパゴス化の典型的な商品になってしまいました。(ガラパゴス化という言葉が分からない人は是非グーグルなどで調べてみてください)

顧客目線の大切さは、サービス業だけでなく製造業でも同じことです。

期待感じる! ビシビシ!!


 

新任の西村晃です。
ラーニングパス面接でクラスの皆さんと面接しました。
千葉商科大学に入ったというよりサービス創造学部に入ったことを、ことのほか喜んでいるという人が多いと感じました。
あえて新設学部をめざしたわけですからどんなことを学び、どんな活動をするのか彼らなりに相当研究したんだな、ということが言葉の端々に感じられました。
これは素晴らしいことです。

自分の意志で進路を選択し前向きに取り組もうという意欲を持ち続けて欲しいと思います。

技術に頼りすぎる危険


新任の西村晃です。

私は毎年100回以上飛行機に乗っています。乗る度に気になるのは、離陸してからキャビンアテンダントが「あいにく気流の悪いところを通過しており揺れていますが、飛行の安全性には問題がありません」とアナウンスすることです。いかにもマニュアルどおりのコメントで、毎回「飛行の安全性」を確かめてからアナウンスしているとも思えません。

ある時、私が乗った飛行機が広島空港を離陸してすぐ、皮肉にもこのアナウンスの時点ですでにバードストライクにあっており、すぐに緊急着陸、エンジン破損で結局欠航、一晩夜明かしをするはめになりました。
先日のニューヨーク、マンハッタンのハドソン川に不時着した飛行機事故は奇跡的にも死者を出さずにすみましたが、私にとってとても他人事ではありませんでした。
ニューヨークでは賞賛の声が巻き起こり、最近金融危機で憔悴気味のアメリカ人に勇気と感動を与えるニュースとなりました。
近代文明の粋を集めたジェット機が自然の生き物を吸い込んで、墜落の危機に頻するということに、自然界と共生する難しさを思わざるを得ません。
またどんなにハイテクを装備しても 最後に役立つのは操縦席に座る人の経験に裏打ちされた技術と決断であるということもあらためて感じました。
自然に対する怖れや、人に対する敬愛を忘れ、技術に頼り過ぎる危険を戒めにしなければいけないと思います。